孤道 完結編 金色の眠り 講談社文庫

和久井清水

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065150726
ISBN 10 : 4065150728
フォーマット
出版社
発行年月
2019年03月
日本
追加情報
:
352p;15

内容詳細

殺された鈴木の祖父で、名家の当主・義麿が綴ったノートを託された浅見は、事件の核心に迫る記述に引き込まれていく。戦前の阿武山古墳盗掘疑惑、考古学者同士の対立、新たな殺人―。さらなる悲劇を招いたのは、「藤原鎌足の秘宝」なのか?内田康夫の筆を継ぐ新人が、誰も予想しなかった結末に読者を誘う!

【著者紹介】
和久井清水 : 1961年、北海道生まれ。’81年北海道武蔵女子短期大学卒業後、地方公務員に。結婚を機に退職。第61回江戸川乱歩賞候補。2015年、宮畑ミステリー大賞特別賞受賞。内田康夫氏の遺志を継いだ「『孤道』完結プロジェクト」の最優秀賞を受賞し、『孤道 完結編―金色の眠り』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    内田さんが絶筆で残した「狐道」をその後続きを公募してその最優秀賞になったのが和久井清水さんのこの続きです。新たな殺人が起こったりしますが、内田さんの書かれていたものと違和感なくスラスラ読めます。おじいさんのノートの中身もうまく書かれています。最後は浅見光彦がうまく解決しますがこれが最後のシリーズとなるのでしょうね。最初の頃からの内田さんの作品を読み直していこうかとも思います。

  • のり さん

    内田先生の後を引き継ぎ完結させるには、大変な苦労と取材を重ねただろう。浅見光彦の個を継承しながら物語を創作するのは大変な勇気も必要だろう。藤原鎌足に関する古墳や秘宝をめぐり、考古学者の運命が大きく変革する。あまりにも多くの方が亡くなった、祟りや呪いが真しやかに囁かれる。孤道=孤独だったのだろう。義麿さんが秘めた想いが、悪意につけこまれたのは無念だったろう。

  • あつひめ さん

    完結…どれだけの読者がこの作品を待っていたか。一番待ち望んでいたのは内田先生かもしれない。内田先生の孤道で散りばめられたものをうまく回収している。ミステリーとしてはとても完結していると思う。札幌生まれ、札幌在住の新たな作家さんが生まれたことに喜びを感じる。和久井さんならではのミステリーをこれから期待したいと思う。これからは新たな旅に出ることはなくなった浅見さん。たまには過去の作品の浅見さんに会いに行こう。

  • hnzwd さん

    未完作品の結末を公募するっていう作品はいくつかありましたが、違和感なく読めたのは初めてかも知れません。作者は本作がデビュー作らしく、、浅見光彦シリーズの安定感のなせる技でしょうか。解決後の少し寂しい感じまで再現したのは見事でした。浅見光彦シリーズは書き始める時に結末を考えていない、というのは有名で、ある程度書いた後に内田先生が犯人を推理するというエクストリームな書き方をされているので、この着地は素晴らしいの一言しかないですねー

  • キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん さん

    ふー、最後まで気が抜けなかったぜ。戦前の古い日記を辿るうちに、何を皆が欲しがっているのか、ひょっとして連続殺人が進行しつつあるのか。浅見探偵はノートを読むために登場している感じだが、読んでいる最中も不気味に誰かの影が周辺に現れつつあるのだ。それにしても猛烈に熊野古道を歩きたい。平安の頃から変わっていない道ってなんてステキだろう!

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和久井清水

北海道生まれ。札幌市在住。第61回江戸川乱歩賞候補。2015年宮畑ミステリー大賞特別賞受賞。内田康夫氏の遺志を継いだ「『孤道』完結プロジェクト」の最優秀賞を受賞し、『孤道 完結編 金色の眠り』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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