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Piano Sonatas Nos.1, 2, 3, 4, 5, 6, etc.: Simone Pierini(FP)(3CD)
Item Details
Catalogue Number
:
BRL96978
Number of Discs
:
3
Format
:
CD
Other
:
Import
Product Description

3種類のフォルテピアノを使用!
ベートーヴェン初期ソナタ集、小品集(3CD)
シモーネ・ピエリーニ(フォルテピアノ)
【概要】
◆ベートーヴェンは同時代の楽器であるフォルテピアノを使って作曲・演奏していたので、作品本来の姿を確認するには当時の楽器を用いたうえで、時代考証演奏をするのが前提条件として説得力があります。
◆ここでは歴史的鍵盤楽器演奏のスペシャリストが、ベートーヴェン時代の楽器を弾くことで、実際にベートーヴェンが想定していたであろうピアノの響きに接することができます。
【収録作品】
◆ピアノ・ソナタは、第1番から第7番の7曲。ベートーヴェン的な力強い作風の萌芽が、フォルテピアノの複雑な音色だと聴き取りやすいです。
◆小品は、エコセーズ WoO83、アレグレット ハ短調 WoO53、2つのロンド Op.51、ニ長調の主題による変奏曲 Op.76、バガテル 変ロ長調 WoO60、アンダンテ・ファヴォリ WoO57、ポロネーズ ハ長調 Op.89を収録。こちらもソナタと同様、ガチャガチャした感じや帯域ごとの音色の違いがかえって演劇的な楽しさにも繋がっています。エコセーズでのトルコ風軍楽ペダルも面白い聴きものです。
【演奏者】
◆演奏のピエリーニは歴史的鍵盤楽器演奏のスペシャリストで、これまでにもジェルヴェ・フランソワ・クープランや、クレメンティ、クラーマーなどのフォルテピアノ演奏で成果を上げてきた実績があります。
◆使用楽器はオリジナルで、エコセーズ WoO83と変奏曲 Op.76が「マティアス・ミュラー(1822)」、ポロネーズ Op.89が「コンラート・グラーフ(1830)」、ほかが「ヨハン・ハーゼルマン(18世紀末〜19世紀初頭)」です。
【録音】
◆小品が2023年11月、ソナタが2024年1月から7月にかけての録音。場所はすべてイタリア共和国中部、ラツィオ州、ローマ県、モンテ・コンパトリにあるアンニバルデスキ宮。音響の良さで知られています。
【製品仕様】
◆収録時間は約203分。ケースは24mm厚のポリスチレン製(マルチケース)。付属ブックレット (英語・12ページ)には、演奏者のピエリーニによる解説などが掲載。EU製で、ディスクはメジャー・レーベルでもおなじみの独オプティマル・メディアが製造。
【ブックレットより抄訳】
使用楽器
◆ヨハン・ハーゼルマン製オリジナル・フォルテピアノ(18世紀末〜19世紀初頭)、ロメオ・チュッファ・コレクション
◆マティアス・ミュラー製オリジナル・フォルテピアノ(1822年)、ジュゼッペ・アカルディ・コレクション
◆コンラート・グラーフ製オリジナル・フォルテピアノ(1830年)、ジュゼッペ・アカルディ・コレクション
オリジナル楽器へのこだわり
◆ベートーヴェンのソナタには1世紀にわたる録音史があり、シュナーベル以来、数多くの名盤が残されてきました。現代ではスタインウェイ等の現代ピアノや、当時の楽器の「複製(レプリカ)」による演奏が主流ですが、本プロジェクトは、当時の「オリジナル」のフォルテピアノのみを使用するという、極めて稀で挑戦的な試みです。
プログラムの核:初期ソナタの野心と革新
◆本録音の軸となるのは、ベートーヴェンのジャンルへの関心と野心が詰まった初期の7つのソナタ(Op.2、Op.7、Op.10)です。
グランド・ソナタ Op.7
◆当時の常識を超えた巨大な規模を持つ傑作。第1楽章の超絶技巧から、第2楽章の深い叙情、オーケストラ的な色彩感を持つ終楽章まで、あらゆる表現技法が探求されています。
3つのソナタ Op.10
◆形式の拡大から一転し、「簡潔さと自由さ」を追求した実験的なセット。古典的なモデルを内側から再構築しようとする意欲が見て取れます。
3つのソナタ Op.2
◆師ハイドンに捧げられながらも、すでに独自の語法を確立していた記念碑的作品。当時のソナタ形式の限界を押し広げ、聴衆に強い衝撃を与えました。
多彩な小品と「トルコ風」の響き
◆ソナタ以外にも、同時期の重要な小品や後年の作品がプログラムを彩ります。
アレグレット ハ短調 WoO53 / ロンド 作品51
◆ソナタと同時期の、作曲家の模索が伺える小品群。
6つのエコセーズ / 変奏曲 Op.76
◆1822年製のマティアス・ミュラーを使用。「トルコ風音楽」などの特殊なペダル効果を活かした、明るく快活な表現が特徴です。
アンダンテ・ファヴォリ / ポロネーズ Op.89
◆プログラムを締めくくる後年の名品。ポロネーズでは、ベートーヴェンとも縁の深いグラーフ製のピアノが使用されています。
関連レーベル
Brilliant Classics ・ Piano Classics ・ Berlin Classics ・ Neue Meister

作品情報
トラックリスト
トラックリスト
CD [202'53]
◆ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
CD1 [65'29]
◆ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 Op.7
1796年から1797年にかけて作曲。ベートーヴェンが生前に単独で出版した数少ないソナタの一つで、バベット・フォン・ケグレヴィッチ伯爵令嬢に献呈。全4楽章で構成され、変ホ長調という調性は、後に交響曲第3番「英雄」でも選ばれるように、ベートーヴェンにとって「雄大さ」や「力強さ」を象徴するものでした。
1. 第1楽章 アレグロ・モルト・エ・コン・ブリオ [8'06]
変ホ長調。6/8拍子。ソナタ形式。絶え間ない和音の連打が推進力を創出。響きの厚みも顕著です。
2. 第2楽章 ラルゴ、コン・グラン・エスプレッシオーネ [7'29]
ハ長調。3/4拍子。三部形式。音楽における沈黙の重要性を感じさせる緩徐楽章。ドラマティックな長い休符が、旋律の表現力を一層際立たせています。
3. 第3楽章 アレグロ [5'07]
変ホ長調。3/4拍子。三部形式。優雅なメヌエット風の主部に対し、変ホ短調のトリオは暗雲が垂れ込めるようなアルペッジョの連続で構成され、初期ロマン派的な雰囲気も。
4. 第4楽章 ロンド:ポコ・アレグレット・エ・グラツィオーゾ [6'28]
変ホ長調。2/4拍子。ロンド形式。優美で流麗な主題がロンドで回帰しますが、中間部ではハ短調の荒々しいセクションが挿入され、単なるサロン風の音楽に留まらない深みを与えています。
◆エコセーズ WoO83 [2'23]
1806年に、社交的な舞曲として作曲。
5. [2'23]
変ホ長調。2/4拍子。「エコセーズ」は活発なスコットランド風の舞曲で、6曲が連続して演奏されます。軽快なリフレインが何度も回帰します。この演奏では、トルコ風軍楽ペダルを備えたマティアス・ミュラーの楽器を使用して鈴の音を響かせています。
◆アレグレット ハ短調 WoO53 [4'16]
1796年から1797年頃に作曲された内省的な小品。ピアノ・ソナタ第5番の第2楽章あるいは第3楽章の候補としてスケッチされた可能性もあります。
6. [4'16]
ハ短調。3/4拍子。憂鬱で葛藤的な主部に対し、ハ長調に転じる対照的な中間部という構成。
◆2つのロンド Op.51 [13'47]
1790年代後半に作曲。ベートーヴェンのギャラント様式的な側面と、突然のドラマを挿入する独創性が共存しています。もともとは別々の機会に作曲・出版されたものが、後にひとつの作品番号にまとめられたものです。
7. ロンド ハ長調 Op.51-1 [5'15]
ハ長調。4/4拍子。ロンド形式。シンプルで親しみやすい主題が回帰しますが、中間のハ短調セクションでは激しい感情の噴出が見られます。
8. ロンド ト長調 Op.51-2 [8'32]
ト長調。2/4拍子。ロンド形式。第1番よりも規模が大きく、装飾過多とも言えるほどの華麗な旋律線が特徴的。
◆ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 Op.10-1
Op.10の3曲のソナタ(第5番、第6番、第7番)はすべて1796年から1798年にかけての時期に作曲。初期ベートーヴェンの実験精神と形式の洗練が結晶した曲集。アンナ・マルガレーテ・フォン・ブラウン伯爵夫人に献呈。
9. 第1楽章 アレグロ・モルト・エ・コン・ブリオ [5'43]
ハ短調。3/4拍子。ソナタ形式。ハ短調という調性を象徴するような劇的な開始。付点リズムによる力強い上昇テーマと、それに応える溜息のような旋律が対照を成します。
10. 第2楽章 アダージョ・モルト [7'52]
変イ長調。2/4拍子。ソナティーナ形式。展開部の無いシンプルな形式による抒情的な楽章。旋律の変奏は晩年のバガテルにも通じる親密な美しさを持っています。
11. 第3楽章 フィナーレ:プレスティッシモ [4'10]
ハ短調。2/2拍子。ソナタ形式。極めて急速で緊張感に満ちた終曲。展開部では交響曲第5番を予告するような素材も聴こえてきます。
CD2 [69'22]
◆ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 Op.10-2
1796年から1798年にかけての時期に作曲。3曲セットの第2曲。
1. 第1楽章 アレグロ [8'42]
ヘ長調。2/4拍子。ソナタ形式。ユーモアに満ちた主題が特徴ですが、再現部で第1主題がニ長調で呈示されるという、形式上の大胆な実験が行われています。
2. 第2楽章 アレグレット [3'42]
