リブラ時の秤 下

ドン・デリーロ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163125800
ISBN 10 : 4163125809
フォーマット
出版社
発行年月
1991年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
314p;20X14

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    オズワルドに関する書籍はノンフィクションでは何冊か既読だが、史実を混じえて新たに築き上げたストーリーの重なり具合に感服した。焦点にあたる光を乱反射させているようで、不思議な読み応え。しかし、オズワルドやケネディ暗殺についての知識が少なければ、なかなか入っていけない小説だとも思う。そして、書かれたのが30年前だということに時代を感じる。今はケネディ暗殺の真相より、作家達は9.11について目を向けるだろうから、これは貴重。エレガントでない女性との付き合いを楽しみ、自らの安全の基盤を崩すなんてのは普遍なのかも。

  • ヘラジカ さん

    やはりデリーロ作品の巨大さには、見上げて目が眩むような感覚を覚える。これまでありとある芸術・娯楽作品で取り上げられてきた題材が、ドン・デリーロの手にかかるとこうも多層的かつ重厚で立体感あるものになるのか。ただ単に途方もなく大きいというだけでなく、人物描写による質量も備えているというのが凄まじい。この本に関しては解説が自分の感想をすべて表現してくれていると感じた。薬物事故、ホームラン、9.11、そしてこのケネディ暗殺。歴史的イベントをここまで大迫力に描ける作家は他にいないのでは。

  • 康芳英 さん

    この本を読んでいるとリー・ハーヴェイ・オズワルドという男がとてつもなく愛おしく思えてしまう。オズワルドという男は夢想家であり、自分に都合良く未来を夢見て、それに向けて本人なりの努力もするのだけれど、そんな努力は現実の前にはほぼ無意味であり、それでも夢想し続け漂流し続けた結果ケネディ暗殺計画に絡め取られケネディ大統領暗殺犯として死んでいった。その滑稽なまでに悲しいオズワルドの人生の顛末が二十世紀最大のミステリーを私たちと同じ人間が織りなす愛おしい物語へと変えている。

  • 勉誠出版営業部 さん

    ドン・デリーロの『リブラ 時の秤(下)』を読了。下巻に入って、さらに混沌さが増してきたという印象。結末は史実のとおりですが、やはり謎が残る…。

  • Ted Win さん

    どこまでいってもズブズブな沼っていう感じ。真実どころか事実すらわからない中で、多数の関係者視点がコラージュされていくこの物語は、より一層その酩酊感を濃くしたような感じ。本筋とは関係ないけど、翻訳と相性が悪くて読みづらかった〜

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ドン・デリーロ

1936年、ニューヨークに生まれる。アメリカ合衆国を代表する小説家、劇作家の一人。1971年、『アメリカーナ』で小説家デビュー

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