Proceed With Caution

ブラック・ジャズが誇るギター・ヴァーチュオーゾ、カルヴィン・キイズがヴァラエティに富んだ楽曲の中で多彩な表現を演じる、深みのある成熟とエキサイティングな野望が交差した傑作！！

芯の太い独特のトーンとたたみかけるようなノリの良いソロ・プレイが魅力の“咆哮する黒いギタリズム”カルヴィン・キイズのセカンド・アルバム。贅肉をそぎ落としたようなシンプルな編成で初期衝動溢れるギザギザととがったサウンドを披露したファーストから3年、チャースル・オーウェンス（reeds）やオスカー・ブラッシャー（tp）を含む大型コンボのバックアップを受け、その表現方法にもクロスオーヴァーな多彩さを感じさせる傑作となった。思索するようにソロを紡ぐキイズの姿が求道者を思わせるタイトル・トラックをはじめ、スピーディなビートが心地よいブラジリアン・ジャズ「Efflugence」、ブルージーなジャズ・ファンク「Aunt Lovey」、ファンキィ・フュージョンと呼ぶべきビートの上でエキサイティングなソロが交差する「Renaissance」、メロウなムードの中を泳ぐギターの音色が優しい「Night Cry」など、成熟の中にも炎の如きグルーヴ・スピリットと高いテンションをキープさせるキイズはやはりタダ者ではない迫力を感じさせる。

CALVIN KEYS: Guitar
CHARLES OWENS: Soprano and Tenor Sax, Flute
OSCAR BRASHEAR: Trumpet, Flugelhorn
KIRK LIGHTSEY: Electric Piano
HENRY FRANKLIN: Bass
NDUGU LEON CHANCELOR: Drums
OWEN MARSHALL: Percussion, Scrtasizem,
Papali, Bongos
Arranged by Calvin Keys except "Tradewinds"
by David Durrah and "Efflugence" by Al Hall, Jr.