自閉症のぼくが「ありがとう」を言えるまで

イド・ケダー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784864104852
ISBN 10 : 4864104859
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
246p;19

内容詳細

会話のできない重度自閉症の15歳が文字盤でつづる、口コミでベストセラーになった奇跡の手記。こだわり行動、パニック、運動障害、共感覚、学校生活…。重度自閉症の少年が、みずからの症状を解説しながらの、心の成長、そして大人たちへのメッセージ。

目次 : 第1章 十二歳―怒りと悲しみ(ぼくが手をぱたぱたさせるわけ/ なぜ人のお皿のものをとってしまうのか ほか)/ 第2章 十三歳―過去をふりきる(「できること」にフォーカスする/ 敏感すぎる感覚 ほか)/ 第3章 十四歳―自分の人生を生きる(前へ/ ふつうの生徒になれた ほか)/ 第4章 十五歳―高校へ(高校生活を始めるにあたって/ 中学校への感謝 ほか)

【著者紹介】
イド・ケダー : 1996年アメリカ・カリフォルニア州生まれ。作家。会話のできない重度の自閉症者。2歳8か月で重度自閉症と診断され、3歳より行動療法にとりくむ。しかし改善せず、深刻な知的障害があるともいわれた。ところが7歳の誕生日に、自分の意思で字が書けることを、母親が偶然発見。その後、ラピッド・プロンプティングの提唱者ソマ・ムコパディヤイの指導により、文字盤による意思疎通法を学ぶ。これによって高い知性、言語能力、感性を持った少年であることが明らかになった

入江真佐子 : 翻訳家。国際基督教大学卒。ノンフィクション、児童書、文学の名作を多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヒラP@ehon.gohon さん

    自閉症の子どもたちと関わっていて、これほどの衝撃と感動を覚えた書籍は多くない。普段、まともにコミュニケーションが取れない彼らにも、これだけの感性と、行動とは裏腹の姿があるのですね。 これからも関わっていく自分に、やるべき事の啓示を受けたような気がします。

  • ケイプ さん

    以前読んだ東田直樹さんの本にも共通する部分がありました。自閉症の彼が彼の言葉で彼自身のことを語っています。自分の意思を伝えたいのにその手段が見つからない、伝えられないというもどかしさはどんなに彼を苦しめていたのだろう。「自閉症というのは運動能力の障害であって、知的障害ではないのです。」彼の言葉気づかされるものがあります。

  • Natsuko さん

    アメリカ人の著者の苦悩と活躍、世界に与えた影響は、東田直樹さんと重なる。本著はより専門家や現場スタッフを立ち止まらせると思う。まだまだ自閉症の研究は途上であるがコミュニケーション獲得の可能性の大事さを痛感する。以下メモ。脳と言葉・運動の回線がつながりにくいアプラクシア(失行)。現実から逃げる自己刺激行動(スティム)。人=モノではなく不安により人と関係を持てない。人の「色」が見える(信頼は青いオーラ)、音符が目に見える共感覚。ABA(行動療法)への否定。自分の体を感じる固有受容感覚。一瞬現れる本音の表情。

  • LIBRA さん

    自閉症の本人の著書本。自閉症とは?知っているようで、全く理解していませんでした。知的障害だとばかり思っておりました。 理解をしていることを表せない。運動の障害でした。筆者は、pc入力が出来る様になって本当に良かったです。これは、自閉症を知らない多くの人に読んで頂きたいです。

  • るうるう さん

    「僕たちは人生を受け入れるか、受け入れないかを選べる。 それによって前に進めるか、立ち往生してしまうかが決まる」 知性があるのにそれを表に表せず、バカみたいなテストや訓練を一日中やらされる・・・地獄のようだったろう。自閉症についていろいろなことがわかる本。

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イド・ケダー

1996年アメリカ・カリフォルニア州生まれ。作家。会話のできない重度の自閉症者。2歳8か月で重度自閉症と診断され、3歳より行動療法にとりくむ。しかし改善せず、深刻な知的障害があるともいわれた。ところが7歳の誕生日に、自分の意思で字が書けることを、母親が偶然発見。その後、ラピッド・プロンプティングの提

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