ブライアン スティーヴンソン

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黒い司法 黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う 亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズ2

ブライアン スティーヴンソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784750514390
ISBN 10 : 475051439X
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
440p;20

内容詳細

白人の人妻と関係を持ったことで、犯してもいない殺人の罪で死刑を宣告されたウォルター・マクミリアン。彼の冤罪を証明するべく人権弁護士のブライアン・スティーヴンソンは奔走する。仕組まれた証言、公判前の死刑囚監房への収監、大半が白人の陪審員、証人や弁護士たちへの脅迫…。数々の差別と不正を乗り越え、マクミリアンとブライアンは無罪を勝ち取ることができるのか。米国司法の闇に迫る戦慄と感動の法廷ノンフィクション!

目次 : マネシツグミを真似する人々/ 立ち上がれ!/ 裁判と試練/ 古い朽ちた十字架/ ジョンの帰還/ そこには絶望しかない/ 否定された正義/ みな神の子/ 私はここに来ました/ 情状酌量/ 飛んでいこう/ マザー、マザー/ 社会復帰/ 残酷で異常/ 壊れ物/ ストーン・キャッチャーたちの悲しみの歌

【著者紹介】
ブライアン スティーヴンソン : アラバマ州モンゴメリーを拠点とする司法の公正構想(イコール・ジャスティス・イニシアチヴ)の事務局長。ニューヨーク大学ロースクールで法学教授として教鞭を執る。何十人という死刑囚の救済措置を勝ち取り、連邦最高裁判所では5度にわたって弁論をおこなった。貧困者や黒人に対する偏見に立ち向かうその姿勢は全国的に高く評価されている。数々の受賞歴を誇り、そのひとつとしてマッカーサー財団の“天才”賞が挙げられる

宮〓真紀 : スペイン語圏文学・英米文学翻訳家。東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • at-sushi@ナートゥをご存知か? さん

    現代アメリカの不当な司法制度に立ち向かう黒人弁護士の筆による、魂を震わせる必涙のノンフィクション。冤罪や不当な量刑により人生を踏みにじられる父や母たち。抗う術も知らされず電気椅子に送られる少年や終身刑に服す知的障害児。「自由の国」とはかけ離れた司法のゲスぶりは、人種的マイノリティや障がい者等に対する緩やかなホロコーストとすら言え、「てめえらに北朝鮮をdisる資格はねえ!」と胸筋で革ジャンをぶち破りたくなる程。低血圧でお悩みの方にはお薦めである。今も不屈の魂で戦い続ける著者にオラの元気玉を分けてやりてえ。

  • たまご さん

    先に映画を見ました.映画はずいぶんときれいにまとまっています.メインのウォルター冤罪事件に絞ったからとても分かりやすくなっていました.でもこの本には,これでもか,まだ足りないとばかりに多くの社会的弱者や被差別者を鞭打つ司法の対応が書かれ,憤りを通り越して呆然とするしかありません.そしてそんな中で感じる「希望」.皆壊れているからこそいたわりやさしくしあえるはずと語る筆者. 筆者がこの仕事を続けられるように,そしていつかはこの仕事がなくなりますように.

  • スー さん

    34ウォルターは白人女性と不倫をした事から白人達の怒りを買い完全なアリバイが有るにも関わらず殺人犯にされ死刑判決を受けてしまう。ウォルターや人種差別や貧しい為に法的援助を受けられずに刑務所に入っている人達を救う為に奮闘した弁護士ブライアンが書くアメリカの司法の実態に驚愕しました。13才で暴行罪で終身刑になり成人と同じ刑務所に入所した少年、女性刑務所では矯正官や牧師によるレイプの横行、無免許やいい加減な検査をして証言をする検死官や精神科医、彼等は何の救いもなく刑務所の中で過ごす本当に信じられなかった。

  • だまし売りNo さん

    冤罪は普通の家族を悲劇に追い込みます。

  • ブラックジャケット さん

    米国の人種差別問題は最新のニュースでもメインの座を譲らない。1985年、ハーバードのロースクールを卒業し弁護士になった著者はアラバマに向った。前途洋々の青年が南部で直面したアフリカ系住民に対する冤罪の数々に、人権弁護として人生をかける決意する。マクミランの殺人事件は警察・検察が用意したでっち上げの証言で固められ、身内が証明するアリバイは無視される。白人の既得権益の上から、様々な不正がはびこる世界だった。黒人であることだけで警察の意地の悪い職質にあう。仮釈放なしの終身刑にさせられる十代の若者の話に絶句。

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アラバマ州モンゴメリーを拠点とする司法の公正構想(イコール・ジャスティス・イニシアチヴ)の事務局長。ニューヨーク大学ロースクールで法学教授として教鞭を執る。何十人という死刑囚の救済措置を勝ち取り、連邦最高裁判所では5度にわたって弁論をおこなった。貧困者や黒人に対する偏見に立ち向かうその姿勢は全国的に

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