ガ島航空戦 上 ガダルカナル島上空の日米航空決戦、昭和17年8月‐10月

梅本弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784499231879
ISBN 10 : 4499231876
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
梅本弘 ,  
追加情報
:
303p;22

内容詳細

上巻では、ガ島進攻の中継ぎとなる航空基地が整備されるまでの間、基地防空、船団の上空警戒、偵察、飛行場薄暮攻撃と八面六臂の活躍をしていた水戦、零観など水上機隊の戦闘記録も数多く掲載。これら水上機をはじめ、零戦、陸攻、艦爆、大艇などによる空戦記録を一例ごとに日米両軍の一次資料からの損害記録で照合、両軍共に過大に流れやすい撃墜戦果報告の実数、実態を追究している。

目次 : 昭和17年8月 米軍ガ島上陸(8月、「空の要塞」を迎え撃つ水上戦闘機/ 精強「台南空」零戦隊、次々と撃墜戦果を挙げる/ 新鋭、零戦三二型、二号艦戦がラバウルに到着 ほか)/ 昭和17年9月 日本軍、ガ島に逆上陸(雨季到来。悪天候の中、ガ島飛行場を空陸から猛攻/ 「全水戦隊及び観測機隊は三分間待機とせよ」神川丸水戦隊の初邀撃戦/ 零戦隊、ガ島上空でワイルドキャット4機を屠る ほか)/ 昭和17年10月 南太平洋海戦(ガ島への「鼠輸送」再開。駆逐艦での挺身輸送作戦成功/ 8機撃墜。悪天候に阻まれつつも大成功に終わった航空撃滅戦/ 戦闘機掃討、一転して未帰還零戦8機の惨敗 ほか)

【著者紹介】
梅本弘 : 1958年茨城県生まれ、武蔵野美術大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • roatsu さん

    日米航空戦に関し、彼我記録の検証を中心に今日判明する限りで実戦果を詳らかにし戦後作られた根拠なき伝説や判官びいきの通説を排した冷厳な史実を読者に伝える著者最新作。無敵零戦の神話に終止符が打たれ、夥しい精鋭搭乗員を喪失して海軍航空隊の屋台骨をガタガタにした南東方面の大消耗戦の端緒たるガ島をめぐる空の戦いを追う。空戦で敵機を落とし、戦果を正確に把握する至難さ、その戦果誤認がもたらす作戦方針の大きな過誤、米機の堅牢さに日本機の脆弱さなど彼我の明暗を分けていく諸要素や、日ごとの詳細な戦局推移も読み取れる傑作戦記。

  • フロム さん

    ガ島を巡る航空戦で目に付くのは主役はゼロ戦よりも水上機と言う事である。ゼロ戦や爆撃機はある程度整備されないと進出できないので当然最前線で活躍するのはフロート付きの水上戦闘機だがこれは指摘されないと分からない事実である。そしてガ島は餓島とよく揶揄されるが本著を読む限りでは海軍は配備される戦力を(少なくとも上巻は)振り絞って陸軍を援護している事実である。連日海軍機は長躯遠征し、駆逐艦、輸送艦も相当熱心に輸送作戦を刊行している。本著から読み取る限り米国の楽勝感は微塵も伝わってこない。お互いギリギリだったのだ

  • フロム さん

    再読、日米の『被』撃墜記録を基に戦記、日報を参考にしながらガタルカナル航空戦を明らかにした本。兎に角細かいのでガタルカナル島をめぐる航空戦を俯瞰するにはこれ一冊でOK。そこでまず目に付くのは撃墜及び撃破報告の不確かさだ。これはシリーズ全般に言える事だが戦時報告書と事実を比較すると相当の開きがある。つまり戦闘時における戦果確認の難しさの証明なのだが、これは日米の『被』撃墜を参考にする事で初めて分かる事実なので著者がいなければ、永遠に分からなかった可能性すらある。そう考えると間違いなく価値ある一級の本である。

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