銀の匙 角川文庫

中勘助

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041028070
ISBN 10 : 4041028078
フォーマット
出版社
発行年月
1989年05月
日本
追加情報
:
15cm,201p

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読書メーターレビュー

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  • ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中 さん

    年始特有の白を溶かして澄ませた青空に、冷たさが頬を刺す凛とした空気。その中にしんと静まった声で、何処までも遠くにのびてゆく美しい言葉たち。それらすべてを掴んで留めておけないのが切ない。誰の心の中にも大切に取ってある幼年期の記憶。もう戻らない愛に包まれ安心しきった幼さ。郷愁。 世界が美しすぎて泣きたくなる。「波の音が悲しいんです」と涙をこぼす繊細な筆者にとって、戦争はどれだけ辛いものだったろう。しみじみと美しい日本の情景とことばたちが染み渡り、いつまでもいつまでも読み続けていたい。素晴らしい本です。

  • あきぽん さん

    夏目漱石が絶賛したという、長らく読んでみたかった本。大人の言葉で、大人向きに書いているのに関わらず、子供の視線で子供の見ている世界をリアルに描写している。しかも幼児から数え年17歳まで、自然に視点が成長している。なるほど名文‼

  • りゅう☆ さん

    幼少時は虚弱で知恵の発達も遅れ、痩せて人見知りのひどい臆病な主人公のそばにはいつも叔母さんがいた。小さな口に薬を含ませるため叔母が探してきた匙を見つけ、昔のことが思い出される。初めてのお友達のお国さん、ちょっぴり甘い初恋相手のお宸ソゃん、お寺で出会った貞ちゃんなど数少ないお友達と健気に遊ぶ姿が微笑ましい。ずっと背負ってくれた叔母さんの目が不自由で老いた姿が切ない。終始静かな雰囲気に包まれた感じ。感受性が強くて、軸のブレない主人公の感じた思いが紡ぎだした言葉が豊富。表現が豊かで綺麗。教科書に掲載されてそう。

  • ぶち さん

    『星の王子様』に"ゾウを飲み込んだウワバミの絵"が大人には帽子の絵にしか見えないというエピソードあります。大人の見方、考え方でしか物事を捉えられないのです。"大人になりなさい"とよくいわれますが、子供のように好きなものに無邪気に取り組み、物事を"大人の分別"なしに素直に捉えることはとても大事です。無垢な子供の視点で描かれたこの小説は、繊細で純粋で美しいです。"大人の分別"に囚われない見方で世界が描かれています。手に取るだけで子供時代を素直に思い出すことができる"銀の匙"を私は持っているのでしょうか...

  • 優希 さん

    清らさと純粋さを感じずにはいられませんでした。小さな一箱ある銀の匙。人見知りの「私」への愛情としての匙。「私」のために祖母が特別に探してくれたことがじんわりきます。病弱の弱さが辛いものではなく、あたたかく語られるのが印象深かったです。明治の東京の下町ならではの雰囲気を描くのが美しいのですよね。

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人物・団体紹介

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中勘助

1885年、東京に生まれる。小説家、詩人。東京大学国文学科卒業。夏目漱石に師事。漱石の推薦で『銀の匙』を『東京朝日新聞』に連載

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