双亡亭壊すべし 12 少年サンデーコミックス

藤田和日郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784091288073
ISBN 10 : 4091288073
フォーマット
出版社
発売日
2019年03月18日
日本
追加情報
:
192p;18

内容詳細

少年・坂巻由太郎は坂巻泥努と成る…!!

双亡亭の主・坂巻泥努によって
絵のモデルとして屋敷の深部に連れ去られた紅。
「お前は似ている」と語る泥努に見せられた
姉の死の記憶は、あまりにも壮絶なものだった。
少年・由太郎が坂巻泥努に成るまでの
深すぎる “闇” を知った紅は…!?
そんな紅を救出すべく、屋敷の深部に急ぐ
凧葉達は「アンキョ」を掘る亡者達と衝突!
敵の主人格・しのや、支配された軍人達との
苛烈な攻防が始まる…!!


【編集担当からのおすすめ情報】
大好な姉の変貌と、現れた流行画家・月橋詠座。
少年・坂巻由太郎の心は以下に壊れたのか――
驚愕の過去が明らかになる震撼のスペクタクル・モダン・ホラー、
最新巻!

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読書メーターレビュー

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  • 眠る山猫屋 さん

    泥努の歪みがここへ来て表出してくる。泥努が抱える人間的な、あまりに人間的な歪みは、泥努と彼に取り憑く存在の弱点にも成りうるように思えるが。凧葉と弟くんが双亡亭を阻む最大要因だと気づいた双亡亭側の反撃をかわし切れるか。というか、双亡亭はいったい幾つ隠し玉を持っているのか。

  • sin さん

    泥努の回想をひとつの区切りに物語は本筋へと回帰するが、その回想のありふれた被害意識には共感を持てない。物語に登場する不倫画家の弱さや、巻き込まれた泥努の姉の思いがけないダメージにしたところで言い訳めいた設定がしっくりこないし、最期を長年庇ってきた弟に…という発想は有り得ない。物語を長くする為に盛り過ぎじゃないのかな?

  • ホシナーたかはし さん

    絶望して這い上がるでもなくもっと堕ちた先に何があるのか、藤田先生の挑戦のように見える本巻。恐怖を感じるのは解らないから。人の心の在り方が解らないから、余計に怖く感じるのでしょうか。つかよく少年誌で許したな・・・あと「絵が売れる!」シーンで、cvは桜井孝宏さん以外無理だと判断しましたw

  • トラシショウ。 さん

    「よっちゃん・・・・・・絵。もっと・もっと・もっと・じょうず・に・なって・ね」。「絵のモデル」として拉致された紅の見る、地方の純朴な少年・坂巻由太郎が双亡亭家主にして、彼方からの侵略者達ですら容易く捩じ伏せる画家・坂巻泥努になるまでの半生の物語と、残花、帰黒らと共に双亡亭地下深部で奮闘する凧葉達の行く末の途中まで。少年漫画とは到底思えぬ泥努のやるせなく救いなき回想がエグい。「一番怖いのは人間」なんて陳腐な表現では到底収まらない、この悲嘆で心が壊れてしまった怪物をどうにか出来るのか(以下コメ欄に余談)。

  • レリナ さん

    いやーしびれる面白さ。泥努の過去が明らかになり、その狂気の根源が見えた。双亡亭内での反撃が始まる。しかし、まだ油断はできない。侵略者が凧葉と緑郎に狙いを定める。まだ双亡亭内部には敵が潜む。今回は双亡亭を壊す鍵が見えてきた。凧葉達がどうこれから戦っていくのか、楽しみ。まだ何かありそうな感じなので、双亡亭の狂気が凧葉達をどう苦しめるのか、次の一手が気になる。侵略者が凧葉と緑郎に狙いを定めたところを見ると大分追い詰められてる感じはあるので、これからの攻防に期待したい。次巻に期待。

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人物・団体紹介

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藤田和日郎

1988年、『週刊少年サンデー』増刊号に掲載された『連絡船奇譚』でデビュー。 代表作に『うしおととら』『からくりサーカス』『邪眼は月輪に飛ぶ』など。

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