初恋写真 角川文庫

藤野恵美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041135563
ISBN 10 : 4041135567
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
432p;15

内容詳細

桜の花びらが舞う、春爛漫のキャンパス。どのサークルも新入生勧誘で浮足立つ中、写真部のブースに立つ2年生の星野は、無骨な一眼レフを首から下げた女の子に一目惚れ。だが、男子校出身の星野は女性に免疫がなく、一方彼女は過去の出来事で男性への恐怖心を捨てきれずにいた。不器用ながら少しずつ心を通わせていく2人に、新たなる試練が―人を好きになることで自分らしい一歩を踏み出す勇気を描く、ピュアで爽やかな恋愛小説。

【著者紹介】
藤野恵美 : 1978年大阪府堺市生まれ。大阪芸術大学卒業。現在、大阪芸術大学客員准教授。2004年『ねこまた妖怪伝』で第2回ジュニア冒険小説大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よっち さん

    男子校出身で女子に免疫がない大学2年生の星野。所属している写真部の新入生勧誘で、カメラを首から下げた新入生の花宮まいと出会い、一瞬で心を掴まれる青春小説。写真部に入部して、新歓撮影会などを経て少しずつ星野と仲良くなっていく花宮。一方である理由で高校に行けなくなった彼女の過去があって、付き合うことになったものの、実は男性が苦手な花宮のトラウマを刺激してしまう星野。こういうのはなかなか難しいなと感じながら読んでいましたけど、不器用な二人が相手を尊重しながら少しずつ距離を詰めてゆく初々しい距離感が良かったです。

  • あおでん@やさどく管理人 さん

    【第42回やさどく】文庫版で再読。少しずつお互いの間に信頼関係ができて、好きなことも嫌なことも伝えられるようになる過程がよい。相手のことを思いやれる穏やかな2人なら、きっとこれからも幸せだろうと思う。

  • Gonzou82 さん

    う〜ん。なんと表現したらいいのかわからない読後感。元々文面はこんな感じだったなぁという感じだけど、恋愛してるとは思えないような冷静さ。という文面なのか。。。テーマが重いのだけど、そんなお話の感じではないような感じ。文章とは裏腹にやってることは結構なことやってますなぁという感じ。若い頃はこんな感じだったのかなぁと?思わないでもないお話でした。

  • kitten さん

    単行本既読、新刊で購入。青春三部作(わたしの恋人、ぼくの嘘、ふたりの文化祭)の番外編?、みたいな、感じ。舞台は大学で、猫に好かれる地味な男子、星野と、過去の事件で男性恐怖症になってしまった、まいの物語。過去作と同様に、男子目線、女子目線の繰り返しで話は進んでいく。二人とも超真面目なので話としては第一作(わたしの恋人)に近いかな。あまりにも正しい日本語を使いすぎてて、そんなやつおらんやろ、と笑ってしまった。男子が常に欲望をたぎらせてるとは限らないし、女子だって積極的になることもあるよなあ。

  • meiko37 さん

    大学生の恋愛。初々しい。男子校出身で、女性に免疫のない星野と心に傷をおって高校を中退していた花宮まい。付き合いはじめてから、2人が結ばれるまでの紆余曲折。終始、まいのことを大事にする星野。可愛いふたりの恋愛。この先はどうなるのか、のぞいてみたい気もする。もう、初々しい気持ちにはなれないんだなと、さみしく思うおばさんでした。

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藤野恵美

1978年大阪府堺市生まれ。大阪芸術大学卒業。現在、大阪芸術大学客員准教授。2004年『ねこまた妖怪伝』で第2回ジュニア冒険小説大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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