弓削道鏡 上

黒岩重吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163133003
ISBN 10 : 4163133003
フォーマット
出版社
発行年月
1992年07月
日本
追加情報
:
402p;20X14

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読書メーターレビュー

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  • 浦 さん

    性欲を持て余した物部弓削の少年が、その性欲ゆえのトラブルから法師になり、たった一度、十代の孝謙天皇の笑顔に出会ったことで運命がガラリと変わる。性欲を抑え、十年に及ぶ山業に耐え、女帝のことだけを想い宮中を目指す。しかしその数十年の間に、女帝の心体を弄びその権力を利用してのし上がった藤原仲麻呂が天下をとっていた。「斃してやる。み仏に代わって。」政治と軍事すべてを握る男相手に、道鏡は戦いを決意する。女の人にはあまり理解されないであろう、男の純愛物語。男の恋なんて逆恨みと同じ、思い込み。ただ人生を賭けちゃうだけ。

  • matsu0310 さん

    ☆☆☆

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人物・団体紹介

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黒岩重吾

1924(大正13)年、大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。在学中に学徒動員で満州に出征、ソ満国境で敗戦を迎える。復員後、証券会社などに勤務しながら、「近代説話」の同人として小説を執筆。60年『背徳のメス』で直木賞、80年『天の川の太陽』で吉川英治文学賞を受賞する。91年紫綬褒章受章、92年菊池寛賞

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