戦火のマエストロ近衛秀麿

菅野冬樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140816820
ISBN 10 : 4140816821
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
285p;20

内容詳細

ナチス政権下のドイツで活躍した日本人指揮者・近衛秀麿が行っていたとされる、ユダヤ人保護・救出の実態に迫る。BS1スペシャル『戦火のマエストロ・近衛秀麿〜ユダヤ人の命を救った音楽家〜』の出版化。  


【著者紹介】
菅野冬樹 : 1955年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。映像、音楽等の企画・制作を手がけるプロデューサー。1993年、全米映画製作者連盟(ギルド)のライセンスを日本人として初めて取得。1970年代後半に、作曲家・水谷川忠俊氏(近衛秀麿の次男)と知り合った後、30年以上の間、近衛秀麿についての調査と研究を継続。近衛秀健氏(近衛秀麿の長男)、水谷川忠俊氏など近衛秀麿の親族、及び関係者からの信頼を得るに至っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • sasha さん

    同名のテレビ番組も見ていたけれど、書籍としても優れたノンフィクションだ。近衛秀麿。兄の近衛文麿に比べ、彼に対する認識は薄かったけれどナチス・ドイツが猛威を振るったヨーロッパでユダヤ系音楽家の亡命を手助けした事実は、「命のビザ」の杉原千畝のようにもっと評価されてもいいのではないか。終戦間際に兄・文麿からの密命を帯びて自らアメリカ軍の捕虜となっている部分の謎解きは小説を読んでいるよう。この時、秀麿の取り調べにあたったアメリカ軍中尉と秀麿の関係が明かされる部分はドラマのようだ。今年一押しの国内ノンフィクション。

  • ソバージュ さん

    NHKの番組を観るまで近衛秀麿の名すら知らず、番組だけでは不完全燃焼だったので手に取った。秀麿の仲介でグルリットやクロイッツァが日本に亡命していたことや越天楽のオーケストラ演奏など興味深い事が多く、何よりも秀麿の生きざまに大いに心が揺さぶられた。読んで良かった!!

  • おせきはん さん

    近衛文麿の弟で指揮者として活躍していた近衛秀麿が、ドイツで音楽活動をしながら、自らの身の危険を覚悟のうえでユダヤ人音楽家の亡命を助けたことを、綿密な取材により明らかにしています。実現はしませんでしたが、フルトヴェングラーのアメリカへの亡命を仲介したことにも言及されています。近衛文麿からの極秘指令を受けてアメリカとコンタクトをとり、アメリカの要求を受けて自らアメリカ軍の捕虜となった近衛秀麿の尋問を担当し、対日プロパガンダのための共同作業を行ったネルソン中尉が音楽でつながっていた話も感動的でした。

  • ゆうゆう さん

    こんな人がいたとは知らなかった。命のビザと言えば杉浦千畝さん。だか、彼だけではなかった。日本人として、この時代に指揮者として、音楽家として、ヨーロッパで活躍されていただけてもすごいのに、演奏家の亡命にもし尽力していたなんて、私は知らなすぎた。音楽は国境を越える。思いも越える。時の総理、近衛文麿の弟、秀麿。すごい物語だ。

  • くらむ さん

    戦前、戦中のクラシック音楽界の巨匠たちとの交流には興奮する。しかし、本書の後半になるにつれ、調査が大変だった話が長く退屈する。その割に確実な情報が少なく消化不良。もっと芸術家としての秀麿の側面も紹介してもよかったのでは。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

菅野冬樹

1955年、東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。映像、音楽作品の企画・制作を手がけるプロデューサー。1993年、ハリウッド映画を統率する、全米映画製作者連盟(ギルド)のライセンスを日本人として初めて取得。1979年に、作曲家・水谷川忠俊氏(近衛秀麿の三男)と出会った後、近衛音楽研究所からの信任

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品