CD 輸入盤

Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band

The Beatles (ザ・ビートルズ)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
46442
組み枚数
:
1
レーベル
:
オリジナル盤発売年
:
1967
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

 ライヴ活動を停止しスタジオ・ワークでの実験に没頭できるようになったビートルズが1967年に作り上げたトータル・アルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』。この作品はサマー・オブ・ラヴを象徴するサイケデリックな作品、ロック史上初のコンセプト・アルバムとしても有名で、ジャケット、サウンド・プロダクトを含め、同時代の多くのアーティストに影響を与えた。特にローリング・ストーンズの『ザ・サタニック・マジェスティーズ・リクエスト』はこの作品に対抗して作られてものとしては最も有名なとこだろう。この作品で彼らは自分たちのことをサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドという架空のバンドに見立てアルバム全体をこのバンドのショーのような構成にしている。曲間はほとんどなく続き、アルバムの1曲目となるオープニングの“サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド”は最後にリプリライズとして続く。そして最後にはアンコールに見立てた曲が演奏されるというおもしろい構成。

 まず、冒頭にショーの始まりを告げる“サージェント・ペパーズ〜”は音の広がりなどからしてライヴっぽい感じがするが、観客の拍手や歓声、笑い声などの効果音がこの豪華な「ライヴ・アルバム」の雰囲気ををいっそう盛り上げてくれているのではないだろうか。そして、観客の歓声とともに、架空のシンガー、ビリー・シアーズが紹介されて“ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ”を歌うのはリンゴ・スターだ。

 続く“ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ”はジョンが息子ジュリアンの絵にインスピレーションを受けて作られた楽曲で頭文字がLSDとなることからドラッグ・ソングではないのかと物議を醸し出した。

 ポールがヴォーカルを取る楽曲が続き、ジョンがヴォーカルをとる“ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスタ−・カイト”ではサーカスの雰囲気、おがくずの匂いが感じられるようにしたい(!)というジョンの希望を受け、ジョージ・マーティンがスチーム・オルガンの演奏テープを細切れにしてそれをばらばらにしてつなぎ逆回転で再生させるというSEを作成したが、この間奏の部分が不思議でノスタルジックな匂いのするものを作り出した。

 この時代の作品としては考えられないくらい新しいアイデアを取り入れた壮大なこのアルバムはイギリスでは予約だけで30万枚を記録し、もちろん初登場1位を記録し22週にわたり1位を獲得。アメリカでもビルボードで初登場8位、翌週からは15週にわたり1位を獲得している。またこのアルバムは曲の素晴らしさもさることながら、ジャケットのデザインも素晴らしいものがある。ジョンとポールのアイデアのもと、前衛アーティストのピーター・ブレイクがデザイン。想像上の観客として招待していた人たち約70名をメンバーの回りに配置した。このデザインは1967年のグラミー賞にて最優秀ジャケット・デザイン賞を受賞している。(このグラミー賞では最優秀アルバム、最優秀コンテンポラリー・アルバム、最優秀エンジニアと4部門で受賞した)

【1967年-15週連続全米No.1アルバム】
【10th[1967]Grammy Awards-Album Of The Year受賞作品】

内容詳細

【1967 - 10th グラミー賞 Album Of The Year】

収録曲   

  • 01. Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band (02:02)
  • 02. With A Little Help From My Friends (02:44)
  • 03. Lucy In The Sky With Diamonds (03:28)
  • 04. Getting Better (02:47)
  • 05. Fixing A Hole (02:36)
  • 06. She's Leaving Home (03:35)
  • 07. Being For The Benefit Of Mr. Kite! (02:37)
  • 08. Within You Without You (05:05)
  • 09. When I'm 64 (02:37)
  • 10. Lovely Rita (02:42)
  • 11. Good Morning Good Morning (02:41)
  • 12. Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) (01:18)
  • 13. A Day In The Life (05:33)

総合評価

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ライヴ活動を停止し時間と労力を費やして作...

投稿日:2021/07/24 (土)

ライヴ活動を停止し時間と労力を費やして作りあげた、時代の頂点に立つアルバム。 タイトル曲のリプリーズを入れてみたりとコンセプトアルバムを意識して作られた。 さらに前作以上にサウンドの多様で、オーケストラやブラスバンド、インド楽器なども駆使し曲ごとの特徴を築いている。 叙情性豊かなラストソングの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」まで、聴くたびに発見がある傑作です。 1967年6月に発売され、1967年グラミー賞で最優秀アルバム賞他4部門受賞した。

3rdwind さん | 東京都 | 不明

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言わずと知れた彼らの代表作の一つ。トータ...

投稿日:2021/07/20 (火)

言わずと知れた彼らの代表作の一つ。トータルコンセプトの先駆け。青盤で断片だけを聴いてもその良さは全く伝わらなかった。初めてこのアルバムを通して聴いて呆然とした。このアルバムは通して聴かないと意味がない。

えっじ さん | 兵庫県 | 不明

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The BeatlesのSgt. Pepper’s Lonely Heart...

投稿日:2021/03/10 (水)

The BeatlesのSgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Bandは1967年発表の通算8枚目のアルバム。1曲目のSgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Bandから始まり、最後のA Day In The Lifeまで架空のバンドによるコンセプトアルバムが聞ける。特におススメなのはLucy In The Sky With Diamonds。 このアルバムは特にmonoで聞いた方がロックな感じがします。

curtom さん | 静岡県 | 不明

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人物・団体紹介

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The Beatles

「20世紀における最も偉大な(影響力を誇った)音楽家は?」―という問いにビートルズの名を挙げる人は少なくないだろう。実際、ロック史上というよりも、20世紀の音楽史における最も重要な存在とさえ言える彼ら。”単なるロック・ファン”の筆者が書く本稿が”等身大のビートルズ”への入り口になれたら良いと思います。

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