落日の王子・蘇我入鹿

黒岩重吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163069302
ISBN 10 : 4163069305
フォーマット
出版社
発行年月
1982年05月
日本
追加情報
:
438p;20

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

     黒岩重吾が描く 古代史。  蘇我入鹿を主人公に、それに立ち向かう 中臣鎌足などを描く。  韓国ドラマでは、高句麗を中心に 百済・新羅の英雄たちを 描く物語は多いが、 日本の同時代は 本当に少ない。  中大兄皇子の母 皇極天皇と入鹿の恋など、 古代史ロマンにふさわしく、新解釈の展開は 奇妙に楽しい。  一瞬の煌きを放って、歴史から 消えていった 入鹿・・日本の歴史授業では、悪役だった入鹿を 主人公に据えた挑戦作である。 

  • Mana さん

    この時代の国内事情が国内で閉じてなくて半島情勢や中国の情勢に左右されていたということがよく分かる。入鹿が大王家の乗っ取りを企むのも、天皇独裁国家への時代の流れが避けられない中で、今までの大豪族の存続が不可能と見切った中での行動で単なる野心家としだけではない人物像に魅力も感じられる。皇極天皇の人物像は推古天皇とたいして変わらないのがちょっと残念。

  • tnyak さん

    黒岩重吾さんによる古代史。権力闘争は熾烈なものだった。

  • ひろ さん

    三代に渡って倭の国を実質支配してきた蘇我氏を綿密な計画により排除するに至った鎌足の策略。良い国にするための大事な一歩だった。大化元年。ここから日本の新たな歴史が始まった。

  • ツカモトカネユキ さん

    1982年発行。タイトル通り、蘇我入鹿を主人公にした長編小説。歴史物なので結末は分かっていますが、そこへ至る道程をドラマチックにしています。当時の数少ない資料より、作者が創り上げた物語は、圧巻。教科書で知る悪役、蘇我入鹿、対する中臣鎌足らの描き方もわかりやすく面白いです。この時代を舞台とすると致し方ありませんが、相関関係、名前は巻末の図を見ながらでないと進みません。また、呼び名も特殊で読み手が留まり、読み終えるのに時間がかかりました。当然歴史では、次があるのでそこのところにも興味を惹かれました。

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人物・団体紹介

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黒岩重吾

1924(大正13)年、大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。在学中に学徒動員で満州に出征、ソ満国境で敗戦を迎える。復員後、証券会社などに勤務しながら、「近代説話」の同人として小説を執筆。60年『背徳のメス』で直木賞、80年『天の川の太陽』で吉川英治文学賞を受賞する。91年紫綬褒章受章、92年菊池寛賞

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