Xx〜サイケベリーダンスの20年!

ターキッシュ・オルタナティヴの最前線をツッパシってきたババズーラ
その集大成がここに完成！

　2003年に発売した『サイケベリーダンス・ミュージック』（ライス DMR-5051／廃盤）がここ日本でも大ヒットしたトルコのオルタナティヴ・シーンの中心的存在ババズーラ。2014年には来日も果たし、さらに知名度を上げた彼らは、2016年で結成20周年を迎えました。それを記念して発売されたのがこの２枚組アルバムで、制作はなんと現在もっとも刺激的なワールド・ミュージック・レーベルとして知られる“Glitterbeat”が担当しています。
　トルコのフォーク・ミュージック（ハルク）をベースに、独自のエッセンスを交えて演奏するジャムバンドがその基本姿勢のババズーラ。結成は1996年。ムラット・エルテルとレヴェント・アクマンのふたりが正式メンバーで、ゲスト・メンバーがその都度変わる形という、いわばプロジェクトのようなスタイルで活動してきました。
　本作はそんな彼らの20年に及ぶ足跡を振り返るために作られた作品ですが、過去音源を寄せ集めたような単純なベスト盤などではありません。ＣＤ１の収録曲の内、これまで発表されている曲に関してはリミックスや再録音、ライヴ・ヴァージョンなどに差し替えるなど、どれも元の形のままではなく、何らかの形で再構築されています。さらにアレクサンダー・ハッケ（アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン）がミックスを担当したトラックや、ＴＶドラマの主題歌として発表されたもの、そして2016年作の新曲を加えるなど、いわば現在進行形の作品として仕上げてくれました。
　一方ＣＤ２にはこれまでの作品でも度々連名されていたダブ・ミュージックの総帥マッド・プロフェッサーや、エイジアン・ダブ・ファウンデーションのドクター・ダス、さらにGlitterbeatを主宰するクリス・エックマンの活動母体でもあるDirtmusicがダブ・ミックスを担当したトラックなどを収録。ババズーラの大きな看板のひとつであるダブに特化したオルタナ系サウンドを存分に楽しませてくれます。
　常にトルコ音楽の最先端を走り続けてきたババズーラの集大成ともいえる２枚組。これはワールド・ミュージック・ファンなら絶対に聴き逃しできない大注目作です！

（メーカー・インフォメーションより）