なぜかいじめに巻き込まれる子どもたち 子どもを守るために親が知るべき「いじめの正体」と予防策 ポプラ新書

川上敬二郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591179970
ISBN 10 : 4591179974
フォーマット
出版社
発行年月
2023年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;18

内容詳細

やってはいるが、うまくいっていない。それが日本のいじめ対策の現状だ―。いじめ対策がうまくいかない原因は、スマホ依存、ブラック部活、教員のブラック勤務による見逃し、“いけない”というだけのワンパターンな指導…にあった!?20年以上にわたり取材を続ける報道番組ディレクターが、“いじめの発生や深刻化の予防法”を徹底ルポ。一人でも苦しむ子を減らし、その家族も教員も救うため、私たち大人が子どもと一緒にできることとは。

目次 : 第1章 いじめ問題の正体―現状と課題を読み解く(対策の“智将”森田洋司/ 「いじめ問題」との出会い/ 森田と「いじめの四層構造」 ほか)/ 第2章 これからのいじめ予防対策―いじめに巻き込まれる子どもたちをどう守るか(子ども・家庭/ 教員/ 学校/ 社会)/ 第3章 明日からできる効果のある「いじめ予防」授業(ドイツの最新いじめ予防授業/ 情報リテラシー教育の必要性/ なぜ広まらない?世界トップクラスの予防策/ 北欧発の予防授業をやってみる/ フィンランド発「キヴァ」を参考にした授業/ “純潔主義”に訴えるだけの道徳を超えて/ 最後は「市民性教育」につきる/ いじめが止まりにくい社会)

【著者紹介】
川上敬二郎 : 1973年、東京都出身。1996年にTBS入社。ラジオ記者、報道局で社会部記者、『Nスタ』『NEWS23』『サンデーモーニング』などでディレクターやデスクを経て、現在『報道特集』ディレクター。「貧困ジャーナリズム大賞2022」特別賞(共同受賞)。TBSドキュメンタリー映画祭2023で『サステナ・ファーム トキと1%』(「国際有機農業映画祭」招待作品)を初監督。2003年には「米日財団メディア・フェロー」としてアメリカ各地で放課後改革を2ヶ月間取材。帰国後、友人と「放課後NPOアフタースクール」を設立(2009年に法人化。グッドデザイン賞やキッズデザイン賞を受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たまきら さん

    報道特集のディレクターによる最前線の「いじめ」ルポです。ただ、タイトル通りいじめに巻き込まれる子の定義を知りたいと思ったらちょっと裏切られた気持ちになるかもしれません。だって、答えはすべての子ども達だから。いじめはなくならない大人の世界にだってある社会問題です。でも、「こんなのおかしい」と言える大人になるために、小さい時に対処法を学び、生き残ってほしいーそんな強いメッセージが感じられる一冊でした。

  • 活字の旅遊人 さん

    TBSディレクターの著者が追い続けているテーマの一つが、学校のいじめ。これまでの取材をまとめて新書にしたようだ。取材から構成されたドキュメンタリーを元にするだけに、いろいろな人の意見が紹介されている。本書でももちろん触れている箇所はあるが、オトナ社会のリアルに慣れるための訓練を子どもがやっているのだとすれば、いじめを見つけたらすぐに介入、というのは全く非教育的なんだよな。そうするとやっぱりオトナがいじめをしないように心掛けないとダメな訳だ。戦争と同じで、やりたくないけどやめられないものなんだろうか。

  • 広瀬研究会 さん

    この本にはいじめの予防のための様々な対策の紹介と提言がなされている。とりわけ印象的なのは「修復的対話」と呼ばれる手法。生徒たちが自分の考えを冷静に伝え、そして相手の言葉をちゃんと聞けるようになる。そうすることで損なわれた関係を築き直せるんだ、という言葉に希望がわく。ただそれもいじめが深刻化する前の段階じゃないと難しいだろうし、だから本文中に何度も書かれている通り、いじめの芽は早く見つけて、そして摘まなければならないんでしょう。他にもたくさん感想はあるけど、とにかく本気度が伝わってくる本です。

  • takao さん

    ふむ

  • 乱読家 護る会支持! さん

    本書は、いろいろと原因らしきものを書いてあるが、僕はなんか違うように思う。 イジメが起きているのは、個人の損得だけを追い求めて、他人の痛みを感じ取ろうとしない日本人が圧倒的に増えてきているからである。この現代日本の問題が、子どもの社会にも映し出されているだけのこと。 なぜ、他人の痛みを感じれないのか? 人は本来は、一人では生きられない。助け合って生きていくほかはない。だから、集落が出来、それが大きくなって国家が出来た。 日本人が敗戦で失ってしまった「祖国」を取り戻すしか、根本的な問題解決にはならない。

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