蜃気楼 「長嶋茂雄」という聖域

織田淳太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784800229144
ISBN 10 : 4800229146
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
追加情報
:
223p;19

内容詳細

栄えある国民栄誉賞を受賞した戦後日本のスーパースター、長嶋茂雄。だが、往年のファンにとって、その晩年の姿はどこか痛々しく映る。メディアが作り上げた「ミスター」の聖域と知られざる孤独は、なぜ検証されてこなかったのか。週刊誌記者として長く巨人軍を取材した著者が明かす長嶋茂雄の「実像」と、戦後日本人の心象風景。

目次 : 1章 向日葵の憂鬱(「W国民栄誉賞」と空を切ったバット/ 「死ぬまでピエロでありつづけるだろう」 ほか)/ 2章 「週刊誌」とミスター(納会に遅刻した8人の選手とその理由/ 「キミは週刊誌の記者か?」 ほか)/ 3章 最大のタブー(長嶋夫人記事「連載中止」とその見返り/ 「長嶋スキャンダル」が週刊誌に少ない理由 ほか)/ 4章 「長嶋茂雄」という夢(編集部に届いた一通の「告発状」/ 「長嶋茂雄の後見人」との出会い ほか)/ 5章 「神話」と「象徴」の形成(忘れ去られた「長嶋の生家」/ 話題にもされなかった「国民栄誉賞」 ほか)

【著者紹介】
織田淳太郎 : 1957年北海道生まれ。早稲田大学卒業後、週刊誌記者として長く巨人軍を取材。独立後はノンフィクション作家として活躍、スポーツ全般及び精神医療、スピリチュアリズムのジャンルで作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 金吾 さん

    長嶋選手の影の部分にも触れている一冊です。今まで触れられていない分、知らない話だらけで一気に読みましたが、読後感は虚しさを感じました。

  • 後藤だいすけ さん

    長嶋茂雄氏はとかく明るい面ばかり取りざたされ面白く揶揄されますが、負の部分はというとほとんど取りざたされないので本書を読みました。しかし本書の負の部分というのは週刊誌ネタの裏話のことで私が思ってたのと違いました。私が思った負というのはその人物の心の内面の負。人間の正と負、表と裏、陽と陰を探ってその人物の本質を明らかにしていく本が好きなのですが、本書は週刊誌ネタの裏話が主の暴露本の類いです。暴露本等が好きな方はいいですが、人物の生き方・考え方・行動を知って自分に役立てようとするならばこの本はちょっと違かな。

  • Mr.deep さん

    巨人の統制が弱まってきたんで今まで出せなかった長嶋茂雄のゴシップ大放出の一冊。裏でこそこそ語られる醜聞より、隠しもしてない表のエピソードの方がよっぽど破天荒で唖然とさせられるのは流石ミスター

  • 鈍足君 さん

    陽の代表選手のようなミスターの陰の部分を取り上げ、人間長嶋茂雄を炙り出そうという本。ミスター本を何冊も読んだ私が知らなかったことが沢山書いてあるので、著者の意図は達成されたのでしょう。しかしながら、誰にだって多かれ少なかれ人には言えない(言う必要もないし)家族、親族間のゴタゴタはあって当然なのに、それを殊更に書き立てて何の意味があるのか理解できません。ミスターには何の責任もないことも沢山書いてあるし、市井の人として生きている家族、親族のことも噂を含めて書いてあるし。著者の良識を疑わざるを得ません。

  • ind さん

    国民的英雄である長嶋氏の影の部分をその家族関係や氏の周辺の人間を含めて取材し、描いている。長嶋茂雄のプレーや監督としての部分以外知識がなかった私にとってはそれなりに衝撃的な内容でもあるのだが、結論としては又聞きが殆どで、推測の域を出ていない。 それ故に、この本のテーマからすれば、殆ど話題になっていないのも頷ける。

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人物・団体紹介

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織田淳太郎

1957年北海道室蘭市生まれ。ノンフィクション作家。スポーツや精神医療分野のノンフィクションを多く執筆してきたが、2016年11月、先妻との一人息子を失ったことで執筆の方向性を大きく転換。「死」や「孤独」、「深層心理」、「精神世界」など人間存在の根幹に触れる普遍的なテーマに目を向けるようになった(本

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