ヘ短調。3/4拍子。三部形式。緩徐楽章を置かず、深刻なメヌエット風の楽章が中央を占めます。変ニ長調の穏やかな中間部(トリオ)が救いをもたらします。
3. 第3楽章 プレスト [4'02]
ヘ長調。2/4拍子。ソナタ形式。フーガ風の対位法を駆使した、急速で roguish(いたずらっぽい)な終曲です。ベートーヴェンの構築力の高さが際立ちます。
◆ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 Op.10-3
1796年から1798年にかけての時期に作曲。3曲セットの第3曲。
4. 第1楽章 プレスト [7'36]
ニ長調。2/2拍子。ソナタ形式。輝かしい技巧と、一気に駆け抜けるような生命力に溢れた主題が展開されます。
5. 第2楽章 ラルゴ・エ・メスト [9'07]
ニ短調。6/8拍子。ソナタ形式。初期作品の中で最も悲劇的な深みに到達した緩徐楽章です。「悲しく(mesto)」という指示通り、絶望的な嘆きから、最後は静かな平安へと至るドラマが描かれます。
6. 第3楽章 メヌエット:アレグロ [3'03]
ニ長調。3/4拍子。三部形式。悲劇的な前楽章を打ち消すように、光が差し込むような明るいメヌエットです。トリオではト長調で華やかな交差が用いられます。
7. 第4楽章 ロンド:アレグロ [4'18]
ニ長調。4/4拍子。ロンド形式。主題の断片をユーモラスに扱い、予期せぬ転調や強弱の変化で聴き手を翻弄する、ベートーヴェン特有の知的な「遊び」に満ちた楽章です。
◆ニ長調の主題による変奏曲 Op.76 [6'08]
1809年に作曲されたこの変奏曲は、ベートーヴェンの「行進曲」への関心を反映しており、シンプルながらも効果的な構成を持つ作品です。主題は後に、1811年に作曲された劇付随音楽「アテネの廃墟」の「トルコ行進曲」として有名になる旋律です。ベートーヴェンはこの親しみやすい主題を使い、ピアノにおける変奏技法の粋を尽くしました。
8. [6'08]
主題、6つの変奏、そしてコーダで構成されます。
• 主題:ニ長調。2/4拍子。スタッカートが効いた、活発な行進曲です。
• 第1〜第5変奏:各変奏は、装飾の密度を高めたり、音域を拡大させたりすることで、主題の持つ生命力を多角的に呈示します。
• 第6変奏とコーダ:プレストにテンポを上げ、華やかなフィナーレを形成した後、再び最初の主題の断片が回想され、静かに閉じられます。
◆バガテル 変ロ長調 WoO60 [1'16]
1818年8月14日作曲。ポーランドの著名なピアニストであり作曲家でもあったマリア・シマノフスカのために書かれました。1818年、ベートーヴェンはウィーンを訪れた彼女と面会しました。シマノフスカはその美貌と卓越した演奏技術で知られ、ゲーテも彼女の演奏に深く感動したというエピソードが残っています。ベートーヴェンは彼女への敬意(あるいは親愛の情)を込めて、自筆譜に「1818年8月14日、マリア・シマノフスカのために。ベートーヴェン」と献辞を添えてこの小品を贈りました。
9. [1'16]
三部形式。演奏時間はわずか1分〜1分半程度ですが、その中にはベートーヴェンらしい工夫が凝縮されています。軽やかで流れるような6/8拍子のリズムが特徴です。右手のアルペジオと左手のスタッカートが対話するような、非常に優雅で社交的な雰囲気を持っています。派手な技巧はありませんが、和音の移ろいやフレーズの終わり方に、ベートーヴェンの円熟したセンスが光っています。
◆ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.2-1
Op.2の3曲のソナタ(第1番、第2番、第3番)はすべて1795年に作曲。ウィーンでの地位確立を目的とし、ベートーヴェン自身により1795年秋にリヒノフスキー公爵邸で初演。翌1796年3月にアルタリア社から出版(ハイドンに献呈)。
10. 第1楽章 アレグロ [6'33]
ヘ短調。2/2拍子。ソナタ形式。モーツァルトの交響曲第40番終楽章を思わせる第1主題はシェーンベルクも魅了されたもの。展開部では第2主題を中心に緊迫感を高めています。
11. 第2楽章 アダージョ [5'07]
ヘ長調。3/4拍子。展開部のないソナタ形式。1785年に作曲されたピアノ四重奏曲(WoO 36 No. 3)の緩徐楽章から素材が転用。装飾豊かな旋律はモーツァルトの影響を感じさせますが、和声の厚みにはベートーヴェン固有の響きが現れています。
12. 第3楽章 メヌエット:アレグレット [3'05]
ヘ短調。3/4拍子。三部形式。シンコペーションや鋭いダイナミクスの対比が特徴的なメヌエットで、ヘ長調の流麗なトリオを持ちます。
13. 第4楽章 プレスティッシモ [6'36]
ヘ短調。4/4拍子。ソナタ形式。絶え間ない8分音符の3連符が支配する激しい楽章。中間部では穏やかな新主題が現れ、嵐のような主要部との鮮やかな対比を形成します。
CD3 [68'02]
◆ピアノ・ソナタ 第2番 イ長調 Op.2-2
1795年に作曲。3曲セットの第2曲。
1. 第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ [10'41]
イ長調。2/4拍子。ソナタ形式。対話的な第1主題は軽快で動的ですが、第2主題は後年のベートーヴェンを思わせる曲調で、展開部のカノン風の技法などなかなかの力作。
2. 第2楽章 ラルゴ・アパッショナート [5'53]
ニ長調。3/4拍子。ロンド形式。ピアノ協奏曲第5番第2楽章アダージョを思わせる主題が印象的。
3. 第3楽章 スケルツォ:アレグレット [3'32]
イ長調。3/4拍子。三部形式。軽妙な主部と、イ短調の中間部のコントラストが鮮やか。
4. 第4楽章 ロンド:グラツィオーゾ [6'45]
イ長調。4/4拍子。ロンド形式。主題は優美で、アルペッジョによる装飾が回帰するたびに華やかさを増していきます。イ短調のエピドード部分では「シュトゥルム・ウント・ドラング(疾風怒濤)」的な激しさを見せます。
◆ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調 Op.2-3
1795年に作曲。3曲セットの第3曲。
5. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ [10'36]
ハ長調。4/4拍子。ソナタ形式。第1主題はベートーヴェンが14歳の時に書いたピアノ四重奏曲第3番 WoO.36-3を重音やカデンツァ風の挿入句でパワーアップしたものです。
6. 第2楽章 アダージョ [8'02]
ホ長調。2/4拍子。自由なロンド形式。主要主題は第1楽章第1主題の変形。副次部のロマン派的な要素は後期ソナタにも通じる部分もあります。深い情感と静謐な美しさを湛えた楽章。
7. 第3楽章 スケルツォ:アレグロ [3'19]
ハ長調。3/4拍子。三部形式。対位法的な主題の扱いが目立つ、活気に満ちたスケルツォ。メンデルスゾーンの交響曲第4番第3楽章の主題に似ています。
8. 第4楽章 アレグロ・アッサイ [5'19] ハ長調。6/8拍子。ロンド・ソナタ形式。急速な上昇主題が曲を牽引し、圧倒的な高揚感の中で全曲を閉じます。
◆アンダンテ・ファヴォリ WoO57 [7'54]
1803年から1804年にかけて作曲。元々はピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」の第2楽章として構想されたものですが、友人から「ソナタが長くなりすぎる」と言われ、現在のものと差し替えらて独立した作品となっています。1805年にウィーンで初版を出版した時は「ピアノのためのアンダンテ」というタイトルでしたが、ベートーヴェン自身がこの曲を非常に気に入り、サロンなどで頻繁に演奏したため、1807年にライプツィヒのブライトコップ・ウント・ヘルテル社から出版された際には「アンダンテ・ファヴォリ(お気に入り)」というタイトルに改められています。
9. [7'54]
ヘ長調。3/8拍子。ロンド形式的な変奏曲形式。優雅で歌うような主題が変奏や装飾を伴いながら何度も回帰。中間部では和声的な広がりを見せ、洗練された技巧が求められます。
◆ポロネーズ ハ長調 Op.89 [5'54]
1814年のウィーン会議という歴史的な局面で、ベートーヴェンは外交官たちや王族のために作品を書き下ろしていますが、その代表がこのポロネーズです。ベートーヴェンはウィーン会議に出席していたロシア皇后エリザヴェータ・アレクセーエヴナと面会し、このポロネーズを彼女に献呈し、皇后からは50ドゥカート(約63万円相当)の謝礼が支払われています。
10. [5'54]
ハ長調。3/4拍子。まず自由で即興的な序奏が置かれ、そこから急速なスケールを経てポロネーズの主部へ入ります。典型的なポロネーズ・リズムを土台にしながらも、ベートーヴェン特有の推進力が加わっています。
シモーネ・ピエリーニ(フォルテピアノ)
使用楽器(オリジナル):ヨハン・ハーゼルマン(18世紀末〜19世紀初頭)、マティアス・ミュラー(1822年/WoO83、Op.76)、コンラート・グラーフ(1830年/Op.89)
録音:2023年11月(小品)、2024年1〜7月
場所:アンニバルデスキ宮、モンテ・コンパトリ、イタリア
演奏者情報
シモーネ・ピエリーニ(フォルテピアノ)
【生地】
◆1996年、イタリアのローマで誕生。
【学業】
◆2004年:8歳よりピアノの学習を開始。
◆2014年:ローマのサンタ・チェチーリア音楽院を18歳で卒業。ピアノ科最高成績(10/10、優等、特別表彰付)。
◆マスタークラス:A.リュビモフ、A.シュタイアー、G.ボニーノ、J.スプロッセ、T.コッホ、M.バルトッチーニ、S.フィウッツィ各氏に師事してピリオド楽器(フォルテピアノ等)の奏法を研究。
◆サンタ・チェチーリア音楽院で、チェンバロの修士号を取得。
◆2022年:ローマ・ラ・サピエンツァ大学で、音楽学の修士号を最優秀の成績で取得。
◆2025年:バーゼル・スコラ・カントルムのチェンバロ専門演奏家修士課程に進み、アンドレア・マルコンのもとで研究。
