美少年M 講談社タイガ

西尾維新

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065133064
ISBN 10 : 4065133068
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
シリーズ
:
追加情報
:
208p;15

内容詳細

観せてあげる。
美しいって、どういうことか。
美観のマユミ、美少年探偵団を離れて、名門女子校に潜入調査!

映画祭で敗退し、敵組織・胎教委員会に繋がる道を断たれた、美少年探偵団。『美観のマユミ』こと瞳島眉美は、沃野禁止郎を追い、私立アーチェリー女学院に単身乗り込むことを決意する。古式ゆかしい大和撫子を育てる名門校では、信じがたい事件が起きていた! しかし、マユミの『良過ぎる視力』には限界が近づき――?

ひとりのときも心は常に共にある、美少年シリーズ第九作!

【著者紹介】
西尾維新 : 1981年生まれ。2002年に『クビキリサイクル』で第23回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 南北 さん

    シリーズ9作目。前回の映画祭で優勝した女子校に瞳島眉美が1人で潜入する。美少年探偵団の出番はないと思っていたら、眉美が脳内会議で美少年探偵団のメンバーが考えそうなアイデアを出してくるところが面白い。短編2つも眉美のクズッぷりを発揮した謎だったり、札槻くんの眉美に対する執心ぶりが見えて本編をうまく補完していると思う。

  • さばかん さん

    クズクズ言われてる主人公のM美さんですが、言うほどクズか?と思ってしまうのは、私自身がさらにクズな証左でしょうか。      それにしても結局最終的にいったいどんなM計画が出来上がるのか、気になりますね。

  • 桐 さん

    全体の流れとしては、 潜入するところまではいいけれど、そんなに大きな展開はなかったのかな〜と思う。(いや、潜入先の設定、キャラはめちゃくちゃ個性的で、退廃的で個性的ですごく面白いですよ??) 西尾維新らしい、会話で物語が進んでいくという感じ。 対立しても対話で進む。好きです。 眉美ちゃんの自称クズ発言が更に深まった今作でした。 ↓もうちょい続く↓

  • ゆなほし さん

    シリーズ9作目。美観のマユミこと瞳島眉美は沃野禁止郎を追い、私立アーチェリー女学院に単身乗り込むが…。前書きで眉美が語っているように、本編に美少年探偵団の面々は一切出演せず眉美の独白のみで進むという荒業も、このシリーズひいては西尾維新の言葉遊びたっぷりのそれだけで愉快な文章のなせる技であり、本編の短さも気にならないくらいやはり面白い。アーチェリー女学院の個性強すぎる皆様や、混沌の極みたる現状も、我らがクズの権化眉美の視点から語られると一大事には思えない。佳境に近づく物語、彼らの行方が気になって仕方ない。

  • あなほりふくろう さん

    「美少年M」話の内容はわりと……だったんだが、眉美がひとりで立ってやっていけると自覚できて、それと同じタイミングで少年団が姿を消した、というのが面白い。実は眉美を独り立ちさせることが少年団の目的で、達成したので消滅したのでは、と邪推してみよう。次は節目とのこと、楽しみ。「審美事件」もぐもぐ。こういう緊張感のない小話を作りやすそうな連中だな、彼らはw「札付嘘の」盗難じゃなくて毀損ですか。盗めないなら壊してしまえ、それで金が入るならオッケーって、えげつないながら割と現実的じゃないかと思えて、おおう。

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西尾維新

1981年生まれ。2002年に『クビキリサイクル』で第23回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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