決戦!広島城 天下大乱の火種を消すべし

松永弘高

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022516244
ISBN 10 : 4022516240
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
追加情報
:
253p;19

内容詳細

大坂夏の陣で豊臣家が滅亡してから四年後の元和五(一六一九)年、福島正則が無断で居城・広島城を修築したというしらせを聞き、二代将軍徳川秀忠は激怒する。秀忠は江戸にいた正則を幽閉、福島家の改易を決断した。国元の福島家臣団は反抗の姿勢をしめす。「天下大乱の火種を消すべし!」。福島家謀反の影響が他藩に及ぶことを恐れた秀忠の大号令により、八千余におよぶ城請取の軍勢が広島に向かう。やがて城の守りを固める福島家中の強者たちと一触即発となるが―。いまだ戦国の残り火がくすぶりつづける徳川幕府黎明期に起こった福島家改易の真実に迫る、書き下ろし長編時代小説。

【著者紹介】
松永弘高 : 1976年、東京都に生まれる。明治大学卒業。会社員生活を経て、執筆活動に入る。2014年、「泰平に蠢く」(単行本時に『決戦!熊本城―肥後加藤家改易始末』と改題)が第六回朝日時代小説大賞優秀作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 二分五厘 さん

    元和五年、大坂の陣から三年後に起きた、安芸福島家改易。当主・正則は江戸、世子・忠勝は京都に留めおかれたまま、広島城を無理矢理開城させた幕府軍という印象だった。福島正則の己の実績への過信と公儀への軽視、徳川秀忠の家康や戦国生き残り武将達への無力感、徳川重臣達の権力闘争が、広島城を追い詰めていく。武士の矜持を求めて籠城へと駆り立てられていく福島家家臣達。天下大乱の火種を消すべく動く城請総奉行・永山右近と、勝ち方を模索する家老・福島丹波。正則そっちのけで、幕閣相手に丁々発止の交渉を繰り広げる式部が痛快。

  • どん さん

    福島正則が広島城の石垣を修理して武家諸法度に触れてしまい、改易された。その実はよく知らなかったが、この本でどんな経緯があったのか、小説ではあるが知った。正則も嫡男忠勝がいない中、福島家家臣たちの戸惑い、苦悩、将軍家との交渉が続く。徳川幕府が260年間続くための礎だったのだろう。読んですっきり感のある小説だった。

  • しぇるぱ さん

    福島正則の広島藩、水害の補修を口実にして城の大改造をしている。届なしの補修じゃ、徳川秀忠は軽んじられていると怒った。正則は江戸出府の折り、世子は伏見城に詰める折り、幽閉した。広島城では主戦論が主流で、籠城して幕府と一戦に及ぶと決した。幕府の上使と広島城の名代が音戸の瀬戸で談判に及んだ。歴史上では、開城と決まっているわけですよ。どのような経緯でそう取り決めたのか、実際の城の受け渡しはどうだったのか。江戸城開城以外でこんなお話しは読んだことがない。興味津々、次のぺーではどう展開するのか、一気に読み通しました。

  • ジュウデンチュウ さん

    面白かったですね。福島正則改易の話、初めて知ることばかりで新鮮でした。景色は瀬戸内海、尾道、好きですねえ。ただ文章がなかなか乗り切れないので畳み掛けるように読んでいけないのがまどろしかったです。一度、本を置きましたが、やはりその先が気になって再開し、読み終えました。 この題材、忠臣蔵のようにもっともっと盛りだくさんにして面白くできたのではないかと思います。

  • おぎん さん

    広島城引き渡しにこんなやり取りがあったに違いないと思える話 後日談が良かった。

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松永弘高

1976年、東京都に生まれる。明治大学卒業。会社員生活を経て、執筆活動に入る。2014年、「泰平に蠢く」(単行本時に『決戦!熊本城―肥後加藤家改易始末』と改題)が第六回朝日時代小説大賞優秀作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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