Seaside Rainbow

大阪出身/現在は神奈川を拠点に活動、これまでガールズバンドmogahoopや、
ユニットINUUNIQで活動してきたピアニスト、朝香智子、初のソロ・アルバム !
人気ポップ・インスト・ユニット、style-3!からヴァイオリニスト、高嶋英輔が参加

並々ならぬ作曲能力を示す女性ピアニストによる、“極上のピアノインスト・アルバム”
　かつて、関西にバカテク＆キュートヴィジュアルのガールズバンド「mogahoop」（モガフープ）というバンドが存在した。残念ながらメジャーデビュー直前で解散した幻のバンドだが、そこでキーボードを担当していたのが、このソロアルバムの主役、朝香智子だ。のちに大阪のビョークと評された、「INUUNIQ(イニュニック)」というユニットでの活動ののち、この度、初のソロアルバムを完成させた。大きく言うと、今作はピアノソロ〜ピアノ＋α〜ピアノ・バンドという三部構成になっているので、静か目に始まり、最後は大きく盛り上がっていく。オープニングナンバーの“江ノ島rendez-vous”から始まる今作は、湘南エリアに暮らし、週に一度、鎌倉のお寺で演奏活動を続ける中で、湘南の海岸線の季節ごとに変わりゆく景色を描いた“海岸線のサウンドトラック”という印象も湧いてくる。アルバムタイトルにも紐づいている2曲目の“rainbow”は、彼女の今の時点での代表曲の一つで、“全ての人の明日が希望で満ち溢れたものであることを祈る曲”とのこと。以下、力強さ、美しさ、楽しさ、儚さ、愛おしさ…等々、繊細な心象風景を流麗なピアノのメロディラインに乗せた、魅力溢れるオリジナル曲が連なる。様々なアーティストとコラボレーションしてきただけあって、シティポップ、アイリッシュ、バラード、ラテンなど、音楽性も実に豊富。スペイン語で海岸を意味する10曲目“costa”は、恋の駆け引きのせめぎあいをラテンピアノで表現した今作のリードソング。そして、さらに今作の大きな聴きどころの一つともなっているラストナンバー“Craving”は、サブタイトル通り、人気インストユニット、style-3!のバイオリニスト、高嶋英輔を全面的にフィーチャー。大団円でこのアルバムは幕を閉じる。並々ならぬ作曲能力を示す女性ピアニストによる、この極上のピアノインスト・アルバムが、一人でも多くの方の愛聴盤となることを祈って…。