CD

There He Goes

山木秀夫

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SHCZ15
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

日本最高のドラマーとしての評価を受けるドラマー、山木秀夫の、『テンテレック』、『シャドウ・ラン』に続くソロ第3作。

 清水靖晃のプロデュースによる本作は、“爆発的なエネルギーを放出して周囲の惑星を飲み込んでいく”ブラックホールを思い起させるような“イレイサー”に現われている。80年代以降、これほどまでに圧倒的なエネルギーを充填しアナーキーに放射した作品があっただろうか?阿部薫の亡霊をみるような、いや、“清水靖晃の幻影”を、“隠された清水靖晃の真実“を暴露した本作が2002年にリリースされたことは、驚くべき事実だ。

 それにしても、暗く続く洞窟の周囲を破壊しながら、突破していくような清水に、度肝を抜かれる。そして、それを剣を突きつけるように決して後ずさりさせないように鼓舞する山木の凄まじいまでのプレイは、改めて“山木こそは日本最高のドラマー”であることを確認し、さらに前作でビル・ラズウェルが屈服したように世界的なレベルにあることを確認させる。

 スージー・キムのウィスパリング・ヴォーカルをフィーチャーした“ゼア・ヒー・ゴーズ”、上野耕路のオルガンをフィーチャーした浅草のストリート・ミュージックを彷彿させる“The Fontace”など、万華鏡のような世界が、聴く者を惹き付けて止まない。

 山木のバロフォンと清水のテナーが真剣勝負を繰り広げる“ユー・セイ”は、サキソフォネッツも含めて、清水の現在までのキャリア中のハイエスト・テンションな演奏のひとつだ。誤解を恐れずに“フリーな精神のジャズ”を「フリー・ジャズ」と呼ぶならば、これはフリージャズに違いない。

 山木の世界の地獄に落ちたいならば、AHGと順に聴いて欲しい。

 特にAHの2曲には11星を進呈したい。
 

 

収録曲   

  • 01. On Thin Leaves
  • 02. Eraser
  • 03. There He Goes
  • 04. The Fontace
  • 05. Pseudopod
  • 06. Hello Grace
  • 07. Singularity
  • 08. You Say
  • 09. Double Zero
  • 10. Mary-Hary

ユーザーレビュー

総合評価

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これは凄い!!凄い!!山木秀夫、清水靖晃...

投稿日:2002/04/22 (月)

これは凄い!!凄い!!山木秀夫、清水靖晃、、、こんな人達が日本にいるんですねー。最初から最後まで鳥肌ものの感動の連続!こんな時代にこんな音楽が聴けるとは幸せです。

TAMA さん | 東京 | 不明

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