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Sym.8: Karajan / Vpo

Bruckner (1824-1896)

User Review :4.5

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
4761654
Number of Discs
:
2
Label
:
Format
:
CD

Product Description

カラヤン&ウィーン・フィル / ブルックナー第8番

1988年11月、ウィーンのムジークフェラインザールにおけるデジタル録音。カラヤンの尋常ならざる意気込みがヒシヒシと伝わる凄まじいブルックナー演奏で、このレコーディングに対するカラヤンの執念にも似た情熱を嫌が応でも感じさせずにはおきません。
 まず第1楽章からして、同曲演奏史上1,2を争うと言いたくなるの凄絶な威圧感には仰天、カラヤン最晩年の音楽に対する執着とでも言うほかない、苦痛に身もだえるような壮烈なカタストロフィは言語を絶しています。
 それだけに、第3楽章アダージョの絶世の美感は格別の感銘をもって聴き手に迫ります。ブルックナー作品のなかでもとりわけ第8番を得意としたカラヤンとしても、この豊麗な、まさに美音に溺れ込んでいくかのような響きはかつてないほど。それでいてこの演奏が、いわゆる“白鳥の歌”というような浄化や清らかさよりも、“美的なるもの”に対する強烈な憧憬を感じさせるのは実に興味深いところであり、いかにもカラヤンらしいところと言えるでしょう。
 壮大にして豊穣をきわめたフィナーレの素晴らしさを含め、この演奏は、“美”にとり憑かれ、その追求に一生をささげたカラヤンという指揮者の個性と魅力が、かつてなく反映した傑作といえるのではないでしょうか。
 そうしたカラヤンの情熱を、ウィーン・フィルがまた信じられないほどに豊かで美しいサウンドで支えています。


・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調[ハース版]

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音:1988年11月 ウィーン、ムジークフェラインザール[デジタル]

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Comprehensive Evaluation

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今回1枚に収められて安くなったので購入し...

投稿日:2012/09/08 (土)

今回1枚に収められて安くなったので購入した。カラヤンのハース版というのは7番でだまされて以来、信用していないが、8番はちゃあんとハース版を使用しているので宜しい。このCDはVPOのライブとのこと、それも逝去する1年前のものらしく、これまで聴いた彼の8番の中ではベストかな、と思う。アダージョも、まあまあで、フィナーレも前回のBPOのもののようにいかにも「作り物」という感じはない。これはこれでまあ、いいのではないか?他の指揮者、例えば、ヴァントとか朝比奈等とは比べようもないが、カラヤン嫌いの小生もまあ、許せる範囲内だった。小生はSACDとかには興味がない。装置がそんなものに対応していない普通の装置だからだ。だからこれ以上の音は期待していない。良い音を聴きたいのならアマチュアオケの実演の方がよほど良い音で聴ける。若い頃なら、「カラヤンだけは絶対聴かない」はずだったが、それを許してしまうという小生もそれだけ年齢を重ねたってことかな?カラヤンの演奏として聴けば充分な気がする。よって★は4つ。

mid-massa さん | 三重県 | 不明

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カラヤンは、ブルックナーの交響曲の第8番...

投稿日:2011/04/09 (土)

カラヤンは、ブルックナーの交響曲の第8番を、DVD作品などを除けば、3度スタジオ録音している。その中でも本演奏は3度目の最後の録音に当たるものであるが、ダントツの名演であり、他の指揮者による様々な同曲の名演の中でも、上位にランキングされる至高の名演として高く評価したい。カラヤンの最初の録音は、ベルリン・フィルの芸術監督に就任して間もない頃の演奏であり(1957年盤)、カラヤンがいまだベルリン・フィルを必ずしも掌握しきれていないこともあるせいか、立派ではあるがいささか重々し過ぎる演奏になってしまっていた。そして、モノラル録音というのも大きなハンディがあると言わざるを得ない。これに対して、2度目の録音(1975年盤)は、その後に全集に発展する第1弾となったものであるが、カラヤン全盛時代ということもあり、鉄壁のアンサンブルと流麗なレガートの下、金管楽器のブリリアントな響きや肉厚の弦楽合奏、フォーグラーによる雷鳴のようなティンパニなど、いわゆるカラヤンサウンド満載。音のドラマとしては最高ではあるが、ブルックナーというよりはカラヤンを感じさせる演奏であったことは否めない。これら1957年盤及び1975年盤に対して、本盤の演奏は、そもそもその性格を大きく異にしていると言える。ここには、カラヤンサウンドを駆使して圧倒的な音のドラマを構築したかつてのカラヤンの姿はどこにもない。第1楽章や第2楽章などにはその残滓がわずかに聴き取れるが、第3楽章以降に至っては、自我を抑制し、虚心坦懐に音楽そのものの魅力をダイレクトに伝えていこうという自然体のアプローチの下、滔々と流れる崇高な音楽が流れるのみだ。カラヤンとしても、最晩年になって漸く到達し得た忘我の境地、至高・至純の清澄な境地であると言うべきであり、これほどの高みに達した名演は、神々しささえ感じさせる荘厳さを湛えているとさえ言える。このようなカラヤンとともに、美しさの極みとも言うべき名演奏を繰り広げたウィーン・フィルの好パフォーマンスにも大きな拍手を送りたい。録音については従来CDでも十分に鮮明ではあるが、いまだにSACD化どころか、SHM−CD化すらされていないのは、非常に不思議な気がしている。歴史的な名演でもあり、今後、更なる高音質化を大いに望みたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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晩年のカラヤンらしいゆったりとしたテンポ...

投稿日:2010/07/30 (金)

晩年のカラヤンらしいゆったりとしたテンポ設定ですが、ジュリーニほどスローではありません。さっそうとしたクールな感じもジュリーニとは異なります。第3楽章では頂点のあとにテンポを幾分速めてあっさり流してしまうのが惜しまれます。ディスク1と2では音量の差が大きく、2枚目を聴く前に音量を少し下げないと大音量になってしまうのも難点です。これらの点を除けばカラヤンの長い演奏キャリアが発揮された良い演奏だと思います。

kura-ota さん | 不明 | 不明

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