【賞歴】
◆少年時代:国内・国際ピアノコンクールで複数の賞を受賞。
◆2021年:イタリアの第15回国立芸術賞 古楽部門でファイナリストに選出され、特別賞を受賞。
【仕事】
◆主な活動:ソロのチェンバロ、フォルテピアノ奏者、および通奏低音奏者。イタリア国内のほか、イギリス、ドイツ、中国、カナダ、ポーランド、フィンランド、スペイン、アメリカなどで演奏。
◆所属アンサンブル:「カッペッラ・ムジカーレ・エンリコ・スチュアート」のメンバー。チェンバロおよびオルガンを担当。
◆教育:ラクイラ音楽院の学生アンサンブルを指揮し、バッハの「音楽の捧げもの」全曲演奏を主導。
【録音】
◆CDは、Brilliant Classics、Da Vinci Classicsなどから発売。

ベートーヴェン年表

1770 1771 1772 1773 1774 1775 1776 1777 1778 1779 1780 1781 1782 1783 1784 1785 1786 1787 1788 1789 1790 1791 1792 1793 1794 1795 1796 1797 1798 1799 1800 1801 1802 1803 1804 1805 1806 1807 1808 1809 1810 1811 1812 1813 1814 1815 1816 1817 1818 1819 1820 1821 1822 1823 1824 1825 1826 1827
1770年 (0歳)
◆12月16日頃、ベートーヴェン、神聖ローマ帝国ケルン大司教領で人口1万人ほどの小都市ボンのラインガッセで誕生。父ヨハンは選帝侯宮廷のテノール歌手、母マリア・マグダレーナはボン宮廷離宮料理長の娘。
◆12月17日、ベートーヴェン、聖レミギウス教会で受洗。
1771年 (0〜1歳)
1772年 (1〜2歳)
1773年 (2〜3歳)
◆12月17日、祖父ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン死去。
1774年 (3〜4歳)
◆4月、弟カスパール・アントン・カール・ベートーヴェン[1774-1815]誕生。
1775年 (4〜5歳)
◆9月30日、祖母マリア・ヨゼファ・ベートーヴェン死去。
1776年 (5〜6歳)
◆ベートーヴェン、音楽のレッスン開始。父ヨハンの指導。
◆ベートーヴェン家、ラインガッセのフィッシャー館に転居。かつて祖父が住んでいた建物。
◆ベートーヴェン家、ノイガッセに転居。
◆10月、弟ニコラウス・ヨハン・ベートーヴェン[1776-1848]誕生。
1777年 (6〜7歳)
◆ベートーヴェン家、ラインガッセのフィッシャー館に再び転居。
◆ベートーヴェン、ボンの聖カシウス修道院のラテン語学校に入学。
1778年 (7〜8歳)
◆3月26日、ベートーヴェン、ケルンで父の主催による有料演奏会に、弟子のひとりとして出演。
◆ベートーヴェン、ボンの宮廷オルガニスト、ハインリヒ(ギレス)・ヴァン・デン・エーデン[1710-1782]に鍵盤楽器演奏を師事。
1779年 (8〜9歳)
◆ベートーヴェン、劇場歌手トビアス・フリードリヒ・プファイファーにピアノを師事。
1780年 (9〜10歳)
◆ベートーヴェン、フランシスコ教会修道士でオルガン奏者のヴィリバルト・コッホのオルガンを師事。コッホの助手を務めたりもします。
◆ベートーヴェン、同じ建物に住む母の姪の息子で、宮廷楽団ヴァイオリン奏者のフランツ・ゲオルク・ロヴァンテイーニ[1757-1781]にヴァイオリンとヴィオラを師事
◆ベートーヴェン、ミュンスター教会オルガン奏者のツェンザーに師事。
◆11月、マリア・テレジア、死去。63歳。
1781年 (10〜11歳)
◆ヨーゼフ2世、農奴解放令発令。
◆ヨーゼフ2世、宗教寛容令。
◆ベートーヴェン、エーデンの後任として宮廷オルガニストになったクリスティアン・ゴットロープ・ネーフェにピアノと作曲を師事。
◆ベートーヴェン、聖カシウス修道院のラテン語学校を卒業。ベートーヴェンはギムナジウムに進まず音楽の勉強を本格化。
1782年 (11〜12歳)
◆ヨーゼフ2世、ユダヤ人への職業制限、服装制限、特別税、移住制限などの法規制を撤廃。◆ベートーヴェン、宮廷オルガニスト、ネーフェの不在時に代理演奏を務めるようになります。
● ドレスラーの行進曲によるクラヴサンのための9つの変奏曲 WoO.63
1783年 (12〜13歳)
◆3月、ベートーヴェン、ネーフェによって音楽雑誌で紹介。◆6月、アイスランド、ラーキ火山が大噴火。1784年2月まで有毒ガスが放出され続け、少し前に噴火を開始した近くのグリムスヴォトン火山は1785年まで噴火を継続。成層圏にまで達する噴煙は、以後数年に渡って北半球全体に異常気象、食糧不足を引き起こし、フランス革命の原因の一つになったとも考えられています(東日本ではさらに同年4月の岩木山噴火、8月の浅間山噴火も重なって、折からの冷害による天明の飢饉が深刻化)。
◆10月、ベートーヴェン、「選定候ソナタ」( WoO.47-1〜3)を出版。
◆秋、ベートーヴェン、母とオランダ楽旅。
● 3のピアノ・ソナタ「選帝侯ソナダ」 WoO.47
● ピアノのための・ロンド WoO.48
● オルガンのための2声のフーガ WoO.31
● ピアノ伴奏歌曲「乙女を描く」 WoO.107
1784年 (13〜14歳)
◆1月、ライン川、川底まで凍結。噴煙による極度の気温低下のもたらした異常現象。大洪水の要因に。
◆2月、ベートーヴェン、宮廷オルガニストの助手に任命。無給の宮廷楽士。
◆春、ライン川の氷が融け始めて氾濫、氷塊が橋や河川近くの建築物を破壊、やがてヨーロッパ各地の町が水に覆われるという大洪水に発展。ベートーヴェンの住むボンは標高約60メートルの町でしたが大きな被害となり、また、標高約200メートルの盆地ウィーンも、周囲の山からの水や排水能力の低さによって大洪水となっています。
◆春、ベートーヴェン、家族と共に避難。
◆4月、選帝侯マクシミリアン・フリードリヒ死去。同月、新選帝侯マクシミリアン・フランツがウィーンから到着。
◆5月、ベートーヴェン、ボンの宮廷オルガニストに任命。年俸150グルデンの宮廷楽士。師のネーフェは年俸200グルデン。
● ピアノ協奏曲 WoO.4
● ピアノのための・ロンド WoO.49
● ピアノ伴奏歌曲「みどり児に寄せて」 WoO.108
1785年 (14〜15歳)
◆ベートーヴェン家、音楽の音がうるさいという理由で家主により退去させられ、ラインガッセの別の家に転居。
◆ベートーヴェン、のちに作曲家、パリ音楽院教授となるアントン・ライヒャ[1770-1836]と親しく交流。ベートーヴェンのがボンを離れる1792年まで継続。
● 3つのピアノ四重奏曲 WoO.36
1786年 (15〜16歳)
◆ベートーヴェン、ボンの宮廷オルガニストとして活動。
◆ベートーヴェン家、ラインガッセのフィッシャー館に再び転居。
◆ベートーヴェン、ピアノ協奏曲第2番(初稿)の作曲開始(1792年まで)
● フルート、ファゴット、ピアノと管弦楽のためのロマンツェ ホ短調 WoO.207
● フルート、ファゴットとピアノのための三重奏曲ト長調 WoO.37
1787年 (16〜17歳)
◆1〜3月、ベートーヴェン、最初のウィーン滞在。
◆5月、ベートーヴェン、ウィーンの後、レーゲンスブルク、ミュンヘン、アウクスブルクを経てボンに到着。
◆ベートーヴェン、ボンの宮廷オルガニストとして活動。
◆5月、ベートーヴェン、母マグダレーナ重体のため帰郷。
◆7月17日、母マグダレーナ死去。
1788年 (17〜18歳)
◆ベートーヴェン、ボンの宮廷オルガニストとして活動。
◆ベートーヴェン、ブロイニング家でヴァルトシュタイン伯爵と交流。
◆ベートーヴェン家、ヴェンツェルガッセ476に転居。
◆ベートーヴェン、宮廷楽団のヴィオラ奏者に任命(1792年まで)。楽団にはフルート奏者としてアントン・ライヒャ、ホルン奏者としてニコラウス・ジムロック[1751-1832]、ヴァイオリン奏者としてフランツ・リース[1755-1846]なども在籍。
1789年 (18〜19歳)
◆ベートーヴェン、宮廷正オルガニストに任命。
◆ベートーヴェン、ボン大学で聴講生として登録。ギリシャ文学教授オイロギウス・シュナイダーの講義をライヒャらと聴講。シュナイダーは5年後にジャコバン党貝として処刑。
◆5月、フランス革命勃発。フランス革命戦争を経て、ナポレオン戦争に発展、1814年に終結するまでの四半世紀で約500万人がヨーロッパで殺害。
◆11月、フランス政府、教会財産を略奪。
◆11月、父ヨハン、宮廷歌手を引退。
● 全長調にわたる2つの前奏曲 Op.39 (ピアノまたはオルガン)
1790年 (19〜20歳)
◆ヨーゼフ2世[1741-1790]、死去。48歳。啓蒙主義者で、宗教寛容令、農奴解放令、死刑・拷問廃止、出版物検閲の大幅な緩和、商工業の保護、プラーター地区解放、カトリック修道院1,188のうち500以上を取り潰し&財産没収、神学校の国営化、宗教行事の廃止、などを勅令として強引に実施。多くの貴族や教会関係者に反発され、没後に皇位を継承した弟のレオポルト2世[1747-1792]は、その多くを元に戻しています。マリー・アントワネット[1755-1793]は実の妹。
◆ベートーヴェン、宮廷楽団にヴィオラ奏者として在籍。宮廷オルガニストとしても活動。
◆12月、ベートーヴェン、ボンを訪れたハイドン、ヨハン・ペーター・ザロモン[1745-1815]と会合。
● 弦楽四重奏のためのメヌエット 変イ長調 WoO.209
● 「ヨーゼフ2世の逝去を悼む葬送カンタータ」 WoO.87
● 「レオポルト2世の即位を祝うカンタータ」 WoO.88
1791年 (20〜21歳)
◆ベートーヴェン、ボンの宮廷楽団にヴィオラ奏者として在籍。宮廷オルガニストとしても活動。
◆3月、「騎士バレエ」がヴァルトシュタイン伯爵の作品として初演。
