奇妙な四字熟語 ポプラ新書

杉岡幸徳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591180563
ISBN 10 : 4591180565
フォーマット
出版社
発行年月
2024年02月
日本
追加情報
:
222p;18

内容詳細

四字熟語の多くは、
古代の中国で生まれて長い年月を経ているのに、
いまだに「使える」「役立つ」ものが多いです。

ただ、「これ、一生使う機会ないなぁ」というような
見たこともないものもたくさんあります。
本書はそんな奇妙な「四字熟語」を200以上集めて、
その成り立ちや使い方、類義語などを紹介しました。

●已己巳己(いこみき)‥‥「已」「己」「巳」の漢字がよく似ていることから、互いに似ていること。
●変態百出‥‥形をいろいろと変えて姿を見せること。
●焚琴煮鶴‥‥琴を焼いて鶴を煮て食べてしまう。風流心がないこと。
●蜀犬吠日‥‥蜀の国には晴れ間がほとんどなかったため、この国の犬は太陽を見ると怪しんで吠えた。知識のない者が理解できないものを非難すること。
●洛陽紙価‥‥本がベストセラーになること。西晋の左思が発表した「三都賦」が大評判になり、その結果、洛陽の紙が不足して値段が上がったという故事から。

●変態百出(へんたいひゃくしゅつ)
【意味】 次々に姿形を変えること

まるで色とりどりの服を着た変質者たちが百人、
次から次へと現れるような、地獄のような光景を思わせる語だ。
だがここで言う「変態」とは「変質者」ではなく、
「姿を変える」という意味である。
オタマジャクシがカエルになることを生物学では「変態」と呼ぶが、
それだ。

「変態百出」で「次々と姿形を変える」という華麗な意味になる。
カフカの有名な小説『変身』(Die Verwandlung)も、
実は『変態』と訳すことができるのだ。
もっとも、『変態』というタイトルにすると、
何か別の小説と勘違いされそうである。
例文 その可憐なアイドルは衣装を惜しげもなく変え、
変態百出のステージを見せつけた。

【著者紹介】
杉岡幸徳 : 作家。兵庫県生まれ。東京外国語大学卒業。異端なもの、アウトサイダーなものを深く愛し、執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きみたけ さん

    奥さまチョイスの本。著者は以前読んだ「奇妙な漢字」と同じ杉岡幸徳氏。世の中の不可解な四字熟語を集めて解説と例文を加えた本。意味不明なもの、笑えるもの、教訓となるものなど約140個の多種多様な熟語が登場。知っていた熟語は1割もありませんでした〜😅気になった四字熟語。【呉越同舟】呉の人と越の人は仲が悪いが、同じ舟に乗って嵐にあったら協力し合うだろう、が本来の意味。【已己巳己(いこみき)】似ているもののたとえ。【清聖濁賢】酒のこと。昔禁酒しても、清酒=聖人、濁り酒=賢人といって飲んでいた故事から。

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杉岡幸徳

作家。兵庫県生まれ。東京外国語大学卒業。異端なもの、アウトサイダーなものを深く愛し、執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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