ジャック・ランシエール

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文学の政治 批評の小径

ジャック・ランシエール

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801007079
ISBN 10 : 4801007074
フォーマット
出版社
発行年月
2023年06月
日本
追加情報
:
402p;20

内容詳細

エクリチュールの民主主義が成立する近代以降、“文学”によってラディカルな次元で可能となる既存の「分割=分配」への異議申し立てを提示する、メタ・ポリティークの詩学。

目次 : 1 仮説(文学の政治/ 文学的誤解)/ 2 人物(エンマ・ボヴァリーの処刑―文学、民主主義、医学/ 戦場にて―トルストイ、文学、歴史/ 闖入者―マラルメの政治/ ベルトルト・ブレヒトの悦ばしき知識/ ボルへスとフランス病)/ 3 交錯(窓から入ってくる真理―文学的真理、フロイト的真理/ 歴史家、文学、伝記ジャンル/ 哲学者における詩人―マラルメとバディウ)/ 闖入者の思考、あるいは、第三の岸―ジャック・ランシエール『文学の政治』の余白に

【著者紹介】
ジャック・ランシエール : 1940年、アルジェ生まれ。哲学者。パリ第八大学名誉教授。アルチュセールに師事するもその後訣別。政治哲学、文学批評、美学など幅広い分野で活躍

森本淳生 : 1970年、東京生まれ。京都大学人文科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヤマニシ さん

    「「文学の政治」という表現が含意するのは、文学は文学として、こうした空間と時間、見えるものと見えないもの、言葉と雑音の切り分けに介入する、ということである。」(p17)

  • mori-ful さん

    「ある意味で、政治的活動とはすべて、何が言葉で何が叫びであるかを決定する闘争であり、したがって、政治的な能力を証明する感覚可能な境界線を引き直す闘争である」「政治が始まるのは(略)自分の仕事以外のことをする時間を持たない人々が、持たないはずの時間を割いて、自分が公共の世界に参加する話す存在にほかならず、凶暴な、あるいは、苦しんでいる動物などではないことを証明するときなのである」

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