私のあしながおじさん 3

【４話収録】
■第９話「ジュリアの叔父様は変り者？」
　ある日の午後、ジュディは、急に学園を訪ねると言いだしたジュリアの叔父・ジャーヴィスを出迎えることになった。ところがジャーヴィスは、約束の時間になっても一向に現れる様子がない。待ち疲れたジュディが芝生でうたた寝をしていると、隣に物腰の穏やかな青年神士が座り、声をかけてきた。ジュディは話を聞いて、この男性が変わり者のジャーヴィス本人だと知り、驚きを隠せないのだった……。
■第１０話「裏切ってごめんなさい」
　ジャーヴィスと知り合えたよろこびをスミス氏への手紙にもつづり、すっかり舞い上がったジュディ。しかし調子にのり、勉強がおろそかになったジュディは、学年末の試験で落第点をとってしまう。猛反省したジュディは、スミス氏におわびの手紙を送るのだった。ところが、スミス氏の秘書・グリグスからジュディへ届けられた手紙には、夏休みの過ごし方について、意外な申し出が書かれていた。
■第１１話「おもいがけない人の名」
　スミス氏の申し出により、ジュディは、夏休みの間をロックウィロー農園で過ごすことになった。最初は、慣れない土地での生活に戸惑うジュディだったが、農園での仕事を積極的に手伝っているうちに、持ち主のセンプル夫妻にもすっかり気に入られるのだった。あるとき、センプル家の屋根裏部屋でジュディは、幼い頃のジャーヴィスが使っていた、たくさんのおもちゃや本を見つける。
■第１２話「奇妙な偶然」
　ジュディが、ジャーヴィスと知り合いだったと聞かされたセンプル夫妻は、前にもましてジュディとうち解けるようになる。夫妻は、幼いジャーヴィスがこの農園で暮らしていた頃、その世話をしていたことや、成長した彼から農園を譲られたいきさつについて話してくれた。ジュディは、スミス氏の紹介で訪れたこの農園が、かつてはジャーヴィスのものだったという事実に、奇妙な偶然を覚える……。

ウェブスターの不朽の名作『足長おじさん』を原作として90年に1年間放映された世界名作劇場。全40話をDVD10巻でリリース。(CDジャーナル　データベースより)