Live, Love, Farf & Loaf

　UKフォーク・ロック・シーンを代表するSSW／ギタリスト：リチャード・トンプソン、ヘンリー・カウ〜アート・ベアーズ〜マサカーでの活動でロック・シーンに大きなインパクトを残してきたフレッド・フリス、アメリカを代表するインプロヴァイザー：ヘンリー・カイザー、そしてキャプテン・ビーフハートのマジック・バンドのドラマー“ドランボ”として活躍したジョン・フレンチ。この英米を代表するインプロ〜アヴァン・ロックの顔役達が1980年代後半に結成したバンドがフレンチ／フリス／カイザー／トンプソン。この度、彼らが残した２枚のアルバムをライス・レコードからリリースします。オリジナル・リリース時以来の国内発売です。
　『リヴ・ラヴ・ラーフ＆ローフ』は1987年制作の１stアルバム。トンプソンのフォーキーな感覚やカイザーのノイジーなギターなど、各人の個性が良く引き出された演奏を聴かせ、ポップなロック、ブルース、ビーフハート直系の歪なアンサンブルを聴かせるインストまで、様々な音楽要素が盛り込まれたアヴァン・ロックの傑作。各々が持ち寄ったオリジナル楽曲の他に、喜納昌吉「ハイサイおじさん」、ビーチ・ボーイズ「サーフィンUSA」のカヴァーも収録しています。オリジナル・アルバムの13曲に、4曲の未発表ライヴ音源を追加。
　２作目にしてこのバンド名義では最終作となる『インヴィジブル・ミーンズ』は1990年リリース。トンプソンとフレンチによる歌ものに、カイザーとフリスのペンによるエクスペリメンタルなインストが挟み込まれたロック・オペラ。前作以上に複雑なアンサンブルと、トンプソンらしさが良く出たポップな楽曲の共存が心地よい、聞きごたえ十分の一枚に仕上がっています。ボーナスとして9分越えの熱演を聴かせるザ・ローリング・ストーンズ「プレイ・ウィズ・ファイア」カヴァーのライヴ音源を追加収録。
　いずれもロック裏街道の定番作。エクスペリメンタル・ロック、インプロのファンにはマスト・アイテムです。

（メーカー・インフォメーションより）