政談 講談社まんが学術文庫

荻生徂徠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065106686
ISBN 10 : 4065106680
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
192p;15

内容詳細

「忠臣蔵」の赤穂浪士の処遇に困った幕府が頼った知恵袋・荻生徂徠の出した意見書『政談』。その内容は悪魔的な統治術であり、その存在は門外不出とされ、幕府倒壊後まで世に明らかにされることはなかった。2055年、人口減少、産業衰退の危機に直面した日本が取った選択は、完全無欠のコンピュータ“SORAI”に政策を委ねることだった。「同業者は同じ場所に住むこと」、「無職の禁止」等、驚きの施策の数々に翻弄される青年ミュージシャンの恋の行方は?人間存在の根幹に迫る近未来SF仕立ての儒学!

目次 : 1 国を治める方法の根本/ 2 取り締まりのこと/ 3 譜代者のこと/ 4 せわしい風習を改める/ 5 荻生徂徠/ 6 武家の旅宿を改める/ 7 「主」と「客」を正す/ 8 才徳を見分けること/ 9 人材登用のこと/ 10 あなたはSORAIを信じますか?

【著者紹介】
荻生徂徠 : 1666年(寛文6年)‐1728年(享保13年)。江戸時代中期の思想家、儒学者、文献学者である。朱子学を批判的にとらえ、中国古典文献を朱子学の影響を排したところで解釈し直した。主著『政談』はその成果である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • keroppi さん

    過去の名著を漫画で描くシリーズとかで、読売新聞の書評にも出ていた本書を読んでみた。なんと近未来SF設定。荻生徂徠もびっくりだろう。でも、分かりやすく、今の問題として捉えるには成功しているのかもしれない。荻生徂徠って、こんなに、人の事や社会の事を理解し、理論を展開していたんだ。

  • 小木ハム さん

    人間は少なからず過ちを犯すものだから、統治はAIに任せた方がいい、という意見がある。本書は萩生徂徠の『政談』を元にAIが政治を行うとどうなるかをシミュレートした漫画。政策ひとつひとつに賛成の立場、反対の立場の人が描かれているのが機会平等で良いと思いました。統治によって音楽で社会に訴える必要性がなくなり、結果としてミュージシャンを目指す主人公たちが分裂したのは皮肉。安定を望む人には住みやすい世の中に、夢(表現者や挑戦者?)を目指す人には厳しい世の中になる。ちょこちょこ出てくる有名人が結構似てます笑。

  • kenitirokikuti さん

    イーストプレスから出てる名著の漫画化シリーズ『まんがで読破』そっくりなのだけど、同じチームが手がけているそうな(Teamバンミカス)。同チームは『歴史秘話ヒストリア』などにも関わる、と▲本書はかなり変な翻案で、2055年に日本政府は突然AI「SORAI」による統治を始めた。データセンターみたいなところに忍び込んで「これがSORAIの脳みそだ…」。黒幕たち「俺たちは徂徠派なので『政談』しか使ってない」「なんだってー?」。10年後に国民投票でAI「SORAI」統治の存続か否かを決定することになった。おわり。

  • dou さん

    荻生徂徠の考えを完璧にダウンロードした人口知能「SORAI」が専制政治を行う、というSF作品。荻生徂徠の考えは、国益を第一に据えられる。無職を禁じたり、住居を同じ業界の人達で固めたり、投資増税と生産業減税など結構思いきった政策ばかり。要は国家の「安定」を最優先するものである。しかしそれで、新たなイノベーションは起こせるのだろうか。安定>発展が幸せ?企業間の不毛な争いを避けようとするは納得だが、競争こそより良い社会の為に必要なのでは?とも思う。

  • ビシャカナ さん

    江戸時代の荻生徂徠が著した政治や経済の指南書を、近未来でAIによる統治に利用するというディストピアめいた形で、現代的な個人からすると不条理でも、統治としては合理性があるという、この手の漫画では類を見ない奇抜な解説。しかしこの手の漫画でこれほど身をもって感じて考えることはなかなか無い。

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荻生徂徠

1666年(寛文6年)‐1728年(享保13年)。江戸時代中期の思想家、儒学者、文献学者である。朱子学を批判的にとらえ、中国古典文献を朱子学の影響を排したところで解釈し直した。主著『政談』はその成果である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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