幕が下りて

ナイオ・マーシュ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784434322488
ISBN 10 : 4434322486
フォーマット
出版社
発行年月
2023年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
444p;19

内容詳細

“FINAL CURTAIN”(1947年)は、ロデリック・アレン警部をフューチャーしたシリーズの第14作。前半はアレン警部の妻トロイの視点でアンクレトン館の様子と事件の推移が描かれる。アンクレトン館の人々のやや異様とも思える人間関係の微妙な均衡が崩れ、まるで運命に導かれるように悲劇的な結末へと進んでいく。アレン警部は丁寧な聴取を重ね、ついに驚くべき真相にたどり着くのだが…。英国女流推理作家“ビッグ4”の一人、ナイオ・マーシュのベストとの呼び声も高い傑作、ついに初邦訳!

【著者紹介】
ナイオ・マーシュ : 1895〜1982。ニュージーランド出身の女性劇作家、演出家、推理作家。1934年に出版した長編推理小説『アレン警部登場』で作家デビュー。1967年には、大英帝国勲章を授与され、デイム(大英帝国勲章を得た女性に対する尊称)の称号を得た。1978年にはアメリカ探偵作家クラブの巨匠賞を受賞。ナイオ・マーシュは英米ではアガサ・クリスティーやドロシー・L・セイヤーズ、マージェリー・アリンガムとともに英国女流推理作家「ビッグ4」と称される当時を代表する本格推理作家の一人である

松本真一 : 1957年生まれ。上智大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • UPMR さん

    マーシュ作品の中ではいちばん良かった。唯一最後まで犯人の目星がつかなかったし。事件が起こるまで少しかかるし、起きてからも捜査に発展するまでラグがあったりして少々じれったいのだが、感情豊かなアンクレット家の面々の個性はよく際立っていて、一族を支配する老当主に、玉の輿狙いの若い愛人、それに反感を抱く親族たちというベタだがドラマに満ちた構図は波乱のある展開をちゃんと生み出しており、退屈しない。↓

  • ヨッシー さん

    新刊29冊目

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