なぜ人はニセ科学を信じるのか 2 歪曲をたくらむ人々 ハヤカワ文庫NF

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150502812
ISBN 10 : 4150502811
フォーマット
出版社
発行年月
2003年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,334p

内容詳細

「進化論は間違っている」「ホロコーストなどなかった」。これらの主張はどこかおかしい。だがどこがおかしいのか?本書では、「聖書に書かれた天地創造を、科学の授業で教えるべきか否か」について法廷で応酬された議論と、「ナチスドイツによるユダヤ人大虐殺は虚構だ」とする主張をつぶさに見ていくことで、歴史や科学的主張の歪曲を目指すニセ科学の手口を明かす。第一人者に学ぶ、ニセ科学に騙されないための心得。

目次 : 第3部 進化論と創造論(はじまり―デュエイン・T・ギッシュとの夕べ/ 創造論者との対決―創造論者の二五の主張と、進化論者からの二五の解答/ 科学は弁護し、定義した―最高裁判所での進化論と創造論)/ 第4部 歴史と偽史(ドナヒューの行動―歴史と検閲と言論の自由/ 誰がホロコーストはなかったと言ったのか、なぜそう言ったのか?―活動の概観/ どうすればホロコーストがあったことがわかるのか―否定論者の嘘を暴く/ ピジョンホールと連続体―あるアフリカ系‐ギリシャ系‐ドイツ系‐アメリカ人が人種について考える)/ 第5部 希望は決して潰えない(ティプラー博士、パングロス博士に会う―科学はすべての可能性の中から、最良の世界を見いだすことができるのか?/ なぜ人々は奇妙な物事を信じるのか?)

【著者紹介】
マイクル・シャーマー : 『スケプティック』誌発行人。懐疑主義協会理事。カリフォルニア工科大学で懐疑主義の一連の講義を主催。ロサンゼルスのオキシデンタル・カレッジで、科学史、技術史、進化史を教えている

岡田靖史 : 1963年生、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ntahima さん

    第3部 進化論と創造論。これが読みたかった。私は根っから相対主義者で生まれつきの無神論、いや無関神論者か。一瞬たりとも神を感じたことはない。勿論、歴史や文化に及ぼした宗教の影響については関心があるので宗教史や宗教学の本は読む。信仰としての原理主義ならいざ知らず創造論を進化論と同じ科学の俎板の上に乗せたらお話にならないと思うのが日本人。米国ではちゃんと最高裁で争われることになる。かの地で進化論完全肯定派は国民の僅か1割強とか( ̄□ ̄;) いやあ日頃何気なく使っている科学と宗教の定義について勉強になりました。

  • 猫丸 さん

    第二巻は聖書原理主義とホロコースト否定論。著者の示唆からわかったのは、一般にカルト思想にとらわれる人間の世界認識が単純であること。彼らは科学が正しいと思っている。もちろん違う。多数の事実によって不断に更新される可能性を開くのが科学の特質だ。二分法でしか思考できない。自分の検証義務を相手に押し付け、あまりのバカさに放っておくと「論破」と見做し自陣の正しさが立証されたと妄想する。さらに倫理的資質に欠けるから、論争において使用不可のレトリックを平気で使うし、分かりやすい陰謀論に耐性がない。相手にしないが吉。

  • 中島直人 さん

    T巻と比べ、重点が論争に重きを置き過ぎ、イマイチ面白みを感じることが出来なかった。

  • ばんぶー さん

    ホロコースト否定論や創造科学は対岸の火事だと思っていました。しかしこの本を読みまして、「南京大虐殺」否定論や、歴史教科書などにみる日本の状況にぞっとするような類似点が感じられ、目眩がしてくるようでした。

  • てら さん

    ホロコースト否定論や創造科学を信じる人を論破できるような本ではありません。しかし、そういうものの構造、陥穽、矛盾をはっきり知るにはよい本だと思います。現実世界すべてを否定するために、また自分を肯定するという小さな目的のために、できもしない一点突破を図るというのは安易でみっともないことです。

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