日本海を望む「倭の国邑」 妻木晩田遺跡 シリーズ「遺跡を学ぶ」

浜田竜彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787716316
ISBN 10 : 478771631X
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
93p;21

内容詳細

「魏志倭人伝」冒頭の一節「倭人は帯方の東南大海の中にあり、山島によりて国邑(こくゆう=大きな村)をなす」を彷彿とさせる大集落が、鳥取県西部の霊峰・大山のふもとで発見された。弥生時代後期〜終末期に日本海を望む丘に繁栄した「妻木晩田(むきばんだ)」村にせまる。

目次 : 第1章 よみがえる倭の国邑(日本海を望む弥生の大集落/ 妻木晩田遺跡の歴史的環境/ 妻木晩田遺跡の発見/ 「妻木晩田」村三〇〇年の盛衰)/ 第2章 集落のはじまり(平野から丘陵へ/ 集住のはじまり/ 洞ノ原墳丘墓群と環濠)/ 第3章 山陰地方最大規模の集落へ(国邑への成長/ 村の中枢となる居住単位/ 仙谷墳丘墓群/ 鉄器の製作と流通)/ 第4章 「妻木晩田」村の終焉(集落規模の縮小/ 「妻木晩田」村の中興と松尾頭墳丘墓群/ 「妻木晩田」村の終焉/ 古墳時代の幕開け)

【著者紹介】
浜田竜彦 : 1969年、山口県下松市生まれ。関西大学大学院文学研究科史学専攻博士課程前期課程修了。鳥取県教育委員会文化財課、鳥取県立むきばんだ史跡公園を経て、現在、鳥取県埋蔵文化財センター係長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 月をみるもの さん

    山陰の遺跡めぐりしたい。。高地性集落は、防御のため(だけ)でなく豊富な森林資源のために、わざわざ移動には不便なところに設置された。弥生期300年の集落の盛衰と、森林資源の増減がリンクしているという仮説は、ある程度までなら科学的に議論(反証)することができそう。

  • うしうし さん

    鳥取県西伯郡大山町・米子市に位置する弥生時代の「妻木晩田遺跡」を紹介する書籍。中期後葉に始まるこの集落は、後期後葉にピークを迎え、古墳時代前期前葉に終焉を迎える。丘陵に集落が立地する利点を木材の供給(p71)に求め、後期終末前半に一時的に集落が衰退する要因を森林資源の枯渇(p71)と想定する。著者の想定は恐らくは正しいのであろうが、状況証拠に留まっているというのが正直な感想である。とはいえ、ふんだんなカラー図版を用いた集落や墳墓の変遷に関する概説は、現状で最も優れた妻木晩田遺跡の概説となっている。

  • 榊原 香織 さん

    四隅突出型墳丘墓

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浜田竜彦

1969年、山口県下松市生まれ。関西大学大学院文学研究科史学専攻博士課程前期課程修了。鳥取県教育委員会文化財課、鳥取県立むきばんだ史跡公園を経て、現在、鳥取県埋蔵文化財センター係長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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