経済で読み解く日本史 5 大正・昭和時代 文庫版

上念司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784864106948
ISBN 10 : 4864106940
フォーマット
出版社
発行年月
2019年05月
日本
追加情報
:
275p;15

内容詳細

なぜ日本は大東亜戦争へと向かったのか。国民世論は長期停滞のトラウマから抜け出せないまま、間違った情報により、日米激突へのレールをまっしぐらに進んだ。すべてを失った敗戦から復活し、高度経済成長を成し遂げた日本を、再びバブル経済の暗雲が襲う。

目次 : まえがき―なぜ今、大東亜戦争を学ばなければならないのか/ 序章 経済と戦争の相関―経済がわかれば、「戦争」がわかる!/ 第1章 第一次世界大戦までの世界経済の動向―「金本位制」が世界経済を成長させ、そして、奈落に突き落とした/ 第2章 第一次世界大戦の明暗―凋落するドイツとフランス、台頭するアメリカと日本/ 第3章 第二次世界大戦前夜の日本経済―日本はなぜ大東亜戦争に突入したのか/ 第4章 日本の戦後復興その1―焼け野原から「高度経済成長」を成し遂げた奇跡の国・日本/ 第5章 日本の戦後復興その2―最悪の年を乗り越えバブル景気へ/ あとがき 歴史を振り返れば、すでに答えは出ている

【著者紹介】
上念司 : 1969年、東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は創立1901年の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一教授に師事し、薫陶を受ける。金融、財政、外交、防衛問題に精通し、積極的な評論、著述活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 南北 さん

    「人々は経済的に困窮すると、ヤケを起こして、普段は見向きもされない過激思想に救済を求める」というのがこのシリーズのテーマですが、本書の時代ほどこの言葉に当てはまるものはないと思います。金本位制は新たな金鉱山で金が生産されない限り、モノの価値に合わせて増えていかないため、どうしてもデフレになりやすくなります。マルクスはこれを資本主義に構造的な欠陥があるとしていましたが、これが誤りだったことがわかります。人々が対米開戦に狂喜乱舞したのも根本的には経済の失政によるものなのです。

  • ころこ さん

    この時代の首相、蔵相を緊縮派とリフレ派に分けて、評価しつつ覚えるという技が使えたら、遥か昔の受験勉強も有意義だったと自戒しつつ読みました。歴史に解釈が不可欠なのは言うまでもありませんが、データの取捨選択からはじまり、データのとり方やそのデータをどの文脈で織り込むかなど、経済においても解釈という行為は必要となります。この結節点から歴史からみた経済の教訓と、経済からみた歴史の教訓が生まれ、さらに両者は再帰的に読み解かれます。したがって、本シリーズの解釈を絶対視せず、相対化する作業が読者の今後に求められます。

  • Syo さん

    知ってるつもりのものが 理論的に解説してもらって よく分かった 気がする

  • おいさん さん

    正直、読むのが辛い・・・でも目から鱗の連続で、日本人として知らねばならぬことばかり。是非、若い人にこそ読んで欲しいです。

  • かわうそ さん

    経済学に100%という言葉はないということが話をややこしくする。たとえば、インフレがハイパーインフレになってしまうという話は99%はあり得ないだろうけれども、1%の可能性はあるんだろうなと読んでて思った。 これを言ったら上念さんに怒られるだろうけど。だから、1%をリスクと呼ぶかどうか。それがリフレ派と緊縮財政派の立場の違いだと思う。実際はリフレ派の方がある程度は正しい(フィリップス曲線がそれを示す。)失業者というのはいない方がいい。物価が上昇すれば失業者は減る。これが唯一の抜け道な気がする。

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上念司

1969年、東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は創立1901年の日本最古の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代氏と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。2010年、米国イェール大

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