チンパンジーはなぜヒトにならなかったのか 99パーセント遺伝子が一致するのに似ても似つかぬ兄弟

ジョン・コーエン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062161732
ISBN 10 : 4062161737
フォーマット
出版社
発行年月
2012年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
461p 19cm(B6)

内容詳細

酷似したDNAを持ちながら、ヒトは生物界の頂点に君臨し、チンパンジーは研究材料にされ続けてきた。2種を隔てた1パーセントの意味を知ることで、人類の未来が見える。

目次 : はじめに チンパンジーの世界に足を踏み入れて/ 第1部 血(進化のツリー―チンパンジーからヒトのなにがわかるのか/ 種と種をつなぐもの―雑種はなぜ存在するのか/ 病気と健康―チンパンジーとヒトがかかる病気はなぜちがうのか/ 伝染病の猛威―チンパンジーの研究はエイズワクチンの開発につながるのか)/ 第2部 脳(しゃべる類人猿―類人猿は言語を修得できるのか/ 言葉をつかさどる遺伝子―ヒトの脳のなにが言語を生んだのか/ 心のギャップ―チンパンジーに他者の心は読めるのか/ 頭と頭をつき合わせて―ヒトとチンパンジーの脳はちちがうのか)/ 第3部 からだ(歩いて進め―ヒトと類人猿を隔てる解剖学的要素とは/ 肉欲の話―性習慣のちがいはなにを意味するのか/ チンパンジーの生きる道―ライフスタイルが異なる要因はなにか/ 野生児として―人間のせいで絶滅してしまうのか)

【著者紹介】
ジョン・コーエン : 国際的に有名な科学雑誌「サイエンス」誌の記者。ほかにも、「アトランティック」「ニューヨーカー」「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」「ワシントン・ポスト」「ディスカバー」「スミソニアン」「スレート」などに記事を書いている。カリフォルニア州カーディフ・バイ・ザ・シー在住

大野晶子 : 英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 手押し戦車 さん

    人とチンパンジーは僅か1,6%しかDNAが変わらない。染色体は人が46本に対しチンパンジーは48本。生後人間の脳は脳内に配線が出来て重大な時期に方向を変えたり削除したり新たに作られる配線がある。人間の脳は適応力がある。人には心が有り、考え学習する機能がある。類人猿から人に向かったのは集団で生活をして意思の疎通が必要になり知恵を付けて行ったのがヒト。集団に馴染めなかったのがチンパンジーの道を行った様な気がした。脳の進化では無く環境に適応する知恵が別れ道。題名「決断の別れ道」

  • PyonPyonTokage さん

    思ったより量が多い上に内容が難しくて途中で挫折した。おさるのジョージの話が印象的。

  • £‥±± さん

    良く言われる人とチンパンジーのDNAの違いは僅か1パーセント。これを近いとみる向きも多いが、専門家は「1パーセントしか違わないのに違い過ぎる。」と取るそうだ。遺伝子の発動に命令を出すシステムが実は大きく異なっているのではないか。ちょっと下のお話も含んだ新しめのチンパンジーのキャッチ―でトリビアルな話題を知りたい方には読み易さ(文体が軽い)も含めてお薦め。ただ、HIVに感染してもAIDSを発症しなかったチンパンジーを人が実験に使う内に変質、AIDSが発症する様になってしまったのでは?と言う一節は痛切。

  • Matoka さん

    図書館本。 残念ながら半分程でタイムアップ。なかなか読み進める事ができなかった。

  • 斑入り山吹 さん

    うむむ。研究者ではなくジャーナリストが書いた本。チンパ関連で耳目をひけばOK、って感じ。チンパの話をしているようで、ヒトの話をしている、というところが非常に多かったように思えた。けっこう下世話。とはいえ初めて知る興味深いものはいくつかあったよ。ヒトの前頭葉は他の動物より大きいか、とか、ヒトのやたらと流産が多い理由、とか、チンパが泳ない理由とか、等々。西洋人は言葉で考えて、その概念に振り回されて、本質から離れてしまうことがあるな。どこからヒトでそうでないか、という命題ね。グラデーションできないんだなぁ。

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