◆8月、「ピルニッツ宣言」。レオポルト2世と、プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム2世[1744-1797]の2人によるフランスに対するけん制ともとれる単なる威嚇としての軍事言及宣言でしたが、かえってフランスの主戦派民衆を勢いづかせ、「フランス革命戦争」、「ナポレオン戦争」を招き、レオポルト2世の妹のマリー・アントワネットや甥たちなど王族や貴族の大虐殺にも繋がっています。なお、宣言がおこなわれたザクセンのピルニッツ城での会談には、城主でザクセン選帝侯のフリードリヒ・アウグスト[1750-1827]も加わっていました。フリードリヒ・アウグストはその後、プロイセンと同盟を結んだり、フランス側についたりと、いろいろな策を弄しています。
◆9月、ベートーヴェン、ボン宮廷楽団のメンバーとして演奏旅行に出発。
● 「騎士バレエ」 WoO.1
● ピアノ三重奏曲 変ホ長調 WoO.38
● リギニのアリエッタ「愛よ来たれ」によるピアノのための24の変奏曲 WoO.65
1792年 (21〜22歳)
◆ベートーヴェン、ボンの宮廷楽団にヴィオラ奏者として在籍。宮廷オルガニストとしても活動。
◆4月、フランス革命政府が、オーストリアに対して宣戦布告。「フランス革命戦争」の開始(1799年まで)。
◆7月、ハイドンがボンを再訪、ウィーンでのベートーヴェンの弟子入りを承諾。
◆ベートーヴェン、この頃から腹部茄痛・下痢に悩まされ始めます。
◆11月2日、ベートーヴェン、ボンを出発。
◆11月10日、ベートーヴェン、ウィーンのアルザーグルント45の建物の屋根裏部屋に転居。
◆ベートーヴェン、ハイドンに作曲を師事。
◆ベートーヴェン、シェンク[1753-1836]に作曲を師事(翌年5月まで)。
◆12月18日、父ヨハン死去。
◆12月、ベートーヴェン、ウィーンのアルザーグルント45の建物の1階に転居。
● 管楽八重奏曲 変ホ長調 Op.103
● ピアノ三重奏のための14の変奏曲 変ホ長調 Op.44
● ピアノ伴奏斉唱「ポンチ洒の歌」 WoO.111
● アリア「接吻への試み」 WoO.89
● ソプラノのためのシェーナとアリア「初恋」 WoO.92
1793年 (22〜23歳)
◆5月、ベートーヴェン、シェンクのもとでの作曲の勉強を終了。
◆ベートーヴェン、この頃からサリエリに作曲を師事し始め、1802年頃まで教わっています。
◆8月、フランスで大規模な徴兵がおこなわれ、約120万人の兵士が新たに誕生(総人口約2,600万人)。兵站(補給)が追い付かないため、食糧などは現地で調達(略奪)することとなり、民間の犠牲も増大。
◆10月15〜16日、北フランスのワティニーの戦いでオーストリア軍敗北。
◆10月16日、ヨーゼフ2世の実の妹のマリー・アントワネット王妃[1755-1793]、コンコルド広場でギロチンによって首を切り落とされ、吹きあがる鮮血に、見物に集まった数万人ともいわれる民衆は歓喜。当時のフランスではギロチンによる王族や貴族の処刑が、広場に舞台を設営して実施されるなど、見世物として民衆の人気を獲得。
● 「モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」の「もし伯爵様が踊るなら」による12の変奏曲」ヘ長調 WoO.40
1794年 (23〜24歳)
◆ナポレオン軍、ボン占領。
◆1月、ベートーヴェン、アルブレヒツベルガー[1736-1809]に、対位法など作曲技術を師事(翌年3月まで)。
◆ベートーヴェン、ヴァイオリンをイグナツ・シュッパンツィク[1776-1830]に師事。
◆秋、ベートーヴェン、カール・リヒノフスキー侯爵[1756-1814]の客人として邸宅の2階に滞在開始。同家でエステルハージ侯爵ら貴族と幅広く交流。
● ピアノ三重奏曲第1番 変ホ長調 Op.1-1
● ピアノ・ソナタ第1番 へ短調 Op.2-1
1795年 (24〜25歳)
◆ベートーヴェン、腹部疝痛発作に悩まされます。
◆3月、ベートーヴェン、アルブレヒツベルガーのもとでの勉強を終了。
◆5月頃、ベートーヴェン、「オギルヴィ館」2階に転居。
◆3月、ベートーヴェン、ブルク劇場の慈善演奏会でピアノ協奏曲第2番などを弾いてプロの作曲家・ピアニストとしてデビュー。
◆ベートーヴェン、リヒノフスキー侯爵のプラハ旅行に同行。
● ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
● ピアノ協奏曲第2番 変口長調 Op.19
● 管楽六重奏曲 変ホ長調 Op.81b
● 弦楽五重奏曲 変ホ長調 Op.4(管楽八重奏曲 Op.103の改作)
● ピアノ三重奏曲第2番 卜長調 Op.1-2
● ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.1-3
● フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード ニ長調 Op.25
● 管楽三重奏曲 ハ長調 Op.87
● 弦楽三重奏曲 ハ長調 Op.87(管楽三重奏曲の編曲)
● 弦楽三重奏曲 変ホ長調 Op.3
● ピアノ・ソナタ第2番 イ長調 Op.2-2
● ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.2-3
● ロンド・ア・カプリッチョ「なくした小銭への怒り」ト長調 Op.129
● 歌曲「アデライーデ」Op.46
1796年 (25〜26歳)
◆ベートーヴェン、最初の難聴の症状。
◆2月、ベートーヴェン、2度目のプラハ旅行にでかけ、半年かけて単独でドレスデン、ライプツィヒ、ベルリンもまわります。
◆ 4月、26歳の司令官ナポレオン率いる約2万5千人のフランス軍がイタリア遠征で約7万人のオーストリア・サルディーニャ連合軍を破り、以後、しばらくは各地で連戦連勝。
● 管楽六重奏曲変ホ長調 Op.71
● ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16
● チェロ・ソナタ第1番 へ長調 Op.5-1
● チェロ・ソナタ第2番 卜短調 Op.5-2
● モーツァルト「魔笛」の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲へ長調 Op.66
● ピアノ・ソナタ第19番 卜短調 Op.49-1
● ピアノ・ソナタ第20番 卜長調 Op.49-2
● シェーナとアリア「ああ、不実なる人よ」Op.65
● 8つの歌 Op.52
1797年 (26〜27歳)
◆ベートーヴェン、発疹チフスに罹患。
◆4月、ナポレオンの軍勢がウィーンの近くまで接近。
● ピアノ三重奏曲第4番 変口長調 Op.11「街の歌」
● 弦楽三重奏のためのセレナード ニ長調 Op.8
● 4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調 Op.6
● ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 Op.7
● ピアノのためのロンド ハ長調 Op.51-1
1798年 (27〜28歳)
◆ベートーヴェン、3度目のプラハ旅行。
● ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番 へ長調 Op.50
● 弦楽三重奏曲第1番 卜長調 Op.9-1
● 弦楽三重奏曲第2番 二長調 Op.9-2
● 弦楽三重奏曲第3番 ハ短調 Op.9-3
● ヴァイオリン・ソナタ第1番 二長調 Op.12-1
● ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12-2
● ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
● ピアノ・ソナタ第5番 ハ短調 Op.10-1
● ピアノ・ソナタ第6番 へ長調 Op.10-2
● ピアノ・ソナタ第7番 二長調 Op.IO-3
● ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」
● ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 Op.14-1
● ロンド ト長調 Op.51-2
1799年 (28〜29歳)
◆ベートーヴェン、ブルンスヴィク伯爵令嬢テレーゼとヨゼフィーネにピアノ指導。
◆ジュリエッタ・グイチャルディ、チェルニーがベートーヴェンにピアノ演奏で弟子入り。
● ピアノ・ソナタ第10番 卜長調 Op.14-2
1800年 (29〜30歳)
◆ウィーンの人口約23万人。
◆ベートーヴェン、リヒノフスキー侯爵から年金600グルデン支給。
◆春頃(?)、ベートーヴェン、「グライナー館」に転居。
◆冬、ベートーヴェン、年末から翌年にかけてひどい腹痛に悩まされます。
● 交響曲第1番 ハ長調 Op.21
● 七重奏曲 変ホ長調 Op.20
● 弦楽四重奏曲第1番 ハ長調 Op.18- 1
● 弦楽四璽奏曲第2番 卜長調 Op.18- 2
● 弦楽四重奏曲第3番 二長調 Op.18- 3
● 弦楽四重奏曲第4番 ハ短調 Op.18- 4
● 弦楽四重奏曲第5番 イ長調 Op.18- 5
● 弦楽四重奏曲第6番 変口長調Op.18- 6
● ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17
● ピアノ・ソナタ第11番 変口長調 Op.22
1801年 (30〜31歳)
◆ベートーヴェン、サリエリのもとで作曲の勉強。
◆11月、ベートーヴェン、ジュリエッタへの恋愛感情。
● バレエ音楽「プロメテウスの創造物」Op.43
● 弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.29
● ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.16
● ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.23
● ヴァイオリン・ソナタ第5番 へ長調 Op.24「春」
● ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 Op.26「葬送」
● ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 Op.27-1
● ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
● ピアノ・ソナタ第15番 二長調 Op.28「田園」
1802年 (31〜32歳)
◆ベートーヴェン、サリエリのもとでの作曲の勉強を終了。
◆ベートーヴェン、ウィーンに滞在することとなった旧友アントン・ライヒャと交流。ライヒャがウィーンを離れる1808年まで継続。
◆秋頃(?)、ベートーヴェン、「銀馬亭」4階に転居。
◆10月、ベートーヴェン、「ハイリゲンシュタットの遺書」。
● 交響曲第2番 二長調 Op.36
● ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1番 卜長調 Op.40
● ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op.30-1
● ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
● ヴァイオリン・ソナタ第8番 卜長調 Op.30-3
● ピアノ・ソナタ第16番 卜長調 Op.31-1
● ピアノ・ソナタ第17番 二短調 Op.31-2 「テンペスト」
● ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31-3
● 「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 Op.35
● 7つのバガテル Op.33
● 6つの変奏曲 へ長調 Op.34
● ゲレルトによる6つの歌 Op.48
● 三重唱「おののけ、背徳者」Op.116
1803年 (32〜33歳)
◆ベートーヴェン、68鍵のピアノを入手(エラール社製)。それまでの楽器は61鍵だったので、表現力強化に直結。翌年のピアノ・ソナタ第21番で音域が拡大。
◆春、ベートーヴェン、アン・デア・ウィーン劇場内に居室を用意されたため弟カールと共に転居。
◆5月、イギリス、フランスに対して宣戦布告。
◆5月、ヴァイオリン・ソナタ第9番 Op.47作曲。イギリス人ヴァイオリニスト、ジョージ・ブリッジタワー[1779-1860]のために書かれ、彼とベートーヴェンのピアノ演奏で5月24日に初演。しかし2人は決裂したため、フランス人ヴァイオリニストで知人のロドルフ・クルゼール[1766-1831]に献呈先を変更(クルゼールは結局演奏せず)。
◆夏、ベートーヴェン、イギリスの愛国的主題によるピアノのための変奏曲を作曲。
◆10月、ベートーヴェン、スコットランド民謡の編曲でイギリスのトムスンと交渉。
● ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
● ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.38 (七重奏曲Op.20の編曲)
● ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47
● 行進曲ハ長調 Op.45-1(4手ピアノ)
● 行進曲変ホ長調 Op.45-2(4手ピアノ)
● 行進曲二長調 Op.45-3(4手ピアノ)
● オラトリオ「オリーブ山上のキリスト」Op.85
● ゴッド・セイヴ・ザ・キングによる7つの変奏曲 WoO.78
● ルール・ブリタニアによる5つの変奏曲 Wo0.79
● 歌曲「友情の喜び」Op.88
1804年 (33〜34歳)
◆5月、ベートーヴェン、「赤い館」に転居。ニコラウス・エステルハージ侯爵[l765|1833]の賃貸住宅。
◆11月、ベートーヴェン、かつての城壁の上に建てられたため見晴らしの良い「パスクァラーティ館」の5階に転居。
◆12月、ベートーヴェン、ダイム伯爵未亡人のヨゼフィーネに恋愛感情。
● 交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
● ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ハ長調 Op.56
● ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ヴァルトシュタイン」
● ピアノ・ソナタ第22番 へ長調 Op.54
1805年 (34〜35歳)
◆ベートーヴェン、この頃から間欠性の高熱、腹部疝痛、下痢にも悩まされるようになります。
◆11月13日、フランス軍がウィーンを占領。ナポレオン、ウィーン入城。
◆11月20日、「レオノーレ」第1稿を上演。上演時タイトルは「フィデリオ」。聴衆の大半がフランス兵で失敗。
◆12月2日、アウステルリッツの戦いで、オーストリア・ロシア連合軍がナポレオン率いるフランス軍に敗北。
● 「レオノーレ」序曲第2番 Op.72a
● ピアノ・ソナタ第23番 へ短調 Op.57「熱情」
● 歌劇「レオノーレ」第1稿 Op.72
● 歌曲「希望に寄せて」Op.32
1806年 (35〜36歳)
◆3〜4月、「レオノーレ」第2稿を上演。上演時タイトルは「フィデリオ」。
◆5月、弟カール、ヨハンナ・ライスと結婚。ベートーヴェン宅から独立。
◆7月、ナポレオンの圧力によりバイエルン王国、ヴュルッテンベルク王国、バーデン大公国など、ラインラント諸国により「ライン同盟」成立。ドイツ人兵士63,000名が、ナポレオン軍に供され、オーストリア軍と戦うことに。
◆8〜10月、ベートーヴェン、シレジアの領地に疎開中のリヒノフスキー侯爵の客として10月末まで滞在。
◆11月、ナポレオンにより「大陸封鎖令」発令。産業革命で優位に立っていたイギリスの覇権を貿易で潰し、フランスが覇権国となるための対イギリス経済政策でしたが、マイナス面も多く効果は限定的で、却ってナポレオン没落を速めることにも繋がっています。
◆ベートーヴェン、イギリスとのやり取りが多かったので、「大陸封鎖令」により、交渉などに支障をきたすようになります。
◆12月、ヴァイオリン協奏曲初演。
● 交響曲第4番 変口長調 Op.60
● 「レオノーレ」序曲第3番 Op.72
● ピアノ協奏曲第4番 卜長調 Op.58
● ヴァイオリン協奏曲 二長調 Op.61
● 弦楽四重奏曲第7番 へ長調 Op.59-1「ラズモフスキー第1番」
● 弦楽四重奏曲第8番 ホ短調 Op.59-2「ラズモフスキー第2番」
● 弦楽四重奏曲第9番 ハ長調 Op.59-3「ラズモフスキー第3番」
● ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.63(弦楽五重奏 Op.5の編曲)
● 歌劇「レオノーレ」第2稿 Op.72
● 歌曲「恋人が別れたいと思ったとき」 WoO.132
1807年 (36〜37歳)
◆ベートーヴェン、ロプコヴィッツ侯爵邸で交響曲第1〜4番とピアノ協奏曲第4番などを演奏。
◆ベートーヴェン、ピアノ・ソナタ第23番「熱情」をブルンスヴィク伯爵に献呈。
◆ベートーヴェン、アン・デア・ウィーン劇場の座付き作曲家になる希望を出すものの劇場側は取り合わず。
● 序曲「コリオラン」 Op.62
● 「レオノーレ」序曲第1番 Op.138
● ピアノ協奏曲ニ長調 Op.61(ヴァイオリン協奏曲 Op.61の編曲)
● 創作主題による32の変奏曲 WoO.80
● ミサ曲ハ長調 Op.86
1808年 (37〜38歳)
◆3月、ベートーヴェン、ハイドンの76歳誕生日記念演奏会に出席。
◆秋、ベートーヴェン、クルーガー通り1074番地に転居。
◆秋、ベートーヴェンに対し、ヴェストファーレン国王からカッセル宮廷楽長への就任要請。報酬は年額金貨600ドゥカーテン。
◆12月22日、ベートーヴェン、交響曲第5番、第6番」、合唱幻想曲を初演。練習不足と極度の寒さにより失敗。
● 交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」
● 交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」
● ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 Op.70-1「幽霊」
● ピアノ三重奏曲第6番 変ホ長調 Op.70-2
● チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
● 歌曲「憧れ、ゲーテによる」 WoO.134
● 歌曲「想い」 WoO.136
1809年 (38〜39歳)
◆1月、ベートーヴェン、前年秋にヴェストファーレン国王から要請されたカッセル宮廷楽長への就任を受諾する意思を表明。背景には、ベートーヴェンに反対する勢力が、ベートーヴェンの演奏会に出演したサリエリなどにも脅しをかけてきたという事情がありました。
◆2月、ベートーヴェン、3人の貴族と年金契約。キンスキー侯爵[1781-1812]が1,800グルデン、ルドルフ大公[1788-1831]が1,500グルデン、ロプコヴィッツ侯爵[1772-1816]が700グルデンで総額4,000グルデン。支払い条件は、ベートーヴェンがオーストリアに在住することで、この年金契約によりカッセル宮廷行きが阻止された格好です。
