Orlando Furioso: Spinosi / Ensemble Matheus, Lemieux, Larmore, Cangemi

naive Vivaldi Edition

ヴィヴァルディのオペラ最高傑作『怒れるオルランド』
ルミュー、ラーモア、スピノージ（指）

ヴィヴァルディのオペラの録音もついにここまできました。大スター、ラーモアを筆頭に、ルミュー、カンヘミ、ジャルスキ、ハレンベルクと古楽系の優秀な歌手がずらり、そしてトドメに日本でも大人気のレガッツォ！！かつてバロックオペラでこれほど豪華なキャストがあったでしょうか？『怒れるオルランド』は1727年秋にヴェネツィアで初演されたオペラ。先日やはりnaiveから発売された『狂気を装うオルランド』と同様、騎士オルランドが主役の物語ですが、話も音楽も違います。『怒れるオルランド』はヴィヴァルディのオペラの中でも特に評価の高く、既に1978年には復活蘇演され、録音もありました。今回は、剛速球系バロック指揮者スピノージが極めつけの優秀な歌手たちを見事に操って、ふさわしい様式観によるはるかに完成度の高い演奏を見せてくれます。ことにタイトルロールのルミューはパリで大絶賛されています！続々と復活するヴィヴァルディのオペラの中でもこれは横綱、しかも双葉山クラス。広くオペラ・ファンの方々にお勧めいたします。

・ヴィヴァルディ：『怒れるオルランド』
　マリー＝ニコール・ルミュー（Ms；オルランド）
　ジェニファー・ラーモア（Ms；アルチーナ）
　ヴェロニカ・カンヘミ（S；アンジェリカ）
　フィリップ・ジャルスキ（CT；ルッジェーロ）
　ロレンツォ・レガッツォ（Bs；アストルフォ）
　アン・ハレンベルク（ブラダマンテ），他
　レゼレモン合唱団
　アンサンブル・マテウス
　ジャン＝クリストフ・スピノージ（指）