DVD

アンジェイ・ワイダ DVD-BOX III

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKDS664
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
DVD

内容詳細

“連帯”、フランス革命、ロシア文学を題材にポーランド史を照射――アンジェイ・ワイダDVD-BOX第三弾刊行!
80年代ワイダ、その精力的な創造活動の一端を伝える、中期の代表傑作群。

■鉄の男
1981年/ポーランド/153分
世界的に高い評価を受けた『大理石の男』の後日譚として製作された本作では、1950年代の労働英雄ビルクートの息子マチェックが、 “連帯”を形成する重要な一員になるまでが、体制側の記者によるさまざまな関係者への取材を通じて再構成される形式を採用している。この点で形式的にも前作を受け継いでいるとみなすことができるが、“連帯”発足の拠点となったグダンスク造船所が舞台となり、当時実際に進行していた“連帯”の勢力拡大を背景に取り込むことで、より時事性を増した展開が実現した。さらには劇映画に現在進行形の記録映像を織り交ぜた構成、レフ・ワレサ自身の出演といった大胆な作劇により、ポーランドが迎えた歴史的大転換期を記録=表象するのみならず、その後の展開を予言してさえいる、まさに虚実が一体となった画期的作品が誕生した。
1981年度カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。

監督: アンジェイ・ワイダ 製作: バルバラ・ペツ・シレシツカ 脚本: アレクサンドル・シチボル・リィルスキ 撮影: エドヴァルト・クウォシンスキ 音楽: アンジェイ・コジンスキ 出演: イエジー・ラジヴィオヴィッチ、クリスティーナ・ヤンダ、マリアン・オパニア、ボグスワフ・リンダ

【特典】
封入:解説リーフレット 収録:フォトギャラリー

■ダントン
1983年/フランス・ポーランド/137分
ポーランドの女性作家スタニスワヴァ・プシブィシェフスカが1931年に発表した戯曲『ダントン裁判』を、フランスの作家・脚本家ジャン=・クロード・カリエールが映画用脚本に翻案した作品。映画『ダントン』は、フランスのゴーモン社の委託で製作され、元来ポーランドで撮影されるはずだったが、自由労組“連帯”の活発化がきっかけとなって同国で1981年12月13日に戒厳令が施行されたため、急遽フランスで撮影されることになった。フランス革命期に生じた独裁と恐怖政治をめぐる、二人の対照的な人物ダントンとロベスピエールの葛藤を中心に据えた作劇とプロットの構成は、映画と原作で共通している。しかし彼らの扱いに関しては、映画と原作とで真逆なものとなっており、原作がロベスピエール側に寄り添う形で書かれていたのに対し、映画版はダントン側の視点に立って劇が構築されている。
英国アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞作品。ワイダは本作で、1983年度ルイ・デリュック賞およびセザール賞の最優秀監督賞を受賞した。

監督: アンジェイ・ワイダ 原作: スタニスワヴァ・プシビシェフスカ 脚本: ジャン=クロード・カリエール 撮影:イゴール・ルター  音楽: ジャン・プロドロミデス 出演: ジェラール・ドパルデュー、ヴォイチェフ・プショニャック、パトリス・シェロー、ロジェ・プランション

【特典】
封入:解説リーフレット 収録:フォトギャラリー

■悪霊
1988年/フランス/115分
『ダントン』(83)に続いて、フランス資本・フランス語の作品。脚本とダイアローグは、やはり『ダントン』に続いてジャン=クロード・カリエールが担当。 原作は、ロシアの作家フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキーが1872年に発表した同名小説。元来ワイダは人間の心理や感情をめぐるドストエフスキーの洞察力に惹かれており、『悪霊』を含むこの作家の作品を翻案した舞台をそれまでに数回演出していた。
映画『悪霊』では、多彩なキャストが顔を揃えることで、複数の登場人物が各々の思想をぶつけ合うドストエフスキー作品に相応しい、個性と個性の激しい衝突が視覚的に表現されている。さらに、雨・霧・薄暗く闇に覆われた屋内外を背景にした場面の数々、手持ちカメラ撮影を多用した画作り、恐怖や絶望といった負の感情を惹起する不気味な音楽といった映画ならではの表現を活用することで、19世紀のロシアのほとんど偏執的な時代の雰囲気や革命の暴力的性質を見事に描き出すことに成功している。

監督: アンジェイ・ワイダ 原作: フョードル・ドストエフスキー 脚本: ジャン=クロード・カリエール 撮影: ヴィトルド・アダメク  音楽: ジグムント・コニエチニ 出演: イエジー・ラジヴィオヴィッチ、ランベール・ウィルソン、オマー・シャリフ、イザベル・ユペール
【特典】
封入:解説リーフレット 収録:フォトギャラリー



ポーランドが生んだ巨匠、アンジェイ・ワイダ監督の傑作選第3弾。苛烈な体制批判でもあるドキュメント・ドラマ『鉄の男』、仏革命期の二人の男の葛藤譚『ダントン』、破壊と暴力と悲劇の物語『悪霊』の3作を併録。(CDジャーナル データベースより)

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