〜(メーカー資料より)〜
ラストレコーディング作品。
コンテンポラリー・ミュージックの作曲家として名声を得るきっかけとなった「コンチェルト・フォー・グループ・アンド・オーケストラ」。第2期ディープ・パープルとロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラの共演による1969年のロイヤル・アルバート・ホール公演(ディープ・パープル「ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ」として発表)、1999年、初演20周年を記念してディープ・パープルとロンドン・シンフォニー・オーケストラの共演で同じくロイヤル・アルバート・ホールと2度のライヴ・レコーディングが行われた同曲だが、ジョン・ロードはスタジオ環境でのレコーディングを強く熱望していた。
2011年自身が癌による闘病中であることを公表した彼は「コンチェルト・フォー・グループ・アンド・オーケストラ」のスタジオ・レコーディング作業に向けて着手する。2012年ロンドン、アビー・ロード・スタジオで行われたレコーディングはポール・マン指揮、ゲスト・パフォーマーとして、ブルース・ディッキンソン(アイアン・メイデン)、スティーヴ・モーズ(ディープ・パープル)、ジョー・ボナマッサらを迎え行われた。
ジョン・ロードは闘病中にも関わらず、レコーディングのポスト・プロダクション、アートワーク制作に精力的に携わり、2012年初夏、作品は完成。作品のプロモーションのためにインタビューがセッティングされている最中、容態が悪化、7月16日ロンドンで死去した。
作曲家としてのキャリアを確立するきっかけとなった作品を、より理想の形に近づけるための作業が結果、彼の遺作となった。秀でた才能を持った音楽家が残された人生をかけて磨き上げた、まさに珠玉の作品。最も美しく調和を成し、限りない情熱の発露を秘め「コンチェルト・フォー・グループ・アンド・オーケストラ」はここに作曲家自身が思い描いた理想の形で完成したのである。
※こちらの商品は1CD仕様の通常盤です。
※レコーディング風景等の映像を収録し、ステレオ音源の他、5.1chサラウンド・ミックスも収録したボーナスDVD付き初回限定盤も同時発売。詳細内容未定。
※商品仕様・収録内容等は変更になる場合がございます。予めご了承下さい。