ジャンヌ・ダルク処刑裁判

高山一彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560084397
ISBN 10 : 4560084394
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
404p;20

内容詳細

「オルレアンの乙女」として伝説につつまれてきた少女が、教会裁判にかけられ、異端の判決を受けて破門・火刑に処せられるまでの全過程を、第一人者の詳細な調査で明らかにする。(書物復権)

[著者紹介]
東京都出身。1924年生まれ。1948年、東京大学文学部西洋史学科卒業。フランス史専攻。成蹊大学名誉教授。オルレアン市立「ジャンヌ・ダルク研究センター」名誉委員(1974年~)。主な著書『ジャンヌ・ダルクの神話』(講談社)、主な編訳書R・ペルヌー『オルレアンの解放』、同『ジャンヌ・ダルクの実像』(以上、白水社)、A・ブールド『英国史』(共訳、白水社)

【著者紹介】
高山一彦 : 東京都出身。1924年生まれ。1948年、東京大学文学部西洋史学科卒業。フランス史専攻。成蹊大学名誉教授。オルレアン市立「ジャンヌ・ダルク研究センター」名誉委員(1974年〜)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • k5 さん

    今年いちばん泣けた本かも。ジャンヌの物語はいくつも読んで来ましたが、肉声はレベルが違います。裁判記録というだけあって、その場にいた裁く側の男たちの名前がずらっと並んでいますが、こういう権威のカタマリみたいな連中に囲まれて、自分の信仰を全て否定されながら、毅然とした回答を続ける少女の姿が本当に素晴らしいです。解説も豊富で、異端審問官代理のルメートルは拷問や審議の進め方に否定的だとか、人物像も浮かび上がってくる。本当にいい本です。

  • しょうご さん

    小説ではない。ジャンヌ・ダルクの宗教裁判の全記録である。(中略・・・)ジャンヌも神、天使、聖女カトリーヌ、マルグリッドから直接の公現、啓示を受けたことを一歩も譲らなかった。火あぶりの刑の恐怖心から改悛の誓いで署名するが(この段階で生涯、パンと水の牢屋に投獄が決まったのだが)、最期は自分の信念を曲げることなく、異端のレッテルを貼られた。時代が時代とはいえ、あまりにも理不尽で報われない、怒り心頭となる。

  • kiltcool さん

    1431年に行われた、ジャンヌ・ダルクを破門、火刑に処するまでの裁判記録。記録のほとんどが手続きに関する書類の羅列であって、読み進めるのに忍耐を要するが、それ自体約600年前の貴重な裁判記録ということで興味深い。一番関心を惹くのが、判事たちの尋問に対するジャンヌの姿で、少女とは思えない堂々とした回答に感心する。ジャンヌの聞いた神からの啓示が幻覚ではないかというのは現代的な解釈で、当時の法廷の尋問の焦点は啓示が神のものか、悪魔のものかということ以外にはなかったという指摘は、記録を見るとよく分かる。

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