オーストリア皇帝フランツ2世の弟であるルドルフ大公からは生涯に渡って年金が支払われるものの、キンスキー侯爵は3年後に落馬で死去、ロプコヴィッツ侯爵は同じく3年後に破産したため、その2人については年金支払いが停止。ベートーヴェンはこれを不服として、1815年にロプコヴィッツ侯爵の管財人と、キンスキー侯爵の相続人を相手取って提訴し、勝訴しています(遡及支払いが適用)。
◆春、ベートーヴェン、クレッパーシュタルに転居。
◆4月、ウィーン近郊「エックミュールの戦い」でフランス・バイエルン・ヴュルッテンベルクの軍勢がオーストリア軍に勝利。
◆5月、ウィーン近郊「アスペルン・エスリンクの戦い」で、オーストリア軍が、ナポレオン率いるフランス軍に勝利。
◆7月、ウィーン近郊「ヴァグラムの戦い」で、ナポレオン率いるフランス軍がオーストリア軍に勝利。
◆10月、シェーンブルンの和約。オーストリアはフランスに対し8,500万フランの賠償支払いと、約100,000km²の国土を割譲(約3,500,000人居住)。
◆ウィーン、フランス軍占領下でインフレが進行。ベートーヴェン自身によれば以前の3倍の生活費水準に上昇。
◆ベートーヴェン、ピアノ・ソナ第24番をテレーゼ・マルファッティに献呈。
● ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」
● 合唱幻想曲 ハ短調 Op.80
● 弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op.74「ハープ」
● ピアノ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調 Op.78
● ピアノ・ソナタ第25番 ト長調 Op.79「ソナチネ]
● 「トルコ行進曲」の主題による6つの変奏曲ニ長調 Op.76
● 幻想曲 Op.77
● 4つのアリエッタと1つの二重唱曲 Op.82
● 6つの歌 Op.75
● 歌曲「逝かよりの歌」 WoO.137
● 歌曲「異郷の若者」 WoO.138
● 歌曲「恋する男」 WoO.139
● モーツァルトのピアノ協奏曲第20番への2つのカデンツァ WoO.58
1810年 (39〜40歳)
◆4月、ベートーヴェン、「パスクァラーティ館」に再び転居。年間賃料500グルデン。
◆4月、ベートーヴェン、テレーゼ・マルファッティのために「エリーゼのために」作曲。求婚は失敗。
◆ベートーヴェン、テレーゼ・ブルンスヴィクとの婚約を解消。
◆ベートーヴェン、ゲーテと親交のあったベッティーナ・ブレンターノらと交流。
◆ ウィーンのインフレ進行が継続。ベートーヴェンの手紙によれば以前の4倍の水準に上昇。
● 劇音楽「エグモント」Op.84
● 弦楽四重奏曲第11番 へ短調 Op.95「セリオーソ」
● ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」
● 「エリーゼのために」 WoO.59
● 軍楽のためのエコセーズ WoO.23
● 軍楽のためのポロネーズ WoO.21
● ゲーテによる3つの歌 Op.83
● アイルランド民謡編曲
● スコットランド民謡編曲
● ウェールズ民謡編曲
1811年 (40〜41歳)
◆ 2月、オーストリア政府、デフォルト宣言。銀行券は流通無効とし、補償紙幣と5対1で交換。実質的には通貨5分の1切り下げ政策。
◆夏、ベートーヴェン、湯治のためボヘミアのテプリッツに旅行。詩人のクリストフ・アウグスト・ティートゲ[1752-1841]や、歌手のアマーリエ・ゼーバルト[1787-1846]と交流。
◆ 9月、オーストリア皇帝フランツ2世の勅令により通貨改定がおこなわれ、80%切り下げを約60切り下げまで緩和。
◆10月、ベートーヴェン、合唱幻想曲 Op.80が、出版社のブライトコップ&ヘルテルによって勝手にバイエルン国王に献呈されたことで激怒。当時、バイエルンはフランス側で、オーストリアの敵であり、また出版社の所在地ザクセン王国は、少し前にプロイセンとの同盟を破棄してフランス側に寝返っていたところでもありました。
● 「アテネの廃墟」のための音楽 Op.113
● 「アテネの廃墟」のための行進曲と合唱 Op.114
● 「シュテファン王」のための音楽 Op.117
● ピアノ三重奏曲第7番 変口長調 Op.97 「大公」
1812年 (41〜42歳)
◆2月、ピアノ協奏曲第5番、チェルニー独奏によりウィーン初演。
◆7〜10月、ベートーヴェン、再びテプリッツに湯治旅行。ゲーテと交流。アマーリエ・ゼーバルトと再会。プラハ、カールスバートもまわる長期滞在。
◆10〜11月、ベートーヴェン、リンツに滞在。裁判所や警察の手も借りて弟ヨハンと家政婦テレーズの交際をやめさせようとするものの、弟ヨハンは結局テレーズと結婚。
◆ベートーヴェン、「不滅の恋人への手紙」を書きます。
● 交響曲第7番イ長調 Op.92
● ピアノ三重奏曲 アレグレット WoO.39
● ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
● 4つのトロンボーンのための3エクアーレ WoO.30
● アイルランド民謡編曲
1813年 (42〜43歳)
◆8月、オーストリア、フランスに宣戦布告。
◆10月、バイエルン王国、ライン同盟を離脱し、オーストリアと同盟。
◆10月、「ライプツィヒの戦い」。約19万5千人のフランス軍(含むワルシャワ公国、ナポリ王国、ライン同盟)は、約36万5千人の連合軍(オーストリア、プロイセン、ロシア、スウェーデン)に破れ、ライン同盟のザクセン王国軍の一部が離反するなどフランス劣勢となり、ナポレオンは逃走。
◆ベートーヴェン、右耳の聴力を完全に喪失。
◆ベートーヴェン、ロプコヴィッツ侯爵やキンスキー侯爵らを、年金不払いで提訴。
◆5月、ベートーヴェン、バーデン・バイ・ウィーンに滞在開始。
● 交響曲第8番 ヘ長調 Op.93
● 「ウェリントンの勝利(戦争交響曲)」Op.91
● 歌曲「ナイチンゲールの歌」 WoO.141
● チェンバロ伴奏歌曲「吟遊詩人の亡霊」 WoO.142
1814年 (43〜44歳)
◆2月、ベートーヴェン、「バルテンシュタイン館」に転居。
◆ベートーヴェン、交響曲第7番と第8番を初演。
◆4月、ナポレオン、エルバ島に追放。
◆5月、ベートーヴェン、「フィデリオ」初演。成功。
◆9月、「ウィーン会議」開始。
● ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
● ポロネーズ ハ長調 Op.89
● 歌劇「フィデリオ」Op.72
● 歌劇「フィデリオ」序曲 Op.72
● パスティッチョ・ジングシュピール「よい知らせ」の終結合唱「ゲルマニア」 WoO.94
● カンタータ「栄光の時」Op.136
● 四重唱と弦楽器のための「悲歌」Op.118
● 「別れの歌」 WoO.102
● 合唱曲「田園のカンタータ」 WoO.103
● 合唱曲「汝ら、幸せな国々の賢き建国者たちよ」 WoO.95
● 歌曲「メルケンシュタイン」 WoO.144
● 歌曲「兵士の別れ」タイン」 WoO.143
● カノン「友楕は真の幸せの源」 WoO.164
● 音楽による戯れ「ひとりで、ひとりで」 WoO.205b
● 音楽による戯れ「私はzuの殿、あなたはvonの殿」 WoO.199
1815年 (44〜45歳)
◆2月頃、ベートーヴェン、「ランベルティ館」に転居。別宅として「ローマ皇帝館」も賃貸契約。
◆3月、ナポレオン、エルバ島を脱出。
◆5月、「フィデリオ」上演。成功
◆6月、「ウィーン会議」終了。
◆11月、弟カール、結核で死去。
◆ベートーヴェン、貴族相手の年金訴訟に勝訴。
● 序曲「命名祝日」Op.115
● 劇音楽「エレオノーレ・プロハスカ」 WoO.96
● チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102-1
● チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op.102-2
● カンタータ「静かな海と楽しい航海」Op.112
● 「凱旋門」のフィナーレ「成就せり」 WoO.97
● 歌曲「秘密」 WoO.145
● 歌曲「希望に寄せて」Op.94
● 二重唱「メルケンシュタイン」Op.100
● カノン「新年おめでとう」 WoO.165
● カノン「苦しみは短く」 WoO.166
1816年 (45〜46歳)
◆ 6月、オーストリア銀行設立。
◆ベートーヴェン、この頃、呼吸器感染の症状が頻出。
◆ベートーヴェン、甥カールの母ヨハンナから提訴。
● カカドゥ変奏曲 ト長調 Op.121
● ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101
● 歌曲集「はるかな恋人に」Op.98
● 歌曲「約束を守る男」Op.99
● 歌曲「山からの呼び声」 WoO.147
● 音による戯れ「私はあなたにキスをする」 WoO.169
● 25のスコットランド民謡 Op.108
1817年 (46〜47歳)
◆ベートーヴェン、この頃、呼吸器感染の症状が頻出。
◆5月、ベートーヴェン、ラントシュトラーセ268番地に転居。
◆ベートーヴェン、甥カールをチェルニーに師事させます。
● 弦楽五重奏のためのフーガ ニ長調 Op.137
● 歌曲「いずれにしても」 WoO.148
● 「修道僧の歌」 WoO.104
● 音楽による戯れ「おお、副官」 WoO.205c
● 音楽による戯れ「どこ? どこ?」 WoO.205d
1818年 (47〜48歳)
◆ベートーヴェン、この頃、呼吸器感染の症状が頻出。
◆5月、ベートーヴェン、メートリンクに滞在。
◆ベートーヴェン、73鍵のピアノをブロードウッド社から贈呈され、作曲中のピアノ・ソナタ第29番の音域が拡大。
◆ベートーヴェン、ゲルトナー小路6番地に転居。
