ヒッチコック劇場 第二集

既にサスペンスの神様といわれていたヒッチコックが製作と監修、そして自ら解説まで手掛けたTVシリーズが『ヒッチコック劇場』（Alfred Hitchcock Presents）。1955年から7年間に渡って30分作品が作られ、アメリカCBSで放送された。日本では1957年から日本テレビで208話を放送、のちに1969年にTBSで未放映作品27話が放送された。ヒッチコックのブラック・ユーモアがたっぷり効いた解説の楽しさは勿論、人気サスペンス作家の原作も多く、映画とは一味違って誰もが楽しめる本編の面白さ、豪華ゲスト・スターの出演などで、当時のお茶の間の人気をさらった。そのクオリティの高さはヒッチコックならではで、今見ても新鮮な面白さに溢れている。また、1962年からアメリカで放送された60分シリーズも1963年からフジテレビで放送、さらにヒッチコックの死後、1985年からカラー版も製作されてテレビ東京で放送されるなど、現在に至るまでその人気の高さは衰えることを知らない・・・。
待望のDVD化は、日本初パッケージ化作品なども含めて厳選収録。ヒッチコックの吹替を担当した熊倉一雄他、現存するもののみ日本語吹替音声を収録。20ページブックレット付き。

Disc.1
「兇器」
ロアルド・ダールの短編「おとなしい兇器」を原作者自身が脚本化。幸せそうな夫婦に突然訪れた心の変化が事件へと発展する。ヒロインのバーバラ・ベル・ゲディスは「めまい」に出演。
「亡霊の見える椅子」
以前に起こった殺人事件の容疑者にボロを出させる為に計画は立てられたが・・。主演は「酒蔵」と同じくジョン・ウィリアムズ。室内のみの撮影は「ロープ」を彷彿とさせる。
「女性専科第一課 中年夫婦のために」
だましだまされ、とっても軽快なストーリー、夫に内緒で浮気している中年夫人の結末・・。ロアルド・ダール原作で「スミス夫妻」を連想する軽快なタッチのストーリー。

Disc.2
「毒蛇」
農場主のポープが目覚めると、ベッドの上を毒蛇が這っていた！蛇はシーツにもぐり、ポープの胸の上で動きを止めた。ポープが助けを呼ぶと、共同経営者のウッズがやってきて、あわてて近くの医者を呼ぼうとするのだが・・。
「殺人経験者」
養鶏場を営むアーサーは、元恋人であるヘレンの殺害を計画する。ヘレンはカネに汚い身勝手な女で、アーサーが結婚すると聞いてやって来たのだ。
「バアン！もう死んだ」
戦争ごっこ好きの子供が、誤って戦争帰りの叔父の荷物から実銃を持ち出してしまった。サスペンス度、ハラハラドキドキ感、そしてラストの緊張感は「ヒッチコック劇場」屈指の物語。

発売元：ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン��
販売元：�潟\ニー・ピクチャーズ　エンタテインメント