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Face2Face -Beethoven String Quartets Nos.6, 10, Kelterborn String Quartet No.6 : Amaryllis Quartett

Beethoven (1770-1827)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
304463BC
Number of Discs
:
1
Format
:
CD
Other
:
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Product Description


ベートーヴェンと現代作品の組み合わせ「Face2Face」第2弾

弦楽四重奏曲第6番、第10番「ハープ」、ケルターボルン第6番
アマリリス四重奏団

【概要】
◆ドイツの実力派弦楽四重奏団、アマリリス四重奏団によるコンセプト・アルバム「Face2Face」シリーズの第2弾。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲と現代作曲家の弦楽四重奏曲を組み合わせることで、ベートーヴェン作品の面白さを多角的に検証するシリーズ。

【作品】
◆ベートーヴェン: 初期の弦楽四重奏曲第6番と、中期の弦楽四重奏曲第10番「ハープ」、およびスイスの作曲家ルドルフ・ケルターボルンの弦楽四重奏曲第6番を収録 。アマリリス四重奏団はケルターボルンと親交がありました。

【演奏】
◆アマリリス四重奏団は、アルバン・ベルク四重奏団などに師事したドイツの四重奏団で、知的なプログラム構成と、高精度なアンサンブルで有名。

【録音】
◆2024年3月から6月にかけてドイツ北部、ブレーメンのゼンデザールでセッション録音。音響抜群のホールで弦楽四重奏曲の多彩な響きを素晴らしい質感で収録しています。

【仕様】
◆装丁はデジパック仕様で、ブックレット(ドイツ語、英語・20ページ)には、ハンブルク音楽演劇大学の応用美学哲学研究員ベンヤミン・シュプリックによる解説などが掲載。EU製で、ディスクはメジャー・レーベルでもおなじみの独オプティマル・メディアが製造。

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 作品情報付きトラックリスト

CD [72'28]
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770-1827)
◆弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.18-6 [24'04]
1800年の春から夏頃に書かれたベートーヴェン29歳の時の作品。随所にベートーヴェン的な要素が確認される力作。

01. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ [5'37]
変ロ長調。2/2拍子。ソナタ形式。冒頭、第1ヴァイオリンが主導する勢いのある主題は第1ヴァイオリンとチェロの対話として立体的に示され、エネルギッシュに展開。第2主題もリズミカルで、展開部における動機の断片化と再構築、強弱の急激な交替はまさにベートーヴェンならではのスタイル。

02. 第2楽章 アダージョ・マ・ノン・トロッポ [7'32]
変ホ長調。2/4拍子。三部形式。主部は第1ヴァイオリンによる優美で装飾的な旋律が支配的。中間部では短調へと移行し、雰囲気が一変。ここでは、予期せぬアクセント、休符による沈黙、不協和音が導入され、第1楽章の快活さとは対照的な緊張感も現れます。主部が回帰したのち、コーダでは短調の陰りを残しながら静かなピチカートで終結。

03. 第3楽章 スケルツォ [3'12]
変ロ長調。3/4拍子。三部形式。スケルツォ主部では変則的なリズムが多用され、拍節感を混乱させる面白さがあります。中間部のトリオは比較的シンプルで主部とは対照的な安定を示しますが、再び主部が回帰してリズムの混沌が示されます。

04. 第4楽章 ラ・マリンコニア 7'43
変ロ長調。楽章の半分近くを占める長大な序奏付きの自由なロンド形式。序奏には「最大のデリカシーをもって演奏されなければならない」という指示がイタリア語で書き込まれており、ラ・マリンコニア(憂鬱)の表現に心を砕いていたことがわかります。主部は軽快なドイツ舞曲風で、最後は憂鬱を振り払うかのように熱狂的なフィナーレで強引に終わります。


ルドルフ・ケルターボルン(1931-2021)
◆弦楽四重奏曲第6番 [17'18]
ケルターボルンは、バーゼル出身の作曲家、指揮者、音楽教育者。その音楽語法は、20世紀後半のセリー主義や前衛の洗礼を受けつつも、鋭敏な音響感覚と劇的な表現力を重視する独自のもの。
  弦楽四重奏曲第6番は、スイスのヴィンタートゥール・ムジークコレギウムからの委嘱作で、2002年にヴィンタートゥール弦楽四重奏団によって世界初演され、ベーレンライター社より出版。
  作品には嘆きや瞑想といった要素もあり、パウル・ザッハー(1906–1999)への追悼的な意味合いを持つものとも考えられます。

