なみだのファインダー 広島原爆被災カメラマン松重美人の1945.8.6の記録

柏原知子監修

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784324071144
ISBN 10 : 4324071144
フォーマット
発行年月
2003年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20×21cm,63p

内容詳細

8月6日の広島への原爆投下直後の悲惨な状況を撮影したことで著名な松重美人による、核戦争を二度と起こさぬ願いをこめたキャンペーン写真集。当日の状況をドキュメント形式で再現する。

【著者紹介】
柏原知子監修 : 1949年(昭和24年)愛媛県生まれ。伊予郡松前町立松前中学校、済美高等学校を卒業。1973年(昭和48年)亜細亜大学卒業。1974年(昭和49年)お茶の水女子大学聴講生。1975年(昭和50年)愛媛県で小学校教師となり、市内・山間部などで教鞭をとる。1982年(昭和57年)広島市で小学校教師となる。2001年(平成13年)広島県立女子大学大学院修士課程在学中(夜間)。日本平和学会所属。日本写真協会所属。ヒロシマ・ピース・ボランティア(広島平和記念資料館)。中四国「ふれあい文化交流会」代表。まちづくり、ボランティア、平和研究に取り組む

松重美人 : 1913年1月2日、広島県呉市生まれ。旧制中学校中退。1941年、芸備日日新聞社会部記者。1943年、中国新聞社写真記者。1944年、中国軍管区司令部報道班員。1945年、8月6日午前8時15分広島原子爆弾投下、被爆状況を写真に撮る。1969年、中国新聞社定年退社。1975年、中国新聞社社会事業団慰問団。1977年、ニューヨーク国連総会に派遣され、被爆体験を発表。被爆写真を通して反核平和を訴える。1979〜1981年、広島市より二度中国に派遣される。北京、南京、上海において反核平和を訴える。1983年、広島平和文化センター委嘱、修学旅行生に被爆の実相・継承語り部。1987年、モスクワで開かれた世界医師会議に「核戦争を無くするための国際医師の会」より派遣され、反核平和を訴える。2001〜2002年、修学旅行生に被爆の実相・継承語り部(小・中・高校生)広島平和文化センター主催。フリーカメラマン(専門、原爆被爆写真)。前(財)広島平和文化センター評議員。前広島戦災協会理事。前広島原爆被災撮影者の会代表。研究テーマ、原爆被災被害調査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たまきら さん

    報道写真を見ていて、その画を切り取った人間の傲慢さに傷つくことはありませんか?撮影した人間ですらのちに悔むこともあるかもしれない。ある有名な花の写真家が、撮影後必ず他の人が撮影できないように花を傷つけるという話を聞いたときもショックだったなあ。松重さんの写真にはその感覚が全くありません。使命感と、うしろめたさが画から漂ってきます。その人間臭さが、写真の後ろのストーリーを語る。故・新藤兼人さんの言葉にもしんみり。読み友さんから。

  • はやしま さん

    読友さんの感想で知り偶然にも6日に手に取る。収録写真の数は多くはなく見たことある写真も多かったが、原爆投下当日または数か月後のリアルな姿に頁をめくれず日をまたいでの読了となった。カメラマンによる撮影背景の解説、写真に姿を見せている女性との対談、お二人と周辺の人々の原爆・戦後体験、そして現代や次世代への訴えが収録されており見ごたえ・読みごたえのある一冊。小学生でも読めるような大きな活字とルビ付きの本作、小学生だけでなく国内の幅広い世代、そして監修者が願うように世界へ翻訳され届けられて欲しい。

  • かおりんご さん

    あの日、あの時に広島で撮られた貴重な写真を中心に、体験談がつづられている。振り仮名がついているので、高学年からなら読める内容。当時を知る多くの方が鬼籍に入られている今、とても貴重な一冊です。

  • ばりぼー さん

    中国新聞社のカメラマンであり、中国軍管区司令部付の報道班員でもあった松重美人氏が、原爆投下直後の広島を撮影した5枚の写真記録。表紙写真は8月6日午前11時過ぎ頃、爆心地から約2.3km地点の御幸橋西詰で撮った2枚目のもの。「私の目の前に見るこの光景に、カメラを向けることは、耐えがたい苦痛でありました。しかし、現実に見るこの地獄絵図を後世に残し伝えるには、写真しかないのです。ましてや、この場でカメラを持ち、その特権を与えられているのは自分一人なのです。1枚目のシャッターを切るまでに30分はためらいました。」

  • まゆまゆ さん

    8月6日の写真を撮ったカメラマン、松重美人さんのあの日の記録。横書きで、フリガナなどもふってあったりして中〜高学年からでも読めるようになっています。1部には英訳もあり、色々な人に読んでもらいたいという作り手の気持ちが伝わってくる本です。巻末の松重さんと写真に写っていた河内さんの対談の最後、河内さんが子供たちに語りかけた、「戦争は殺し合い」「みんなが仲良く」という当たり前なはずの言葉が胸に残ります。

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柏原知子監修

1949年(昭和24年)愛媛県生まれ。伊予郡松前町立松前中学校、済美高等学校を卒業。1973年(昭和48年)亜細亜大学卒業。1974年(昭和49年)お茶の水女子大学聴講生。1975年(昭和50年)愛媛県で小学校教師となり、市内・山間部などで教鞭をとる。1982年(昭和57年)広島市で小学校教師となる

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