夏の流れ

丸山健二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163011905
ISBN 10 : 4163011900
フォーマット
出版社
発行年月
1986年03月
日本
追加情報
:
220p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 八丁堀 さん

    「雪間」芥川賞受賞第一作。亡くなった祖母の通夜に母と共に訪れる忠夫。夜、唸り声で眼がさめたら「死んだら終わりだ」としか語らなかった祖父の広い肩が小刻みに揺れているのを知る。ただただ会話だけで話が進むだけなのに、そして大変抑えた綴りが、祖父の心の内を、やり場のない辛さを、ものの見事に語る。居た堪れぬ呟き「あんまり生きてると疲れるからな」。

  • ジャ読メヴュ さん

    表題作「夏の流れ」は1966年芥川賞作品、男子最年少23歳の受賞。刑務官のよく似た内容の映画、休暇(原作は吉村昭の「蛍」1974年)を観ているのでこれとかぶってしょうがなかった。 というかなによりも本の冒頭、筆者のぽっちゃり若造写真にびっくり。えーこれがマルケン??? ほか「雪間」「その日は船で」の計3篇、いずれも教訓も癒し訓もなく淡々としている。

  • はちみつ さん

    【夏の流れ】仕事に慣れることについて考えさせられましたが、割り切って考えること、だからと言って辛くないわけでも、やりたいわけでもないということも。【雪間】人は言葉にしないからと言って悲しんでいないわけではない、饒舌に語るよりもむしろ黙っている悲しみの方が深い。夏の流れ同様に語らないけれど人なら感じること。【その日は船で】これもその日夫婦間で無駄に語り合うことはない。共通して、喜ばしいとは言えない或る一日、乃至は二日のことが淡々と描かれていますが、いい後味ではないかな。日々を重ねるということ感じています。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

丸山健二

1943年、長野県飯山市に生まれる。仙台電波高等学校卒業後、東京の商社に勤務。66年、「夏の流れ」で文學界新人賞を受賞。翌年、第56回芥川賞に史上最年少(当時)で受賞し、作家活動に入る。68年に郷里の長野県に移住後、文壇とは一線を画した独自の創作活動を続ける。作品多数。また、趣味として始めた作庭は次

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品