ハリウッドのルル

ルイズ・ブルックス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336074782
ISBN 10 : 433607478X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
340p;20

内容詳細

完全なる幻影、夢の女……ハリウッドの反逆者……悪女の誘惑……ミューズの蠱惑……アンチスターの肖像……魔的な美、堕ちた天使……エロスの化身……

サイレント期アメリカ映画界で活躍し、グレタ・ガルボ、マレーネ・ディートリッヒと並び称され、今もハリウッド黄金時代のミューズとして多くの人々に愛されている伝説の女優、ルイズ・ブルックス(1906-1985)。〈自由な精神の権化〉たる自らの人生を軽やかに語り、40年の長きにわたって読み継がれている自伝的エッセイの傑作がついに登場(1982年刊)。
すべての男女を破滅に導く“宿命の女”ルルを演じて神話的存在となった代表作『パンドラの箱』ほか、『人生の乞食』『淪落の女の日記』などの主演映画の舞台裏、W・C・フィールズ、ハンフリー・ボガートなどのハリウッド・スターやウィリアム・ウェルマン、G・W・パプストなどの監督との交友、そして魑魅魍魎が跋扈するハリウッド・バビロンの〈天国と地獄〉を歯に衣着せぬ闊達な文章で綴る。
序文=ウィリアム・ショーン 解説=ロッテ・H・アイスナー、ケネス・タイナン

*原書刊行時に寄せられた絶賛評

〈辛辣で、威勢がよく、饒舌。機知や悪口が小気味よく飛び交う。『ハリウッドのルル』でブルックスは、ともに生きた僚友たちの、彼女の鋭い目が射貫いたありのままの姿を共感こめて描いている。その前では多くの映画解説者の神秘めかした物言いはカビ臭く聞こえてしまう。ここでのルイズ・ブルックスは、香に包まれ、花の冠を戴いた清浄の女神ではなく、皮肉な警句を飛ばす生きのいい話相手であり、通俗やもったいぶった感傷癖とは正反対のところに身を置いている〉 ジェイムズ・ウォルコット「エスクワイア」

〈無駄のない奔放な文体で書かれた、時代の証言たり得るこれらのエッセイは、アメリカ映画に関する文章で私がこれまでに読んだ最高のもののひとつだ……22歳のルイズ・ブルックスは“ルル”を映画史に刻み込んだ。75歳の彼女は『ハリウッドのルル』でもうひとつの至芸を見せた〉ジョン・ラー「ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー」

〈深い洞察とめくるめく自在な語り口――ダイヤモンドの切れ味を持った文章は爽快で、その美しさは表現の正確さに裏打ちされている〉 「フィルム・コメント」

【目次】
序文 ウィリアム・ショーン
第1章 カンザスからニューヨークへ
第2章 『人生の乞食』のロケ撮影
第3章 マリオン・デイヴィスの姪
第4章 ハンフリーとボギー
第5章 W・C・フィールズのもうひとつの顔
第6章 リリアン・ギッシュとグレタ・ガルボ
第7章 パプストとルル
エピローグ なぜ私は回想録を書かないか
私の見たルイズ・ブルックスーー目撃証人は語る ロッテ・H・アイスナー
黒ヘルメットの女 ケネス・タイナン
ルイズ・ブルックス フィルモグラフィー
訳者あとがき
索引(人名・映画題名)

【著者紹介】
ルイズ・ブルックス : 1906年アメリカ・カンザス州生まれ。15歳でデニショーンダンス団でダンサーとして活動を開始、その後ジーグフェルド・フォリーズにも出演。25年『或る乞食の話』で銀幕デビューした後、ドイツへ渡りG・W・パプスト監督『パンドラの箱』『淪落の女の日記』(共に29年)で主演、代表作となる。38年に引退。50年代後半から雑誌にエッセイを発表し、82年本書『ハリウッドのルル』を刊行、ベストセラーとなる。85年逝去。サイレント映画の黄金時代を代表する伝説の女優、ショート・ボブのモダンガールとして今も全世界で人気が高い

宮本高晴 : 1952年福井県生まれ。英米映画関係の翻訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しゅん さん

    20〜30年代映画史の伝説ルイズ・ブルックスのエッセイ集。日本語翻訳でもわかる、他人への軽蔑と愛着が入り混じって知性と愚かさが奇妙な均衡に達する文章の不思議な感じ。ハンフリー・ボガードやリリアン・ギッシュ、グレタ・カルボに対する醒めた批評がいい。ハリウッドって本当にこう言う場所だったんだろうな、という感触が今まで読んだ文章で一番伝わってくる。とりあえずルイズのことがめっちゃ好きになる。

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ルイズ・ブルックス

1906年アメリカ・カンザス州生まれ。15歳でデニショーンダンス団でダンサーとして活動を開始、その後ジーグフェルド・フォリーズにも出演。25年『或る乞食の話』で銀幕デビューした後、ドイツへ渡りG・W・パプスト監督『パンドラの箱』『淪落の女の日記』(共に29年)で主演、代表作となる。38年に引退。50

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