◆ベートーヴェン、聴力悪化により、相手の用件を会話帳に書いてもらい、それに口頭で答えるというコミュニケーション方法が本格化。
◆7月、ベートーヴェン、ロンドンのフィルハーモニック協会からのふたつの交響曲の作曲依頼に対し、返答を保留。
◆甥カールが母親の家に逃げ、ベートーヴェンは母親から再び告訴。
● ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」
● 6つの民謡主題と変奏曲 Op.105
● 10の民謡主題と変奏曲 Op.107
1819年 (48〜49歳)
◆10月、ベートーヴェン、「金色の梨館」に転居。
◆11月15日、弟カール死去。
◆弟カールの息子であるカール(甥)の後見問題が発生。弟カールが遺言で、妻と息子を引き離さないよう言及していたことで、ベートーヴェンと甥カールの母親とのあいだで法廷闘争が長期化。
◆ベートーヴェン、聴力悪化。
● 「さあ、友よ、結婚の神を歌え」 WoO.105
● カノン「新年おめでとう」 WoO.176
● カノン「悪魔に食われてしまえ」 WoO.173
● 音楽による戯れ「成就」 WoO.205e
● 「信じ、希望せよ」 WoO.174
1820年 (49〜50歳)
◆ベートーヴェン、甥カールの後見問題で勝訴。
◆12月、10年以上に渡って秘書を務めたフランツ・オリヴァーが職を辞し、サンクト・ペテルブルクに転居。
● ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
● 歌曲「僕のことを想っていて」 WoO.130
● 歌曲「星空の下のタベの歌」 WoO.150
● カノン「ホフマンよ、宮廷人でありなさるな」 WoO.180
● カノン「糞たれは描かれず」 WoO.224
● 音楽による戯れ「殿下! お元気で、ご多幸を」 WoO.179
1821年 (50〜51歳)
◆1〜2月、ベートーヴェン、療養生活。リウマチ(関節炎?)により健康状態が悪化。
◆3月、ルドルフ大司教、叙階式。
◆ベートーヴェン、この頃、ラントシュトラーセ244番地に居住。
◆7月、黄疸発生。
◆夏から初秋、転地療養。
◆10月、ベートーヴェン、ミサ・ソレムニス作曲に加え、ピアノ・ソナタ第31番と第32番の作曲を開始。
● ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
● ピアノ曲 口短調 Wo061
● カノン「おお、トビアス!」 WoO.182
1822年 (51〜52歳)
◆秋、ベートーヴェン、ヴィントミューレ60番地に転居。
◆ベートーヴェン、ミサ・ソレムニス完成。
◆ベートーヴェン、アントン・シンドラーを秘書として雇用。
◆12月、ベートーヴェン、ロンドンのフィルハーモニック協会に対し、4年前に依頼された交響曲の作曲を承諾した旨、連絡。
● 序曲「献堂式」Op.124
● ヴァイオリンニ重奏曲 WoO.34
● ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
● 11の新バガテル Op.119
● 奉献歌 Op.121b
● 同志の歌 Op.122
● アリエッタ「くちづけ」Op.128
● 3つのカノン「きょうはバーデンのことを忘れるな」「ごきげんよう」「徳は空事にあらず」 WoO.181
1823年 (52〜53歳)
◆ベートーヴェン、ディアベッリ変奏曲とミサ・ソレムニス作曲中、視力悪化について言及。虹彩炎の疑い。
◆夏、ベートーヴェン、交響曲第9番の作曲に専念。
◆10月、ベートーヴェン、「美しき女奴隷館」に転居。
● ディアベッリの主題による33の変奏曲 ハ長調 Op.120
● ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123
● ピアノ伴奏カンタータ「我らの尊き伯爵」 WoO.106
● カノン「ファルスタッフ君、登場しろ」 WoO.184
● カノン「太っちょさん、不義の子は勝利した」 WoO.226
● カノン「人間は気高く、惜け深く、善良であれ」 WoO.185
● カノン「このような恩寵に感謝申しあげます」 WoO.225
● 記念帳記入「善なるものに美を」 WoO.202
● 記念帳記入「高貴なる人間は親切で善良であれ」 WoO.151
1824年 (53〜54歳)
◆ベートーヴェン、聴力を完全に喪失。
◆4月7日、ミサ・ソレムニス、サンクト・ペテルブルクで初演。
◆5月7日、交響曲第9番、ケルントナートーア劇場で初演。
◆5月、ベートーヴェン、ヨハネス小路969番地に転居。
◆7月、ベートーヴェン、黄疸症状。
◆年末、ベートーヴェン、鼻出血。
● 交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」
● 弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 Op.127
● 6つのバガテル Op.126
● ピアノのためのワルツ 変ホ長調 WoO.84
● カノン「親愛なる伯爵様、貴方はお人好し」 WoO.183
● カノン「汝のみ敬愛す」 WoO.186
● カノン「ふざけないでこっちを向け」 WoO.187
● 音楽による戯れ「トビアス! パーテルノステル小路の住人」 WoO.205g
1825年 (54〜55歳)
◆ウィーンの人口約29万人。
◆ベートーヴェン、クルーガー通り10091番地に転居。
◆5月31日、アン・デア・ウィーン劇場閉鎖。所有者パルフィ伯爵の破産により。音楽家への未払い報酬も。
◆ベートーヴェン、吐血。
◆ベートーヴェン、春から初秋までバーデン・バイ・ウィーンで静養。
◆10月、ベートーヴェン、シュヴァルツシュパニアー通りの「シュヴァルツシュパニアー館」に転居。ここが終の棲家となります。シュヴァルツシュパニアー(黒いスペイン人)の名の由来は、17世紀から18世紀にかけて通りに存在していたスペインのベネディクト会修道院の僧衣が黒かったからで、同じスペイン修道院でも白い僧衣を着用していた三位一体派と区別するための呼称として定着した言葉でした。
◆ベートーヴェン、ロンドンのフィルハーモニック協会に招待されるものの、金銭条件がで不満で拒否。
◆11月29日、ベートーヴェン、ウィーン楽友協会の名誉会員に推挙。
● 弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130
● 弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132
● 2つのチェロのためのカノン WoO.35
● ピアノ曲ト短調 WoO.61a
● ピアノ・ワルツ WoO.85
● ピアノ・エコセーズ WoO.86
● カノン「神は堅き砦」 WoO.188
● カノン「医者先生は死神に門を閉ざす」 WoO.189
● カノン「善なるものに美を」 WoO.203
● カノン「私はお伺いしました、医者先生」 WoO.190
● カノン「寒いよ、暖かくないよ」 WoO.191
● カノン「芸術は長く、人生は短し」 WoO.192
● カノン「人生は門ではなく」 WoO.194
● カノン「人生を楽しめ」 WoO.195
● 音楽による戯れ「トビアス、トビアス」 WoO.205h
● 音楽による戯れ「ああ、トビアス」 WoO.228a
1826年 (55〜56歳)
◆1月、ベートーヴェン、激しい腹痛、視力も低下。
◆7月30日、甥カール、ピストルによる自殺未遂。
◆9月28日、ベートーヴェン、甥カールと共に、薬剤師として成功し大農場も所有していた弟ヨハンの邸宅に滞在。弟ヨハンの招きによるものでしたが、ベートーヴェンは家賃・食費を支払っています。
◆11月、ベートーヴェン、弟ヨハン邸からの帰路は幌の無い馬車で、肺炎を発症。肝障害も悪化。呼吸促拍状態。
◆12月1日、ベートーヴェン、「シュヴァルツシュパニアー館」に帰館。
◆12月12日、ベートーヴェン、黄疸症状も現れて健康状態が悪化。腹水も出現。
◆12月20日、ベートーヴェン、腹水穿刺手術。10リットル近くの腹水を廃液。
● 弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op.131
● 弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 Op.135
● 弦楽四重奏のための大フーガ 変ロ長調 Op.133
● 弦楽四童奏曲第13番の新たな第6楽章
● 大フーガ変ロ長調 Op.134(Op.133の4手ピアノ編曲)
● 弦楽五重奏曲ハ長調(未完) WoO.62
● カノン「そうあらねばならぬ」 WoO.196
● カノン「ここに作品がある」 WoO.197
● カノン「ロバのなかのロバ」 WoO.227
● 音楽による戯れ「やあトビアス」 WoO.205i
1827年 (56歳)
◆1月2日、甥カール、イグラウの駐屯地に向けて出発。
◆1月3日、ベートーヴェン、甥カールを唯一の相続人とする遺言状を作成。
◆1月8日、ベートーヴェン、腹水を抜く手術。2度目。
◆2月2日、ベートーヴェン、腹水を抜く手術。3度目。
◆2月27日、ベートーヴェン、腹水を抜く手術。4度目。
◆3月7日、ベートーヴェン、ウィーン楽友協会名誉会員証を受領。
◆3月18日、ベートーヴェン、ロンドンのフィルハーモニック協会からの見舞金100ポンド(約1,000グルデン)送付への令状を口述筆記。最後の手紙。同日、シューベルトが見舞いのため訪問。
◆3月23日、ベートーヴェン、意識混濁。
◆3月24日、ベートーヴェン、病者の塗油の秘跡を受けます。
◆3月26日17時45分、ベートーヴェン死去。56歳。死因は肝硬変と記載。遺産は現金1,215グルデン、アルンシュタイン&エスケレス銀行の株券7,441グルデン、遺品競売1,140グルデンなど約1万グルデン。