05. 第1楽章 [4'29]
冒頭、ソリスティックな役割を担う第1ヴァイオリンと、他の3楽器(第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)によるグループが「対極」として示され、第1ヴァイオリンは鋭角的なジェスチャーで空間を切り裂き、他の楽器は塊となってそれに応答、あるいは対立。その後、徐々に他の楽器も独自の動きを獲得し、テクスチュアが複雑化。やがて、第1ヴァイオリンが自己忘却的で嘆きに満ちたモノローグのような旋律を奏で、周囲の静寂と相まって、深い孤独を印象づけます。

06. 第2楽章 [4'59]
抑圧的な音楽が支配する楽章。4つの楽器が交互に主導権を争うような動きと、停滞する和音の中で互いを探り合うような動きが交錯。ここでは音響的な調和よりも、摩擦や緊張が重視されています。

07. 第3楽章 [3'53]
前楽章の重苦しさとは対照的に、極めて高い音域で微細にきらめくような音が出現。繊細なテクスチュアの中に、内面的な静けさが広がり、バルトークの「夜の音楽」の現代的な変容にも思えますが、より冷めたく透明なリリシズムが際立っています。フラジョレット奏法などを駆使し、弦楽器の倍音成分を生かしたガラス細工のように脆く美しい音響世界。

08. 第4楽章 [3'57]
冒頭、最高音域と最低音域を対置、あるいは結合させた攻撃的な和音が示され、激しい身振りの後、音楽は徐々にエネルギーを失い、静かな追想へと収束。


ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770-1827)
◆弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.74「ハープ」 [31'05]
1809年作曲。同年5月にナポレオン軍がウィーンに侵攻し、市街地を激しく砲撃。ベートーヴェンは、弟カールの家の地下室に避難し、わずかに残された聴力を爆音から守るために、枕を耳に押し当てて過ごしたという逸話が残されています。 オーストリアは敗北し、ウィーンはフランス軍の占領下に置かれ、貴族たちは疎開し経済は混乱し、通貨の暴落が市民生活を直撃。しかしこのような社会状況とは無関係に、この年、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、ピアノ・ソナタ第26番「告別」、そしてこの弦楽四重奏曲第10番「ハープ」という、変ホ長調を主調とする3つの傑作を完成させており、「変ホ長調の年」とも呼ばれる実りの多い年となっています。
  背景には、ナポレオンの弟、ジェローム・ボナパルトの宮廷楽長(カッセル)の地位が600ドゥカートという高額報酬で打診されていたベートーヴェンが、真剣に移住を検討すると周囲に漏らしたところ、ウィーンからの流出を防ぐため、ロプコヴィッツ侯爵、キンスキー侯爵、ルドルフ大公の3人が連名でベートーヴェンに終身年金を保証するという契約が成立したという事情があり、感謝の印としてロプコヴィッツ侯爵に献呈されたのがこの弦楽四重奏曲第10番でした。

09. 第1楽章 ポコ・アダージョ – アレグロ [9'35]
変ホ長調。2/4 – 4/4拍子。神秘的で問いかけるような序奏で開始。主和音から開始するものの、すぐに調性的な不安定さを漂わせ、主部への移行を心理的に準備。主部はソナタ形式。第1主題は変ホ長調の主和音を力強く打ち鳴らす短い動機で始まり、すぐに流麗で歌謡的な旋律へと移行。経過部や展開部、コーダでは、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロが互いに手渡すようにアルペッジョをピチカートで演奏。この音響効果は、弦楽四重奏にハープのような透明感をもたらしています。コーダは大規模で、第1ヴァイオリンの技巧的なアルペッジョのもと、他の楽器が主題を奏でる協奏曲的な華麗さも見せます。

