ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた

青山通

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784903951652
ISBN 10 : 4903951650
フォーマット
発行年月
2013年04月
日本
追加情報
:
19

商品説明

ウルトラ世代のクラシック
少年時代に見た『ウルトラセブン』の最終回にカラヤン指揮、リパッティ独奏によるシューマンのピアノ協奏曲が流れていた。なぜこの曲の、この演奏だったのだろう? その答えを探る旅は、少年をクラシック音楽の世界へと導いた。冬木透が音楽監督を務めた『ウルトラセブン』の音楽のレベルの高さに驚く。どんなクラシック入門書もかなわない企画力と構成力に脱帽!(CDジャーナル Book Review)
(CDジャーナル 2013年 6月号より)

内容詳細

目次 : ■第1章: 衝撃の最終回とシューマンのピアノ協奏曲 / 1)1960年代後半という時代 / 2)異なる種族同士の共生は、はたして可能なのか / 3)最終回、そしてその劇的な音楽 / 4)最終回の「音楽」を探して / 5)最終回の「演奏」を探して / 6)カラヤン/リパッティ盤の録音が生まれた背景 / 7)なぜ最終回にカラヤン/リパッティが選ばれたのか / クララ・ハスキルのシューマン / 8)そして現在へ / カラヤン/ツィマーマン盤のシューマン / ■第2章: ウルトラセブン 音楽から見たオススメ作品 / 1)音楽と物語が密接に関連した3作 / 「第四惑星の悪夢」 「ダーク・ゾーン」 「狙われた街」 / 2)音楽が突出して印象的な5作 / 「ひとりぼっちの地球人」 「悪魔の住む花」 「零下140度の対決」 / 「ノンマルトの使者」 「セブン暗殺計画 前篇・後編」 / ■Appendix: ウルトラセブンから広がる音楽の楽しみ / シューマンのピアノ協奏曲 / 1.アルゲリッチのピアノ/2.アバドの指揮/3.ギーゼキングのピアノ / 同じ曲を違う演奏で聴く楽しみ方

【著者紹介】
青山通 : 1960年、東京都世田谷区出身。1984年、早稲田大学卒業後、音楽之友社入社。その後、出版社、調査会社において、音楽・学習分野の編集・記者・マーケティング等の業務に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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うーん面白い、シューマンのピアノ協奏曲に...

投稿日:2013/05/20 (月)

うーん面白い、シューマンのピアノ協奏曲には思い入れがある方が多いのでしょうが、ここまで来ると凄いデス。音楽のみでセブンをかたる本は珍しい、ほぼ筆者と同年代の私も共感することしかり、当方あほの子でしたから腕時計型のテレビ電話に憧れ、おもちゃを買ってもらったのを思い出しました、そういや20歳の頃会社同期のオ○クと一緒にレコード店に行き、シューマンの協奏曲を買いたいというのでブレンデル、アバド盤を薦めたけど、結局リパッティ、カラヤン盤を買ったもんな、知ってたんだねえ、恐るべしオタ○君。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi さん

    ウルトラセブン最終回に流れたシューマンのピアノ協奏曲に惹かれ、音楽の道に進んだ著者、そのレコードをウルトラセブンの音楽家 冬木透さんと聴くという至福の時を迎える。ウルトラセブンにシューマンが使われていたというのは、この本で初めて知った。ウルトラセブンとクラッシック音楽という組み合わせが、とても興味深く楽しかった。「ウルトラセブン オリジナルサウンドトラック」を聴きながら読む。シューマンのピアノ協奏曲も図書館から借りてきた。使われた演奏のものは無く、P178に紹介されていたアバド/ピリス盤でした。

  • いたろう さん

    ウルトラセブンに使われた音楽についてうんちくを語るというマニアックな内容(笑) 特に最終回で使われたシューマンのピアノ協奏曲について、実際に使われたカラヤン/リパッティ版の他、18種類のCDを聴き比べる凝りよう。よくこれで1冊書けるなと思いつつ、音楽だけでなくウルトラマンとは異なるウルトラセブン作品の奥ふかさを刷り込まれてしまい、何だか改めてウルトラセブンが観たくなった。

  • Y2K☮ さん

    著者は小2の時セブンの最終回を見た。そしてダンが正体を明かす場面の曲に衝撃を受ける。PCもビデオも無い時代。著者は再放送をテープレコーダーに録って聴き込む。やがて意中の曲がシューマン「ピアノ協奏曲」と知り、レコードを数枚買うも「どれも演奏が全然違う」と愕然。友人宅でカラヤン/リパッティ版を聴き、「これだ!」と感動した時には中3になっていた。33歳で亡くなるリパッティの31歳時の演奏、運命に抗う力強い旋律が巨匠達の名人芸よりも著者の心を捉えたのが印象深い。セブンは話だけでなく音楽へのこだわりも本格的だった。

  • エドワード さん

    クラシック音楽業界の端っこに連なる身として、また昭和の子供のなれの果てとして、まるでわが事のように読んだ。読書メーターで歴史だ人生だとエラそうなことを言っているが、私はバカにウルトラがつくほどのウルトラファンである。カセットテープにテレビの音を録音して何度も聴いたというのは私も同じ。涙ものだ。五十歳になった今でも、気合いを入れる時はセブンの冒頭の音楽を口ずさんでしまう(もうひとつはポパイです)。きっと死ぬまで手塚、円谷、石森の三本の矢から卒業できない。まさしく、私もセブンからクラシック音楽を学んだ一人だ。

  • まつじん さん

    クラシックは奥が深い、深すぎる。生で聞く用になったら切りがなさそうでコワイわ。

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