太っちょ貴族は迷宮でワルツを踊る 2 OVERLAP NOVELS

風見鶏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784824006325
ISBN 10 : 4824006325
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;19

内容詳細

追放された太っちょな貴族の三男であるミトロフは、“食費”のために冒険者となった。エルフ族の少女グラシエと、遺物に呪われた少女カヌレと共に迷宮に潜る中で、異常個体である赤目のトロルの討伐に成功し、ギルドで一躍時の人となる。そんな中で、グラシエが一時的にパーティを離脱し、ミトロフはカヌレと2人きりで迷宮に行くことに。探索中に出会ったのは、怪我をした獣人の少女アペリ・ティフだった。彼女を治療したことで妙に信頼を得たミトロフは、“裏”に棲む魔物の討伐を依頼される。しかし、裏の魔物は“表”に棲息するより強力な上位種で―!?さらに、依頼に臨もうとするミトロフたちに、カヌレの兄を名乗る白銀の騎士が訪ねてくる。「カヌレを連れ戻しにきた」と。パーティ崩壊の危機に、ミトロフは“貴族”としての矜持すら捨て、決闘に挑む―!追放された“太っちょ”な貴族による“優雅”な迷宮攻略譚、第2幕!

【著者紹介】
風見鶏 : 1991年、山口県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • わたー さん

    ★★★★★グラシエが故郷へ戻ったことで、カヌレと二人で迷宮探索を続けるミトロフ。しかし、カヌレの兄である甲冑の騎士が彼女を連れ戻しに来て…な2巻。良い。凄く良い。私がこの作品に求めていたことが余すところなく盛り込まれたうえで、さらにもう一歩、予想の先をいく展開。いやあ、堪能させてもらった。迷宮探索に慣れたことで次に考えるのは生活環境の改善。収支をつけ始めたものの、結局は食費に金がかかっているという当然の帰結から、駆け出しの木っ端冒険者らしい生活感の漂う感じがして、実にしみったれていて大好き。

  • ホシナーたかはし さん

    良きかな。今回はカヌレ回。イラストをイメージに近い雰囲気で描いてくれると、とてもシンクロしている気になってうれしいです。ミトロフはハーレムを構築しつつある、でも彼自身良い奴なので納得。何故迷宮に潜るのか、それは何故仕事をするのかに共通するところがありますね・・・

  • 尚侍 さん

    ものすごく面白かった。いやー2巻にして化けましたね。グラシエがいなくなったことでどのように話を進めていくのかと思っていましたが、カヌレとの絆を深めていきつつ自らも成長していく展開は読んでいて気持ちよかったし、ラストの決闘のシーンはラノベではよくあるものですが、そこまでの流れが自然だったこともあり、決闘することに説得力があったのが実によかったです。タイトルの回収も自然でしたし、これは俄然続きが楽しみになってきました。最終的にカヌレの呪いを解くところまではぜひ続いてほしいですね。

  • 菊地 さん

    今巻も地に足がついた冒険者描写がしみじみと面白い。 チート能力を持っていないし、生活の変化から不器用なところも見せる完璧とは言えない主人公だけど、仲間のたまに誠実に頑張る姿が素敵でしたね。好き。

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風見鶏

1991年、山口県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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