DVD 輸入盤

ピアノ協奏曲第1番、ピアノ四重奏曲第1番管弦楽版 ラトル&ベルリン・フィル、バレンボイム(ヨーロッパ・コンサート2004)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2053658
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
ライブ盤,輸入盤

商品説明

バレンボイム、ラトル&ベルリン・フィル
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、ピアノ四重奏曲第1番


ベルリン・フィル好例の「ヨーロピアン・コンサート」。2004年はアテネのヘロデス・アッティコス奏楽堂で、指揮者としても同オケと縁の深いバレンボイムをソリストに迎えての興味深いブラームス・コンサートとなりました。
 1曲目はピアノ協奏曲第1番。ラトル&ベルリン・フィルは、この公演に先立つ2003年12月にツィマーマンの独奏で同曲をセッション録音、鮮烈な演奏が大反響を呼びましたが、ここではまったく資質の異なるピアニストの濃厚な歌い口に対して、完全に対応する柔軟さをみせています。
 もちろん、かたやスタジオでのセッション、かたや野外劇場での実況とシチュエーションは大幅に異なり、会場の制約もあってか、ここでは第一、第二ヴァイオリンを左手に並べた通常配置を採っていますが(ツィマーマン盤では第二ヴァイオリンを右手に配した両翼型配置)、強大なパワーとデリケートな細部表現とが共存した見事な演奏は変わりません、低弦の圧倒的な威力、とどろき渡るティンパニの力強さ、第3楽章における胸のすくような機動力の目覚しさ、木管群を中心として味わい深い独奏もあれば、要所要所であふれるような旋律表現の鮮やかさも聴かせてくれるという、ほとんどパーフェクトといいたいその演奏は、ライヴであることを考えれば音質の良さも含めて驚異的です。
 一方のバレンボイムは味わい濃いロマンティシズムで勝負。第1楽章のピアノの入り方にしても、細かくテンポをゆらしながら霧の中から徐々にあらわれてくるかのようなイメージを喚起させるあたりはさすがです。かつてのバルビローリ、メータとの録音、チェリビダッケとの映像作品でも一貫してロマンティックなアプローチを採ってきたバレンボイムですが、濃厚かつ重厚なピアニズムは堅持されている模様。往年の巨匠ピアニストを思わせる語り口の豊かさが印象的です。
 ちなみに、ツィマーマン盤とこの演奏の演奏時間は以下のようになっています。

 T:23:33 U:14:57 V:14:54 Total:53:24(バレンボイム)
 T:23:16 U:15:38 V:12:04 Total:50:58(ツィマーマン)

 後半のプログラムは、シェーンベルクが管弦楽用に編曲したピアノ四重奏曲第1番。これは昔からのラトルが得意とするレパートリーだけに、今回の演奏も素晴らしい仕上がりです。かつてのバーミンガム市響との録音を大きく上回る劇的な表現は、この作品の紹介に情熱を燃やしてきたラトルならではの見事なものです。

【収録情報】
ブラームス:
・ピアノ協奏曲第1番ニ短調 op.15
・ピアノ四重奏曲第1番ト短調 op.25(シェーンベルク編曲管弦楽版)

 ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 サイモン・ラトル(指揮)

 収録時期:2004年5月1日
 収録場所:アテネ、ヘロデス・アッティコス奏楽堂(ライヴ)

 特典映像:「The Europian Concert in Olympic Arhens」(字幕:英、独、仏)

 収録時間:本編102分、特典18分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCM 2ch. / Doldy Digital 5.1ch. / DTS 5.1ch.
 NTSC
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総合評価

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四重奏曲はラトルの大好きな曲なのだろう。...

投稿日:2009/05/04 (月)

四重奏曲はラトルの大好きな曲なのだろう。 こんな難曲をさらっと演奏してしまうベルリンフィルもすごい。 ピアノ四重奏曲は他の方も書かれているとおりピアノが不安定・・・

Dr.X さん | 愛知県 | 不明

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四重奏曲は言わずもがな。 ピアノ協奏曲も...

投稿日:2008/02/21 (木)

四重奏曲は言わずもがな。 ピアノ協奏曲もずば抜けている名演だと思う。ベルリンフィルはツィマーマンの時の数倍の完成度。 たしかにバレンボイムはミスが多い。でもそんなことより大切な完全な「音楽」を持っている。 この演奏を見てバレンボイムの大ファンになった。彼が世界屈指のピアニストとして評価されるのは当然だと納得した。楽譜を細部まで自分の物にしている姿にただただ唖然とした。

ブルックナー さん | TOKYO | 不明

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バレンボイムはドイツで根強い人気があるピ...

投稿日:2008/01/09 (水)

バレンボイムはドイツで根強い人気があるピアニスト。聴衆の表情を勝手に解釈しない方が良かろう。シェーンベルクがいかに天才だったかラトルの音楽づくりによって理解できる。

徳力 さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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