猿の眼 僕ノ愛スル器タチ

市川猿之助

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784473040589
ISBN 10 : 4473040585
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
追加情報
:
141p;22

内容詳細

目次 : 半泥子の茶碗/ 骨董愛玩/ わが愛しの酒器/ 合縁奇縁/ ぶち割れ徳利/ 古美術商の眼力/ 縄魂弥才/ 造形の力/ 健康の秘訣/ 敢えての果てに見えるもの/ 京で猿を買ふ/ 茶碗は傾城に似たり/ 酒にはご要心/ 煩悩即菩提/ ぶつぶつ世迷言/ 魅惑の都/ 茶人の刀/ 痒いところに手が届く/ 燿州釜の輝き/ 仏教雑感/ 名前の継承/ 雌伏の時/ 風を感じる/ 物が語るものがたり/ 終わりのはじまり

【著者紹介】
市川猿之助 : 東京生まれ。父は四代目市川段四郎、伯父には三代目市川猿之助。九代目市川中車は従兄弟にあたる。慶應義塾大学文学部国文科卒業。1980年7月歌舞伎座『義経千本桜』の安徳帝役で初御目見得。1983年7月歌舞伎座『御目見得太功記』で、二代目市川亀治郎を名乗り初舞台。2008年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2012年「二代目猿翁 四代目猿之助 九代目中車 襲名披露公演」において、四代目市川猿之助を襲名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しゃが さん

    A5判の1ページに一個の骨董品の写真があり、美しく贅沢な一冊だった。猿之助さんが役者絵の蒐集家と聞いていたが、徳利 盃 茶碗などの器にも惹かれておられたとは…。添えられた文章も飾りすぎず、大人の語彙で綴られ、それでいてウィットに富んでいた。骨董品もすばらしいが、楽屋の選ばれた品々の調和の無駄のなさにも見入ってしまった。ちょっとした美術展にいったような感覚になった。食器、日常品などの生活骨董を普段使いしている私は、ハレのような高揚感とケの癒しを同時に味わった。   

  • ぐっちー さん

    隙間時間でもサクっと読める。洒脱な文章といい感じの写真。猿之助さんの骨董への愛と、金銭面での七転八倒が相まって可笑しい。

  • 今夜は眠れない さん

    身の回りの品々のエッセイ。骨董を普段使いして癒しとする。愛しい器タチとの日々が軽妙に綴られ流石は猿之助。

  • 慧の眼 さん

    猿之助さんによる味わい深い「骨董」を巡るエッセイ。私物写真も贅沢だ。浮世絵熱から、骨董へと移った興味、時に愛憎ないまぜになりながらも惹きつけられてやまない心模様を、骨董商との縁や、真摯に歌舞伎へ取り組む日常の一コマや洞察と併せ綴られる。良いエッセイだった。伝統芸能に心身を捧げるがゆえに忙殺されながらも、器を育てるべく一服の茶、一杯の酒を愛でる時を持ち、自身と、器を介して、その物の経てきた悠久の時や作者の心、歴代所有者たちと向きあう・・・、そんな数寄者にちょこっと憧れた。

  • しびぞう さん

    この人の文章は本当に読ませる。この多才ぶりは時機を待たずとも国宝級だ。結構な数のコレクションの写真が掲載されていて、ああやはりそこまで手を出したか、という納得の一品もあって見ごたえがあった。こういう文化人がいるからこそ残る美術品があるので、これからもいろいろな方向に血道をあげてほしい。

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市川猿之助

東京生まれ。父は四代目市川段四郎、伯父には三代目市川猿之助。九代目市川中車は従兄弟にあたる。慶應義塾大学文学部国文科卒業。1980年7月歌舞伎座『義経千本桜』の安徳帝役で初御目見得。1983年7月歌舞伎座『御目見得太功記』で、二代目市川亀治郎を名乗り初舞台。2008年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞

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