リンゴが腐るまで 原発30km圏からの報告‐記者ノートから 角川新書

笹子美奈子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784040820750
ISBN 10 : 4040820754
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
追加情報
:
192p;18

内容詳細

東日本大震災から5年、原発事故被災者の葛藤は依然として続いている。賠償金をめぐる地域コミュニティの分断、長い仮設住宅暮らしで崩壊する家族関係…。中越・中越沖地震を取材した記者が、被災地における諸問題が福島で同じように繰り返され、さらに深刻化している実態に警鐘を鳴らす。

目次 : 第1章 オフサイトで起きていること(バリケードの先に咲く桜/ 見えない境界線/ 原発被災者と津波被災者 ほか)/ 第2章 原発と生計(汚染水タンクの森/ 電源立地地域対策交付金/ 協力企業 ほか)/ 第3章 復興が進まないワケ(放射線と避難者/ 避難者は戻れるのか/ たまるフレコン ほか)

【著者紹介】
笹子美奈子 : 1975年、埼玉県生まれ。99年、早稲田大学政経学部卒業。2002年、読売新聞東京本社入社。02〜07年、新潟支局。東京電力原発トラブル隠し、東北電力巻原発建設計画白紙撤回、中越地震、中越沖地震などを取材。08〜13年、東京本社経済部。11〜12年、イギリス・サウサンプトン大学留学、MBA(経営学修士号)取得。13年4月〜15年1月まで、福島支局。東京電力担当、県政キャップ。東京電力が福島県政記者クラブで毎日2回行う記者会見に出席。現在、東京本社国際部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆみねこ さん

    震災から5年、被災した地域以外のみなさんに是非一読していただきたい。地震・津波に加えて予想だにしなかった原発事故。福島の現状・福島県民の思いをよく書いてくれた本だと思います。お役所のやる仕事って、どうしてスムーズに運ばないのかしら?住民に寄り添った対応をとの思いを強くしました。

  • おかむら さん

    読売新聞記者による福島の現状ルポ。私は仙台に住んでるので東北ローカルニュース番組で取り上げる福島の話題は見てる方だと思うけど、ただテレビは復興に前向きな明るいニュースの方を取り上げがち(のような気がする)ので、こういうネガティヴな実態を知ると、当事者のやるせなさがなんともやるせない。新築の庭先に置いてあるフレコン(この言葉初めて知った)のやるせなさ。原発事故がもうすでに過去の話になってる他県の人はこれ読んだ方がいいと思いました。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    しかし、アメリカ政府が発表した地図が信用できるので、経産省の地図はどうなのかと思う(28頁)。孫請け会社(116頁〜):避難指示解除後、集落に戻ったのは高齢者ばかり(122頁)。土嚢袋はフレキシブル・コンテナバッグ(フレコン)の山(142頁)を見るにつれて、瑞穂の国の稲穂が黒で埋まっている国土にガックリくる。1袋1〜2トンとは大きい。結論はリンゴが腐るまで待っていたら、この国は滅びてしまう(173頁)。

  • tsu55 さん

    「最後の最後まで、もうこれしか選択肢がないですねという段階になるまで物事が決まらない」日本の政治。もっとスピーディに事を運べないものか。

  • ともたか さん

    第一原因(地震あるいは放射能)での直接被害、それに続いて第二原因(行政や東電)による間接被害または分断=補償金の有無やその額の差。「被災」と一言で言うけど被災者を一度ならずも二度も痛めつけていることをなかなかわからない。直近の熊本地震でも同様なことがあると聞く。どうにかならないのかと思う。

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笹子美奈子

1975年、埼玉県生まれ。99年、早稲田大学政経学部卒業。2002年、読売新聞東京本社入社。02〜07年、新潟支局。東京電力原発トラブル隠し、東北電力巻原発建設計画白紙撤回、中越地震、中越沖地震などを取材。08〜13年、東京本社経済部。11〜12年、イギリス・サウサンプトン大学留学、MBA(経営学修

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