大地の子 下巻

山崎豊子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163122908
ISBN 10 : 4163122907
フォーマット
出版社
発行年月
1991年04月
日本
追加情報
:
20cm,501p

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読書メーターレビュー

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  • ミーコ さん

    下巻は一気読み・・・ 涙なくしては読めませんでした。戦争とは何と残酷なものであろうかー。と書かれてますが 本当にそうだと思います。生き別れになった妹をやっと見付けられたのに… あつ子の人生とは何だったのか‼と思うと涙が滲みます。 フォン長幸の憎たらしい事! 実の父親と分かっても、立場上やりあわなくてはならない陸一心を見てると胸が詰まる思いでした。養父母を取るのか、実父を取るのか・・・ 「私は大地の子です」の言葉に又 涙が溢れました。感想は上手く書けませんが、多くの人に読んで欲しい作品だと思います。

  • 抹茶モナカ さん

    中国残留孤児の陸一心は妹あつ子、肉親の松本耕次との再会を果たすが、その日本人という出自から、中国人としての生活が再び危ぶまれる。中国と日本の製鉄工場の建設に絡む駆け引きも描かれ、少しくどくて、「ちょっと、読むの飽きて来たかな。」という感じも時々感じたものの、なんとか読了。最後の陸一心の言葉が心に響く。

  • 柔 さん

    「私は大地の子ですから」共産党員として認められ中国人として生きることを決心した一心だが、妹あつ子の葬儀で松本と親子である事を知る。出世争いの中で濡れ衣を着せられ内モンゴルへ左遷を受けた一心に対して、徳志の「お前、いっそのこと日本へ…」と薦める。40年間育ててきた親としての無償の愛を感じた。「戦争孤児」祖国には見放され、残された国でも酷い扱いを受ける。これは事実としてあったことなのだ。一心は稀であり、あつ子の様な方々が多いのではないだろうか。その方々や遺族のことを考えると本当に無念であり、胸が苦しい。

  • さんつきくん さん

    一心は国家プロジェクトに携わっていたが、最新鋭の製鉄所も政争のもつれで長引いてしまう。一方日本では中国残留孤児の問題が表面化。松本も子探しに奔走するが。長年、離ればなれとなっていた妹・あつ子との再会。しかし、あつ子が生きた人生はとても惨いものだった。そして、一心と松本が親子である事実が判明する時期が来た。日中の国家プロジェクトの双方を代表する人物だけに複雑な思いもあったが、日本で松本の家を一心が訪れる描写は印象に残った。中国残留孤児の描写よりも製鉄所での描写の方にページが割かれているのが特徴だった。

  • Mzo さん

    山崎豊子の作品は重厚なのに読みやすいですね。特にこの下巻はそうでした。人生はさまざまなものに振り回される。その中で、一心とその二人の父、そして家族たちに幸あれ、と思わずにはいられない。

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人物・団体紹介

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山崎豊子

大正13(1924)年、大阪市生まれ。昭和33(1958)年、『花のれん』で直木賞受賞。平成3(1991)年菊池寛賞、21(2009)『運命の人』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。25(2013)年、逝去

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