◆3月27日、遺言によりヨハネス・ヴァーグナー医師と、アンドレアス・ヴァヴルフ医師が遺体解剖。解剖記録原本はウィーン大学病理解剖学研究所に保管。近年の研究で、ベートーヴェンが鉛中毒だったことも判明。ベートーヴェンがワインを飲む際に常用していた容器に鉛が使用されていたのが最大の原因とも考えられており、これによりさまざまな健康問題が引き起こされた可能性が高いということです。
◆3月28日、デスマスク作成。なぜか解剖の翌日に作成された為、通常のデスマスクと異なり、死亡時肖像としての客観的証拠にはなり得ず、また同じタイミングで描かれたという死の床のスケッチも、同様の理由で、死亡時の姿を伝えるものとは言えない状態にあるようです。
◆3月29日、アルザーシュトラーセの三位一体教会で葬儀。約2万人が参列し、約500メートルの距離を1時間半かけて移動、ヴェーリング墓地に埋葬。
◆1888年、ウィーン中央墓地に改葬。

トラックリスト
CD [202'53]
◆ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
CD1 [65'29]
◆ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 Op.7
1. 第1楽章 アレグロ・モルト・エ・コン・ブリオ [8'06]
2. 第2楽章 ラルゴ、コン・グラン・エスプレッシオーネ [7'29]
3. 第3楽章 アレグロ [5'07]
4. 第4楽章 ロンド:ポコ・アレグレット・エ・グラツィオーゾ [6'28]
◆エコセーズ WoO83 [2'23]
5. [2'23]
◆アレグレット ハ短調 WoO53 [4'16]
6. [4'16]
◆2つのロンド Op.51 [13'47]
7. ロンド ハ長調 Op.51-1 [5'15]
8. ロンド ト長調 Op.51-2 [8'32]
◆ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 Op.10-1
9. 第1楽章 アレグロ・モルト・エ・コン・ブリオ [5'43]
10. 第2楽章 アダージョ・モルト [7'52]
11. 第3楽章 フィナーレ:プレスティッシモ [4'10]
CD2 [69'22]
◆ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 Op.10-2
1. 第1楽章 アレグロ [8'42]
2. 第2楽章 アレグレット [3'42]
3. 第3楽章 プレスト [4'02]
◆ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 Op.10-3
4. 第1楽章 プレスト [7'36]
5. 第2楽章 ラルゴ・エ・メスト [9'07]
6. 第3楽章 メヌエット:アレグロ [3'03]
7. 第4楽章 ロンド:アレグロ [4'18]
◆ニ長調の主題による変奏曲 Op.76 [6'08]
8. [6'08]
◆バガテル 変ロ長調 WoO60 [1'16]
9. [1'16]
◆ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.2-1
10. 第1楽章 アレグロ [6'33]
11. 第2楽章 アダージョ [5'07]
12. 第3楽章 メヌエット:アレグレット [3'05]
13. 第4楽章 プレスティッシモ [6'36]
CD3 [68'02]
◆ピアノ・ソナタ 第2番 イ長調 Op.2-2
1. 第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ [10'41]
2. 第2楽章 ラルゴ・アパッショナート [5'53]
3. 第3楽章 スケルツォ:アレグレット [3'32]
4. 第4楽章 ロンド:グラツィオーゾ [6'45]
◆ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調 Op.2-3
5. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ [10'36]
6. 第2楽章 アダージョ [8'02]
7. 第3楽章 スケルツォ:アレグロ [3'19]
8. 第4楽章 アレグロ・アッサイ [5'19]
◆アンダンテ・ファヴォリ WoO57 [7'54]
9. [7'54]
◆ポロネーズ ハ長調 Op.89 [5'54]
10. [5'54]
シモーネ・ピエリーニ(フォルテピアノ)
使用楽器(オリジナル):ヨハン・ハーゼルマン(18世紀末〜19世紀初頭)、マティアス・ミュラー(1822年/WoO83、Op.76)、コンラート・グラーフ(1830年/Op.89)
録音:2023年11月(小品)、2024年1〜7月(ソナタ)
場所:イタリア共和国中部、ラツィオ州、ローマ県、モンテ・コンパトリ、アンニバルデスキ宮
Track list
96978
Ludwig van Beethoven 1770-1827
Early Piano Sonatas Opp. 2-7-10
CD1 65'29
Sonata in E flat Op.7
1. I. Allegro molto e con brio 8'06
2. II. Largo, con gran espressione 7'29
3. III. Allegro 5'07
4. IV. Rondo. Poco Allegretto e grazioso 6'28
5. Ecossaises WoO83 * 2'23
6. Allegretto in C minor WoO53 4'16
7. Rondo in C Op.51 No.1 5'15
8. Rondo in G Op.51 No.2 8'32
Sonata in C minor Op.10 No.1
9. I. Allegro molto e con brio 5'43
10. II. Adagio molto 7'52
11. III. Finale. Prestissimo 4'10
CD2 69'22
Sonata in F Op.10 No.2
1. I. Allegro 8'42
2. II. Allegretto 3'42
3. III. Presto 4'02
Sonata in D Op.10 No.3
4. I. Presto 7'36
5. II. Largo e mesto 9'07
6. III. Menuetto. Allegro 3'03
7. IV. Rondo. Allegro 4'18
8. Variations in D Op.76 * 6'08
9. Bagatelle in B flat WoO60 1'16
Sonata in F minor Op.2 No.1
10. I. Allegro 6'33
11. II. Adagio 5'07
12. III. Menuetto Allegretto 3'05
13. IV. Prestissimo 6'36
CD3 68'02
Sonata in A Op.2 No.2
1. I. Allegro vivace 10'41
2. II. Largo appassionato 5'53
3. III. Scherzo. Allegretto 3'32
4. IV. Rondo Grazioso 6'45
Sonata in C Op.2 No.3
5. I. Allegro con brio 10'36
6. II. Adagio 8'02
7. III. Scherzo. Allegro 3'19
8. IV. Allegro assai 5'19
9. Andante Favori WoO57 7'54
10. Polonaise in C Op.89 ** 5'54
Simone Pierini fortepiano
Original fortepiano by Johann Haselmann (end of 18th century-early 19th century), collezione Romeo Ciuffa
* Original fortepiano by Matthias Müller (1822), collezione Giuseppe Accardi
** Original fortepiano by Conrad Graf (1830), collezione Giuseppe Accardi
Recorded: 20-21 November 2023 (shorter pieces); 15-18 January (Sonatas Op.2), 26 January (Polonaise Op.89) & 2-4 July 2024 (Sonatas Opp. 7 and 10); Palazzo Annibaldeschi, Monte Compatri, Italy
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投稿日:2026/03/23 (月)
表現に富んだ充実した演奏である 曲の配列も個性が際立ちピリオド楽器とはにわかに信じがたい出来映えである。即興のフレーズも納められていて新鮮さも感じられる。

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Beethoven (1770-1827) Items Information
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Furtwangler / Bayreuth 1951 German Edition. In 1951 Wilhelm Furtwangler twice demonstr... HMV&BOOKS online|Friday, January 1, 2008 21:20
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