亡国のスパイ秘録 文春文庫

佐々淳行

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167912512
ISBN 10 : 4167912511
フォーマット
出版社
発行年月
2019年03月
日本
追加情報
:
281p;16

内容詳細

少年時代にゾルゲ事件に関与。警察官僚として米国でスパイ研修を受け、007のように華麗にはいかないスパイ捜査や、ハニー・トラップの実態を学ぶ。国際インテリジェンス・オフィサーとして、戦中戦後の日本を揺るがせたスパイ事件を見つめてきた著者の「インテリジェンスなき国家は亡びる」という遺言の書。

目次 : はじめに 私とスパイたちとの関わりを書く/ 第1章 父弘雄とスパイゾルゲはいかに関係したか/ 第2章 スパイ・キャッチャーだった私/ 第3章 日本の外事警察を創る/ 第4章 彼は二重スパイだったのか?/ 第5章 ハニー・トラップの実際/ 第6章 私を通りすぎた「スパイ本」たち/ おわりに 一九六三年の危惧

【著者紹介】
佐々淳行 : 1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。目黒警察署勤務をふりだしに、警視庁外事・警備・人事課長、警察庁調査・外事・警備課長を歴任、「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」等では警備幕僚長として危機管理に携わる。その後、三重県警察本部長、防衛庁官房長、防衛施設庁長官等を経て、86年より初代内閣安全保障室長をつとめ、昭和天皇大喪の礼警備を最後に退官。以後は文筆、講演、テレビ出演と幅広く活躍。「危機管理」というワード・メイカーでもある。93年『東大落城』で第54回文藝春秋読者賞受賞。2018年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • zoe さん

    この方の本を読むと、人間が生きていると本当に色々な事が起こり得るのだなと思います。書きたくても書けなかった事は山のようにあるはずですし、口述記録も取られているということで、何年か後、明らかになる事もあろうかと。自問自答と道徳の進化の過程について感銘を受けたのが20歳の頃と読めましたが、自分のその頃は、レポートとスポーツとバイトだったなと。第六章は、スパイ本リストです。本を紹介する本は数あれど、スパイ本ばかりを数あげている例は記憶に無いので、貴重かもしれません。合掌。

  • CTC さん

    3月の文春文庫新刊。単行本は16年、原題は『私を通りすぎたスパイたち』。読友さまの単行本レビューで何度か書店を探したのだが、結果としては文庫化を待ってしまった。佐々さんといえば危機管理のプロ、あさま山荘や安田講堂のイメージが強いのだが、警察庁の外事担当といえば、スパイ対策なのですね。やはり読みどころはラストボロフ事件、そして瀬島龍三ということになる。瀬島といえばシベリア抑留密約や賠償ビジネスに思い至り怒りが湧くが、それすら東芝機械ココム違反事件への関与を目眩ます情報操作か、と思うほど、コレは真っ黒で驚く。

  • げんまん さん

    自分がタイトルから想像していた内容と少し違ったが、筆者が関わってきた「公安部外事課」の活動や、失敗談などもあり、面白かった。6章のスパイ本の羅列は少々残念だった。

  • hayatama さん

    何度も言うけど、この人とは思想信条全く合わないのだけれど、語り口が面白くてついつい読んでしまう。(亡くなりましたねぇ、合掌)で、ご自身の外事警察での経験を振り返る(ぶっちゃけ多数)という内容だったんだけど、あたしが目をむいたのが、瀬島龍三に関する記述。著者はお嫌いだったようだが(珍しく意見が一致)、公職にあった人で瀬島のことを「スパイ」と断じた人は他におらんのではなかろうか。相変わらずの自慢ぶりも微笑ましくすらある。思想信条は全く合わないけど。

  • α0350α さん

    「もう時効だから言うけど香港領事の時にスパイ運用してました!」とか凄すぎませんか。別の本で読んだモノもありましたが、昔のインテリジェンス的な話が満載で面白かったです。

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佐々淳行

1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。目黒警察署勤務をふりだしに、警視庁外事・警備・人事課長、警察庁調査・外事・警備課長を歴任、「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」等では警備幕僚長として危機管理に携わる。その後、三重県警察本部長、防衛庁官房長、防衛

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