Bassoon, Oboe Concertos Vol.1: Azzolini Westermann Fava / Sonatori

naive Vivaldi Edition

ダブルリードの魅力満載!
ヴィヴァルディのファゴットとオーボエの協奏曲集!!

カルミニョーラとの『四季』(DIVOX)で世界中の話題をさらったあと、Warnerから５枚のアルバムをリリースしたソナトーリ･デ･ラ･ジョイオーサ･マルカ。naïveヴィヴァルディ･エディションに登場です。
　各パート１人の弦楽にリュートと鍵盤というシンプルな編成の彼ら。ストイックに響きがちな短調の作品も、彼らの手にかかると明るい南イタリアの香りを漂わせるのが不思議なところです。
　このアルバムでも、冒頭の疾走するようなファゴット協奏曲RV481、叙情的に歌い上げる有名なオーボエ協奏曲RV461と続きますが、いずれも彼らの明るい音色がその曲想と独特かつ絶妙の絡み合いを聴かせています。ピリオド管楽器の魅力溢れる音色を聴かせるソリストは、イタリア生まれでトゥーネマンなどに師事した後、コワン率いるリモージュ･アンサンブル･バロックにも参加したファゴットのアッゾリーニと、ムジカ･アンティクヮ･ケルンなどに多彩なゲスト共演暦を持ち、自作の楽器でこの録音に臨んだオーボエのヴェスターマン。

　ジョルジョ・ファーヴァ率いるソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーザ・マルカはヴィヴァルディ・エディション初登場の団体。既に20年のキャリアを持つ結構なベテランの団体。
　セルジョ・アッゾリーニは1967年ボローニャ生まれ。ボローニャ、ローマ、ハノーファーと学び、コンクールで軒並み優勝をかっさらっていったという凄腕の持ち主。
　ハンス・ペーター・ヴェスターマンはオーボエ界では有名な人で、録音も多数。


ヴィヴァルディ：ファゴット、オーボエ協奏曲集第1集
■ファゴット協奏曲イ短調RV498
■オーボエ協奏曲ハ長調RV451
■オーボエとファゴットの協奏曲ト長調RV545
■ファゴット協奏曲ニ短調RV481
■オーボエ協奏曲イ短調RV461
■ファゴット協奏曲変ロ長調RV501「夜」

セルジョ・アッゾリーニ(Fg)　
ハンス・ペーター・ヴェスターマン(Ob)　
ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーザ・マルカ
ジョルジョ・ファーヴァ（指）