10. 第2楽章 アダージョ・マ・ノン・トロッポ [9'25]
変イ長調。3/8拍子。美しく穏やかで歌に満ちた楽章。主題は極めて息が長く瞑想的。主題が回帰するたびに、繊細な装飾が加わり、テクスチュアが細分化。短調に転じる部分では哀愁を帯びた表情を見せるものの、全体としては安らぎと肯定感が支配的。

11. 第3楽章 プレスト [5'07]
ハ短調。3/4拍子。スケルツォ3回とトリオ2回で構成。交響曲第5番と同じハ短調で、運命動機が執拗に繰り返され、第1・第2楽章の穏やかさを打ち破るような激しい推進力とドラマティックな緊張感を生み出しています。トリオではハ長調に転じ、テンポをさらに上げて6/8拍子的な対位法を展開。楽章の終わりは、不気味なピアニッシモが引き延ばされ、緊張感を極限まで高めてアタッカで切れ目なく第4楽章に接続。

12. 第4楽章 アレグレット・コン・ヴァリアツィオーニ [6'58]
変ホ長調。2/4拍子。変奏曲形式。主題はシンプルで気品のあるもので、以下の部分が続きます。
第1変奏:チェロが主導するリズミカルな変奏。
第2変奏:ヴィオラ主導の穏やかな対話。
第3変奏:ヴァイオリンによる技巧的な走句。
第4変奏:豊かな和声によるコラール風の変奏。
第5変奏:リズムの細分化が進み、力強く発展。
第6変奏:保続音の上で奏でられる、田園的で穏やかな変奏。
コーダ:第6変奏からアッチェレランド(加速)が始まり、プレストのコーダへと突入する。最後は、軽やかで上機嫌な走り書きのようなパッセージ。


アマリリス四重奏団

録音:2024年3月26、27日(ベートーヴェンOp.18-6)、2024年5月26〜28日(ベートーヴェンOp.74)、2024年6月8日、9日(ケルターボルン)。
場所:ドイツ、ブレーメン、ゼンデザール
 演奏者情報

アマリリス四重奏団

 トラックリスト

CD [72'28]
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770-1827)
◆弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.18-6 [24'04]
01. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ [5'37]
02. 第2楽章 アダージョ・マ・ノン・トロッポ [7'32]
03. 第3楽章 スケルツォ [3'12]
04. 第4楽章 ラ・マリンコニア 7'43

ルドルフ・ケルターボルン(1931-2021)
◆弦楽四重奏曲第6番 [17'18]
05. 第1楽章 [4'29]
06. 第2楽章 [4'59]
07. 第3楽章 [3'53]
08. 第4楽章 [3'57]
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770-1827)
◆弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.74「ハープ」 [31'05]
09. 第1楽章 ポコ・アダージョ – アレグロ [9'35]
10. 第2楽章 アダージョ・マ・ノン・トロッポ [9'25]
11. 第3楽章 プレスト – ピウ・プレスト・クアジ・プレスティッシモ [5'07]
12. 第4楽章 アレグレット・コン・ヴァリアツィオーニ [6'58]

アマリリス四重奏団

録音:2024年3月26、27日(ベートーヴェンOp.18-6)、2024年5月26〜28日(ベートーヴェンOp.74)、2024年6月8日、9日(ケルターボルン)。
場所:ドイツ、ブレーメン、ゼンデザール
 Track list

Ludwig van Beethoven
String Quartet In B-Flat Major, Op. 18 No. 6
01 I. Allegro Con Brio 5'37
02 Ii. Adagio Ma Non Troppo 7'32
03 Iii. Scherzo. Allegro – Trio 3'12
04 Iv. La Malinconia. Adagio Allegretto Quasi Allegro 7'43

Rudolf Kelterborn
String Quartet No. 6
05 I. 4'29
06 Ii. 4'59
07 Iii. 3'53
08 Iv. 3'57

Ludwig van Beethoven
String Quartet In E-Flat Major, Op. 74 “Harp Quartet”
09 I. Poco Adagio – Allegro 9'35
10 Ii. Adagio Ma Non Troppo 9'25
11 Iii. Presto – Più Presto Quasi Prestissimo 5'07
12 Iv. Allegretto Con Variazioni 6'58

Amaryllis Quartett
Recorded at Sendesaal Bremen

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