ショスタコーヴィチ(1906-1975)

人物・団体ページへ

CD 輸入盤

交響曲第10番 カラヤン&ベルリン・フィル(1981)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4775909
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

カラヤン/ショスタコーヴィチ第10番(1981年)

1981年デジタル録音。カラヤンは1966年にも一度この作品をレコーディング、1969年のソ連ツアーでは作曲者臨席のもとで演奏しています。カラヤンが取り上げた唯一のショスタコ作品だったこともあり、「訪ソ用レパートリー」などとする向きもありましたが、70年代にはザルツブルク音楽祭で演奏した記録もあり、デジタル時代を待っていたかのように再録音をおこなうなど、カラヤンにとっては自信のレパートリーだったのでしょう。
 実際、高度に完成された演奏の凄味は見誤りようもなく、重厚かつ流麗な弦楽を主体にじっくりと練り上げていくカラヤン流の音楽造りが、ロシア勢による演奏とはひと味違うユニークな感銘を与えてくれます。全体を貫く緊張感も素晴らしく、この時期、5月におこなわれた『トゥーランドット』録音を頂点とするカラヤンの充実し切った勢力の凄さを伺わせるに充分。終楽章で炸裂するベルリン・フィルのフル・パワーもたまらなく魅力的です。
 この演奏は、以前に「カラヤン・ゴールド」としてOIBP化されており、このときには、従来の硬く狭苦しさのあった音場の問題が解消され、分厚い弦楽セクションの後ろから壮大に盛り上がるブラス・セクションという巨大スケールのサウンドを見事に再現、高域の切れ味も加えて、OIBPリマスタリングの顕著な成功例と言える仕上がりだっただけに、今回のプライス・ダウンでの再登場は大変嬉しいところです。

・ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調 op.93

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音:1981年2月 ベルリン、フィルハーモニー[デジタル]

収録曲   

  • 01. 交響曲第10番ホ短調 作品93 - 第1楽章 Moderato
  • 02. 交響曲第10番ホ短調 作品93 - 第2楽章 Allegro
  • 03. 交響曲第10番ホ短調 作品93 - 第3楽章 Allegretto
  • 04. 交響曲第10番ホ短調 作品93 - 第4楽章 Andante-allegro

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
19
★
★
★
★
☆
 
6
★
★
★
☆
☆
 
3
★
★
☆
☆
☆
 
1
★
☆
☆
☆
☆
 
2
★
★
★
★
★
非常に充実した響きのショスタコーヴィッチ...

投稿日:2018/02/02 (金)

非常に充実した響きのショスタコーヴィッチです。感銘を受ける演奏です。録音も素晴らしいです。

ルシータ さん | 東京都 | 不明

1
★
★
★
★
★
どこか不気味でグロテスクなショスタコーヴ...

投稿日:2016/05/19 (木)

どこか不気味でグロテスクなショスタコーヴィチの音楽。特に10番は政治的な背景も深く絡んでいると言われる。しかし、カラヤンはそんなことお構いなし。やはり、いつも通りの豪快な音とたっぷりなレガートでカラヤン流の美しい演奏になってる。ショスタコーヴィチにカラヤンの音楽造りはまるで水と油といえるかもしれない。しかし、どうしてだろう。これが圧倒的名演なのだ。確かにムラヴィンスキーのような恐怖的でザッハリヒとした演奏もすばらしい。だが、カラヤンの演奏は奏者の圧倒的余裕があり、この曲が本来持っているオーケストレーションの美しさをストレートに伝えてくれる。この美しさとグロテスクな音楽が絶妙にマッチし他の演奏にないすばらしい魅力を引き出している。美しいグロテスクほど味わい深いものはない。皮肉なことだ。まさにカラヤン/BPOだからこそ出来た演奏ではないだろうか。何度聞いても新しい発見があり、この演奏を聞くたびにしばらく10番にハマってしまう自分がいる。今ではムラヴィンスキーよりカラヤンの演奏を聴く方が多くなってしまった。自分にとって、まるで麻薬のような演奏だ。

やっす さん | 北海道 | 不明

1
★
★
★
★
★
個人的には第10番が最高傑作だと感じてい...

投稿日:2015/10/16 (金)

個人的には第10番が最高傑作だと感じています。随分昔カラヤンがこの曲のレコードを出したときは不思議な気持ちでしたが、演奏に聴き惚れた記憶があります。ある女性と自分の人名を盛り込んだ2つのテーマの掛け合いに謎があるということはさておき、美しさと迫力を兼ね備えた名曲の名演と思っています。

テリーヌ さん | 大阪府 | 不明

1

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

プロフィール詳細へ

ショスタコーヴィチ(1906-1975)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト

  • 作成者:ぱぱちゃんさん